京都を代表する観光名所・平安神宮神苑は、七五三の時期にも多くの家族連れで賑わいます。
朱色の社殿や大鳥居を背景にした写真が撮れる人気の神社ですが、混雑や撮影の制限など、事前に知っておきたいポイントもあります。
この記事では、平安神宮での七五三参りの混雑状況、ご祈祷、撮影、アクセス情報を詳しく紹介します。
平安神宮神苑の見どころ

七五三参拝とあわせて訪れたいのが、国の名勝にも指定されている平安神宮神苑(しんえん)です。
四季折々の自然美が楽しめる、明治時代の代表的な池泉回遊式庭園で、散策だけでも十分に見応えがあります。
神苑の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開苑時間 | 午前8時30分~午後5時30分頃(季節により変動) |
| 拝観料 | 大人600円/小人300円 |
| 定休日 | 年中無休(時代祭の午後など特別行事を除く) |
| 構成 | 南・西・中・東の4つの庭園から成る |
| 作庭者 | 7代目小川治兵衛(植治) |
| アクセス | 地下鉄「東山駅」徒歩約10分、市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ |
特に春の枝垂れ桜や秋の紅葉の時期は人気が高く、七五三シーズンとも重なるため、神苑内も賑わいます。
七五三のご祈祷について

平安神宮では、予約不要で当日受付が可能なため、気軽に七五三のご祈祷を受けることができます。
例年、多くの家族連れが訪れる人気の神社のため、時間帯によっては待ち時間が発生することもあります。
ご祈祷の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付時間 | 午前9時〜午後4時 |
| 予約 | 不要(当日社務所にて受付) |
| 所要時間 | 約30分 |
| 初穂料 | 1人6,000円、2人10,000円、3人14,000円(目安) |
七五三の正式な日取りは11月15日ですが、現在では前後の土日や10月・12月に参拝する家庭も増えています。
平安神宮ではほぼ通年でご祈祷を受けられるため、混雑を避けて時期をずらすのもおすすめです。
七五三の混雑状況と回避のコツ
平安神宮の七五三は、11月の土日祝日が最も混雑します。
神苑の拝観者に加え、観光客も多いため、駐車場や周辺道路が渋滞することもあります。
混雑する時間帯
- 午前10時〜午後2時:
- ご祈祷受付が集中し、最も混雑する時間帯
- 11月の第2週〜15日前後:
- 七五三参拝のピーク
混雑を避けるためのポイント
- 平日や午前9時〜10時の早い時間に参拝する
- 10月下旬や12月上旬など、七五三シーズンを少しずらす
- 駐車場の混雑を避けるため、公共交通機関を利用する
神苑はご祈祷会場ほど混み合いませんが、七五三シーズンには家族連れで賑わうため、写真撮影や散策は午前中が比較的ゆったりしています。
七五三撮影と衣装レンタルの注意点
平安神宮の境内では、出張カメラマンによる撮影が禁止されています。
七五三の記念撮影を希望する場合は、境内の外で行う必要があります。
撮影できるおすすめスポット
- 応天門前:
- 朱色の門を背景に華やかな写真が撮れる
- 大鳥居周辺:
- 京都らしい風景とともに記念撮影が可能
- 岡崎公園:
- 自然の中で落ち着いた雰囲気の写真を残せる
衣装レンタルや着付けは、平安神宮会館や京都市内のレンタル店で利用可能です。
事前に予約しておくと当日の流れがスムーズです。
七五三参拝時の注意点

七五三参拝では、以下のような点に注意しておくと安心です。
注意事項一覧
- 神苑はご祈祷とは別料金(大人600円・小人300円)
- 神苑内の通路は砂利道が多く、ベビーカーの使用は困難
- 七五三衣装は動きづらいことがあるため、着付け時に余裕をもたせる
- ご祈祷中や境内では静粛を保ち、他の参拝者への配慮を忘れずに
特に紅葉シーズンは観光客も多く、お子様連れでの移動は時間に余裕をもつことが大切です。
アクセスと駐車場情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
| アクセス | 地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分 |
| バス | 市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ |
| 駐車場 | 平安神宮向かいに京都市営岡崎公園駐車場(有料)あり |
七五三シーズンは駐車場が満車になりやすいため、公共交通機関の利用がおすすめです。
まとめ
平安神宮神苑での七五三は、歴史と自然美に包まれた特別な時間を過ごせる人気の行事です。
ご祈祷は予約不要でスムーズですが、撮影制限や混雑状況には注意が必要です。
平日の午前中や10月下旬など、時期を少しずらして訪れることで、より落ち着いた雰囲気の中でお祝いができます。
家族の節目にふさわしい、京都らしい一日を楽しんでください。


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