函館朝市は、JR函館駅のすぐ隣に広がる人気観光スポットです。
名物の「活いか釣り体験」は、釣ったばかりの透明なイカをその場で刺身にして味わえることで知られています。
一方で、「アニサキスは大丈夫?」「生イカは安全?」と不安に思う旅行者も少なくありません。
本記事では、函館朝市の基本情報から、アニサキスの基礎知識、安全に楽しむポイントまで詳しく解説します。
函館朝市の基本情報

函館朝市は戦後、近郊農家の立ち売りから始まり、現在では約250店舗が軒を連ねる巨大市場へと発展しました。
年間100万人以上が訪れる「函館の台所」として、海産物や農産物、飲食店が集まっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道函館市若松町周辺(JR函館駅すぐ隣) |
| 店舗数 | 約250店舗 |
| 営業時間 | 5:00〜14:00頃(1月〜4月は6:00〜) |
| 定休日 | 年中無休(店舗により異なる) |
昼過ぎには閉店する店も多いため、活気を楽しむなら午前中の訪問がおすすめです。
名物「活いか釣り体験」とは

駅二市場内の元祖活いか釣堀は、函館朝市を代表する体験型スポットです。
専用の竿でイカの耳を引っ掛けて釣り上げ、すぐに職人が捌いて刺身にしてくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 体験場所 | 駅二市場内 元祖活いか釣堀 |
| 料金 | 時価(目安600円〜2,000円程度) |
| 営業時間 | 7:00〜14:00(なくなり次第終了) |
| 休業日 | 第3水曜(1〜6月、10〜11月)、12/31〜1/4 |
透明で身が透き通るイカは鮮度の証です。
なお、天候や不漁により入荷がない日もあるため、最新情報の確認が大切です。
アニサキスとは?基礎知識を解説

アニサキスは、サバやイカなどに寄生する白い糸状の寄生虫です。
生食により「アニサキス症」を引き起こすことがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大きさ | 約2〜3cmの白色幼虫 |
| 主な寄生魚介 | サバ、アジ、サーモン、イカなど |
| 症状 | 摂取後数時間〜数十時間で激しい腹痛、吐き気、嘔吐 |
| 治療 | 内視鏡による摘出 |
魚が死亡して時間が経つと、内臓から身へ移動する特徴があります。
そのため、鮮度管理が重要です。
イカとアニサキスの関係
イカは比較的アニサキスが寄生しやすい魚介類です。
特にスルメイカは注意が必要とされています。
イカとアニサキスのポイント
- 危険な食べ方:
- 生イカの刺身、内臓(イカゴロ)の生食
- 寄生部位:
- 主に内臓表面、時間経過で筋肉へ移動
- 代表的症状:
- 摂取後3〜4時間でみぞおちの激しい痛み
- 酢や醤油では死滅しない
ただし、適切な処理を行えばリスクは大きく下げられます。
アニサキスの予防法
厚生労働省でも推奨されている基本的な予防法は次の通りです。
アニサキス予防の基本
- 加熱する:
- 中心部60℃で1分以上、または70℃以上まで加熱
- 冷凍する:
- -20℃以下で24時間以上冷凍
- 目視確認:
- 刺身調理時に白い糸状の虫を取り除く
- 内臓を速やかに除去する
家庭用冷凍庫(約-18℃)では十分でない場合もあるため、生食する場合は「刺身用(冷凍処理済)」を選ぶと安心です。
函館朝市の活いかは安全?

函館朝市の活いか釣りで大規模な食中毒報告はほとんど見られません。
その理由は以下の通りです。
安全とされる理由
- 釣った直後の極めて高い鮮度
- 内臓から身へ移動する前に提供される
- 職人による目視確認と迅速な処理
- いかソーメン状の細切り加工による物理的切断効果
また、1月〜5月に多いヤリイカは、スルメイカに比べて寄生リスクが低いとされています。
不安な場合の安全な楽しみ方

どうしても生食が心配な方は、加熱メニューを選ぶのも一つの方法です。
安心して楽しむコツ
- イカ焼きや天ぷらなど加熱料理を選ぶ
- 提供された刺身を目で確認する
- よく噛んで食べる
- 体調に不安がある場合は無理をしない
過去の函館市内でのアニサキス食中毒の多くは、家庭調理や不十分な冷凍処理が原因であり、朝市の活いか体験が原因となった事例は極めて稀とされています。
まとめ
函館朝市の活いか釣り体験は、旅行者にとって忘れられないグルメ体験です。
アニサキスのリスクはゼロではありませんが、極めて高い鮮度管理と職人の迅速な処理により、リスクは低く抑えられています。
加熱や冷凍といった基本的な予防知識を理解し、不安があれば加熱料理を選ぶなどの工夫をすれば、安心して楽しむことができます。
函館を訪れた際は、安全に配慮しながら名物の活いかを体験してみてください。



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