2025/4/26の鳥見【北海道】

サムネ TRAVEL

この日も仕事を終えてからの鳥見。

日が長くなってきたおかげで、夕方でもしっかり観察できるのが嬉しいところです。

今回は草原と雑木林を中心にまわりました。

春の訪れとともに、いよいよ夏鳥たちの到着が本格化してきました。


ベニマシコ

ベニマシコ

まずは、今シーズン初確認となったベニマシコ

ようやく来てくれました!

愛知のMFでは、冬鳥として見かけることが多いですが、ここ北海道では繁殖のために訪れる鳥

冬に見ていたあの鳥が、春の光の中で採餌している姿を見ると、まるで別の世界に来たような気分になります。

赤く染まった体色が芽吹き始めた草原の中でひときわ映えていて、「冬の鳥」としての印象がガラリと変わりました。


ニュウナイスズメ

ニュウナイスズメ 

続いて観察できたのは、ニュウナイスズメ

こちらも北海道に夏鳥としてやってくる種です。

ベニマシコと同じく、愛知のMFでは冬季に姿を見せる鳥なので、「季節が逆転したような不思議な感覚」に包まれました。

宿の周辺でも数羽が飛び交い、木の洞を覗き込むような仕草も見られました。

どうやら、このあたりで繁殖するようです。

北海道らしい白樺や落葉広葉樹の林を背景に見るニュウナイスズメは、南で見るよりものびのびしているように感じました。

今後が楽しみです。


エゾオオアカゲラ

エゾオオアカゲラ

林内では、エゾオオアカゲラの姿も確認。

北海道に生息するオオアカゲラの亜種で、胸から腹にかけての赤みが濃く、より力強い印象を受けます。

これまでも宿近くの雑木林で観察したことはありましたが、この日はなんと、かなり近い距離で観察・撮影することができました。

木をつつくドラミング音が森に響き渡り、まさに北海道の春を象徴するような音風景。

耳が癒やされましたね。


ノビタキ

ノビタキ 

最後に、ノビタキ

ここ数日で一気に数が増えています。

草原のあちこちで、杭やヨシの先にとまり、尾をふりながら縄張りをアピールしていました。

前回の投稿でも同じようなことを書きましたが、本当に日ごとに数が増えていくのを実感します。

このまま春が深まるにつれ、あたりはノビタキのさえずりで包まれていくのでしょう。

北海道の短い夏が、いよいよ始まります。


まとめ

今回、見られた鳥は以下のとおりです。

ヒシクイオジロワシヒヨドリ
マガンノスリウグイス
オオハクチョウコゲラエナガ
キジバトアカゲラメジロ
カワラバトオオアカゲラムクドリ
オオバンヤマゲラコマドリ
タンチョウモズノビタキ
ウミネコハシボソガラスニュウナイスズメ
オオセグロカモメハシブトガラススズメ
カワウヒガラハクセキレイ
アオサギヤマガラアトリ
ミサゴハシブトガラベニマシコ
チュウヒシジュウカラカワラヒワ
トビヒバリオオジュリン

計42種

この日は、愛知では冬鳥として見ていた種たちが、北海道では夏鳥として活動を始めているという、季節と地域の違いを感じる鳥見となりました。

ベニマシコ、ニュウナイスズメ、エゾオオアカゲラ、そしてノビタキ。

どの鳥も繁殖期に向けて活発に動き始めており、これからの観察がますます楽しみです。

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