【旅行記】四柱神社・松本城 ~男一人、雨の松本を歩く~

サムネ TRAVEL

一人で長野県を巡る旅もいよいよ松本編!

前回は諏訪大社四社を巡拝し、車で松本市内へと向かいました。

あいにく道中から雨が降りだしてしまいましたが、逆にしっとりとした松本の城下町や城の景色を楽しむには、ぴったりの天候だったかもしれません。

では今回も実録旅行記スタートです!

ちなみに、前回の記事は、↓をご覧ください。


諏訪大社から松本へ――雨の中の移動

諏訪大社 下社春宮
下社春宮

諏訪大社の静謐な空気を味わった後は、一路松本市へ移動します。

ドライブ中にパラパラと雨が降り始め、到着したころには本降りに。

でも、雨の日の松本城はまた格別。

車を市内の駐車場に停めて傘をさし、松本城周辺へと歩き始めます。


なわて通り商店街 ~カエルだらけの不思議な商店街~

まず訪れたのは「なわて通り商店街」。松本城のお濠と女鳥羽川に挟まれた約250mの細長い商店街です。

実際に歩いてみると、江戸時代にタイムスリップしたかのような風情。

石畳の通りには、骨董屋や駄菓子屋、雑貨屋、クラフト系のお店など約50店舗が軒を連ねています…が、到着したのが遅かったのか、全てのお店がすでに閉まっていました(泣)。

買い食いや小物探しを楽しむつもりが、今回はショーウィンドウ越しに店先を覗いて歩くだけ。

雰囲気だけでも十分面白いのが、なわて通りのすごいところです。

また、この通りのシンボルはなにより「カエル」。

あちこちにカエルの石像やモニュメントが設置されているので、歩いているうちに自然と「カエル探し」になってしまいます。

特に目を引いたのが西側入り口の巨大な「ガマ侍」。

調べてみると、東京藝術大学が制作した神輿だったものが常設オブジェとして再利用されたとのことで、大きな口と甲冑姿が迫力抜群。カエルファンならずとも写真必須スポットです。

人気イベント「松本かえるまつり」なども行われるなわて通り。

今度はぜひ昼間やイベント時に再訪したいです。


四柱神社 ~「すべての願いが叶う」松本のパワースポット~

四柱神社

なわて通りを抜けるとすぐに現れるのが「四柱神社」。

「よはしらじんじゃ」と読みます。

鳥居をくぐり、雨に濡れた石畳を進むと、神秘的で落ち着いた雰囲気に身が引き締まりますね。

四柱神社

この神社は“願いごとむすびの神”として地元でも篤い信仰を集めています。

天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神という日本神話の中心的な神々が祭られていることにちなんで、「どんな願いも叶う」と評判。

商売や縁結び、学業成就など目当ての参拝者で普段はにぎわっています。

雨のおかげで境内の緑がいっそう鮮やかに映え、どこか幻想的。

四柱神社

ゆっくりと手を合わせ、旅の安全とこれからの健康、そして「また一人旅を続けられますように」と厚かましくもお願いしてきました(笑)。


松本城 ~ついに、国宝5城コンプリート!~

松本城

四柱神社を参拝したあとは、いよいよ旅のハイライト「松本城」へ。

城下町の町並みは石垣や古い商家が残り、歩くだけで気分が上がります。

雨の中、本丸の堀端に出ると、黒漆塗りの城壁がしっとりと美しく輝き、白い漆喰とのコントラストがより際立って見えました。

現存天守として最古の五重六階。

姫路・彦根・犬山・松江とともに“国宝5城”に数えられ、自分にとってはついに最後の五城巡りとなりました。

まずはお堀に架かる橋を渡って高麗門へ。

松本城 高麗門
高麗門

平成に整備された美しい城門です。

入城券を購入して敷地内へ。

内堀わきは写真スポットが多数。

雨に濡れる松本城も実に絵になります。

松本城

城内は“靴を脱いで”入城するスタイルで、階段はかなり急。

低頭しながら中に入ると、鉄砲や鎧、当時の道具類の展示がズラリ。

どれも本物志向で、歴史好きならかなり楽しめます。

城内をぐんぐん上り、ついに天守最上階へ。

展望窓からは涼しい風とともに、市街地の彼方に北アルプスの山々…雨でうっすらと霞んでこそいましたが、運よく槍ヶ岳の姿も確認できました。

「この絶景、晴天ならどう映っただろう」と思いつつも、雨の静けさが逆に特別な時間を演出してくれました。

元を辿れば深志城として築城され、小笠原氏や石川数正・康長の手を経て今の形になった松本城。

歴史ロマンに思いを馳せつつ、じっくり天守の檜皮葺き屋根や木組みを目に焼き付けて、来た道を戻ります。


松本市立博物館 ~新しい松本の学び舎~

松本市立博物館

松本城を後にして駐車場に戻る途中、2023年秋にリニューアルオープンした「松本市立博物館」を発見。

地上3階建て、二段の勾配屋根が印象的な新しい建物は、外観もモダンで美しいです。

明治39年創立の伝統ある市立博物館ですが、中に入ると地元松本の歴史や民俗、自然について、映像や豊富な展示資料でとても分かりやすく紹介されています。

松本市立博物館

松本の城下町としての成り立ちや、武将・市民の暮らしぶり、爺ヶ岳の自然など、多岐にわたる内容に思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

また、1階にはカフェスペースも。

松本市立博物館

雨で冷えた体を温かいコーヒーで休め、「旅先の博物館巡りもいいものだなぁ」としみじみ実感。

館内は清潔感があり、地元の親子連れや観光客が憩う、素敵な空間でした。


旅のまとめと次回について

こうして松本の城下町と城、神社、そして新しい博物館までしっかり巡り、満足感いっぱいでこの日はゴール。

今回は雨の松本でしたが、しっとりと情緒あふれる街歩きになり、晴れの日とはまた違った良い思い出になりました。

この日は松本市内で一泊。

翌日は上高地へ向かいます!

上高地の旅行記は次回の記事で詳しく紹介します。

ぜひご期待ください!

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