熱海駅は、伊豆観光の玄関口として多くの旅行客が利用する主要駅です。
東海道新幹線を使えば、東京・名古屋・大阪方面へスムーズに移動できますが、実は号車選びによって「乗りやすさ」「降りやすさ」「車内での快適さ」が大きく変わります。
この記事では、熱海駅の構造を踏まえたうえで、目的別におすすめの号車や座席、利用時のポイントを詳しく解説します。
熱海駅の基本情報

まずは、熱海駅の立地や路線構成を把握しておきましょう。
駅の特徴を知ることで、新幹線利用時の動線がイメージしやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県熱海市田原本町11-1 |
| 開業 | 1925年3月25日 |
| 乗り入れ路線 | 東海道新幹線、東海道本線、伊東線 |
| 駅の位置付け | JR東日本とJR東海の境界駅 |
| 駅ビル | ラスカ熱海(商業施設・飲食店) |
熱海駅の駅構造と新幹線ホームの特徴
熱海駅は在来線と新幹線で改札が分かれており、新幹線ホームへは改札階から階段・エスカレーターで上がる構造です。
新幹線ホームは2面2線の相対式で、上り(東京方面)・下り(名古屋・新大阪方面)ともに、ホーム中央付近に昇降設備が集中しています。
このため、ホーム中央寄りの号車を選ぶことで、改札からの移動距離を最短にでき、乗り降りが格段に楽になります。
熱海駅で乗車しやすいおすすめ号車

熱海駅から新幹線に「乗る」ことを重視する場合、改札やエスカレーターに近い位置が重要です。
- 8号車〜10号車
- ホーム中央付近に位置し、階段・エスカレーター・エレベーターに最も近い
- 大きな荷物がある旅行客や家族連れでも移動が楽
- 7号車
- 売店が近く、乗車前に飲み物や軽食を購入しやすい
初めて熱海駅を利用する方や、移動をできるだけ簡単にしたい方は、8号車〜10号車付近を選ぶと失敗がありません。
改札・在来線乗り換えを優先したい場合の号車

熱海駅では、新幹線から在来線(東海道本線・伊東線)への乗り換えが多く発生します。
乗り換えをスムーズにしたい場合も、中央寄りの号車が有利です。
- 8号車〜11号車
- 新幹線乗換改札に近く、在来線ホームへの移動距離が短い
- 伊東線や特急踊り子への乗り換えにも便利
景色を楽しみたい人におすすめの座席位置

旅行目的で新幹線を利用するなら、車窓も楽しみたいところです。
東海道新幹線では、座席位置によって見える景色が変わります。
- A席(進行方向左側)
- 駿河湾の海景色が見えやすい
- E席(進行方向右側)
- 市街地や山側の景色が中心
- 富士山が見える
熱海発着の場合、海を楽しみたいならA席を選ぶのがおすすめです。
静かに過ごしたい人向けの号車

移動中にゆっくり休みたい、読書や仕事に集中したいという方には、比較的人の出入りが少ない号車が向いています。
- 11号車・12号車
- ドアや階段からやや離れている
- 乗り降りの人が少なく、落ち着いた環境になりやすい
ただし、改札からは少し歩く必要があるため、静かさを重視する方向けです。
自由席を利用する場合の注意点とおすすめ号車

熱海駅に停車する新幹線は「こだま」と一部の「ひかり」です。
自由席の位置を把握しておくと、スムーズに乗車できます。
- 自由席の位置
- 通常は1号車〜3号車、または1号車〜6号車
- おすすめ号車
- 5号車・6号車
- 自由席の中では比較的中央寄り
- 熱海駅での乗りやすさと車内の混雑バランスが良い
- 5号車・6号車
繁忙期は自由席が混雑しやすいため、早めにホームへ向かうのがポイントです。
熱海駅利用時の注意点

最後に、旅行客が知っておきたい実用的な注意点をまとめます。
- ICカードのエリア跨ぎ利用
- JR東日本区間とJR東海区間をICカードだけで跨ぐことはできない
- 必要に応じて切符購入や窓口精算が必要
- 観光拠点としての利便性
- 駅前には足湯「家康の湯」があり、待ち時間に立ち寄れる
- 市内周遊バスの起点で、主要観光地へのアクセスが良い
まとめ
熱海駅で東海道新幹線を利用する際は、目的に応じた号車選びが快適な旅につながります。
- 乗車・乗り換え重視なら8号車〜10号車
- 改札や在来線への移動を優先するなら8号車〜11号車
- 景色を楽しみたいならA席
- 静かに過ごしたいなら11号車・12号車
- 自由席利用なら5号車・6号車
事前に号車を意識しておくだけで、熱海での新幹線移動はぐっと快適になります。
旅行のスタイルに合わせて、最適な号車を選んでください。



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