宮城県の人気観光地・松島では、年末年始も美しい島々を眺めながらの遊覧船クルーズが楽しめます。
特に元旦の「初日の出クルーズ」は大変人気で、例年多くの観光客が訪れます。
本記事では、松島の遊覧船の基本情報と、年末年始の混雑状況・おすすめの時間帯・注意点を詳しく解説します。
旅行前の計画にぜひ役立ててください。
松島の遊覧船の基本情報

松島湾に浮かぶ大小260余りの島々を巡る遊覧船は、松島観光の定番アクティビティです。
運航会社は主に「松島島巡り観光船」と「丸文松島汽船」の2社で、どちらも松島海岸周辺から出航しています。
主なコースと概要
| 運航会社 | 主なコース | 所要時間 | 料金(大人) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 松島島巡り観光船 | 仁王丸コース(松島湾一周) | 約50分 | 1,500円 | 島々を解説するアナウンス付き。 右側の席が景色を楽しみやすい。 |
| 丸文松島汽船 | 政宗コース(松島発着)・芭蕉コース(松島~塩釜片道) | 約50分 | 1,500円 | 伊達政宗ゆかりの名所を巡るコース。 片道利用も可能。 |
両社とも、2階のグリーン席(追加料金600円前後)を利用すれば、より落ち着いた空間で景色を堪能できます。
また、運航時間はおおむね9時〜16時の間で、1時間ごとに出航しています。
時期や天候によって変更されるため、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
年末年始の混雑傾向

年末年始は観光客が集中し、遊覧船乗り場も賑わいます。
特に元旦は「初日の出クルーズ」が運航されるため、早朝から混雑します。
例年の混雑の特徴
| 期間 | 状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 12月28日〜31日 | やや混雑 | 冬休みシーズンで観光客増加。 |
| 1月1日(元旦) | 非常に混雑 | 初日の出クルーズのため早朝から人出が多い。 |
| 1月2日〜3日 | 混雑 | 初詣客と観光客が重なり、船内も満席に近い状態。 |
遊覧船は大型船のため乗船できないことは少ないものの、窓際やデッキ席はすぐに埋まる傾向があります。
早めの乗船手続きや、事前予約を行うことでスムーズに利用できます。
混雑する時間帯と空いている時間帯
年末年始の松島遊覧船は、以下の時間帯で混雑のピークを迎えます。
混雑しやすい時間帯
- 元旦の初日の出クルーズ(早朝5時〜7時頃)
- 三が日の日中(10時〜15時頃)
- 昼食後の13時〜14時台は特に混み合う
比較的空いている時間帯
- 午前9時前後:
- 運航開始直後で待ち時間が少ない
- 午後15時以降:
- ピークを過ぎ、船内も落ち着く傾向
早朝または午後の遅い時間帯を狙うと、混雑を避けながら快適にクルーズを楽しめます。
混雑する理由

年末年始に松島の遊覧船が混雑するのは、以下のような理由によります。
- 初日の出クルーズの人気
- 松島湾に昇るご来光を船上から拝む特別便は毎年大盛況。
- 元旦限定で運航され、多くの観光客が早朝から訪れます。
- 初詣とのセット観光
- 近くの瑞巌寺や五大堂への初詣客が多く、遊覧船も合わせて利用されます。
- 長期休暇の影響
- 冬休みや年始の連休に合わせて家族連れや旅行者が増え、仙台方面からの日帰り客も多く訪れます。
これらの要因が重なり、元旦から三が日にかけて特に混雑が目立ちます。
年末年始の注意点

年末年始に松島の遊覧船を利用する際は、以下の点に注意しておくと安心です。
1. 運航・予約に関する注意
- 初日の出クルーズは事前予約制のことが多く、早めの申し込みが必要。
- 天候(強風や時化)により欠航する場合があるため、乗船前に公式サイトを確認。
- 出発時間が早い便では、集合時間に余裕を持つこと。
2. アクセス面の注意
- 松島海岸周辺は道路や駐車場が混雑。
- JR仙石線「松島海岸駅」から徒歩でアクセスするのがおすすめ。
- 仙台駅からの所要時間は約40分。
- 電車での移動がスムーズです。
3. 防寒対策
- 船上は海風が強く、体感温度が低くなります。
- 厚手のコートやマフラー、手袋、カイロを準備。
- 揺れが心配な場合は、酔い止めを服用しておくと安心です。
まとめ
松島の遊覧船は、年末年始でも運航され、美しい冬の松島湾を楽しめます。
ただし、元旦の初日の出クルーズや三が日の日中は特に混雑するため、事前予約と早めの行動がポイントです。
天候の影響もあるため、出発前には各社の公式サイトで運航状況を確認し、防寒対策をしっかり整えて訪れましょう。


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