北陸新幹線は、東京から北陸地方を経由して、福井県の敦賀駅までを結ぶ新幹線です。
2024年に金沢〜敦賀間が延伸され、観光やビジネスでの利用がさらに便利になりました。
この記事では、北陸新幹線のおすすめ車両・号車選びを、乗車目的別・下車駅別に詳しく解説します。
快適な旅をするために、ぜひ参考にしてください。
北陸新幹線の基本情報

北陸新幹線は、東京駅〜敦賀駅を結ぶ高速鉄道で、JR東日本とJR西日本が共同で運行しています。
車両はE7系・W7系が使用され、全座席にコンセントを備えるなど、快適性に優れた設計が特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
現在の運行区間 | 東京駅〜敦賀駅 |
主な列車 | かがやき・はくたか・つるぎ・あさま |
使用車両 | E7系・W7系(JR東日本/JR西日本) |
車両構成 | 普通車・グリーン車・グランクラス |
延伸計画 | 敦賀〜新大阪間(小浜・京都ルートで事業中) |
1997年に東京〜長野間が「長野新幹線」として開業し、2015年には金沢まで延伸。
そして2024年3月、敦賀までの区間が開業しました。
将来的には新大阪までの直通運転が計画されています。
座席クラス別の特徴

北陸新幹線の車両は、グランクラス・グリーン車・普通車の3種類です。
それぞれの特徴を知ることで、旅のスタイルに合った選択ができます。
グランクラス
最上級クラスで、飛行機のファーストクラスに相当します。
- 座席配置:
- 1列が2席+1席のゆったり設計
- サービス:
- 専任アテンダントによる軽食・ドリンク( 「かがやき」のみ)
- メリット:
- 静かで快適、特別な旅気分を味わえる
- 注意点:
- 料金が高く、サービス提供は列車限定
グリーン車
ビジネスクラスに相当する中級クラスです。
- 座席配置:
- 2席+2席
- フットレスト付きのゆったりシート
- メリット:
- 静かで落ち着いた空間、長時間移動にも最適
- 注意点:
- 普通車よりも料金が高い
普通車
最も一般的で、コスパに優れた車両です。
- 座席配置:
- 3席+2席
- 全席にコンセント完備
- メリット:
- リーズナブルで利用しやすい
- 注意点:
- 自由席は混雑することが多い
目的別おすすめ車両

旅の目的によって、選ぶべき車両は異なります。
以下の表で自分に合った車両を見つけましょう。
目的 | おすすめ車両・座席 | 理由 |
---|---|---|
景色を楽しみたい | A席 | 日本海・北アルプスが見える区間あり |
静かに過ごしたい | 9号車(TRAIN DESK) 11号車(グリーン車) | 仕事や勉強向けで静か |
荷物が多い | 4・5・6・8号車後部座席 グリーン車6号車 | 特大荷物スペースつき座席あり |
コスパ重視 | 普通車指定席・自由席 | 最も安価に利用可能 |
快適に移動したい | グランクラス・グリーン車 | 座席が広く静粛性も高い |
自由席で座りやすいおすすめ号車

自由席が設定されているのは「はくたか」「つるぎ」のみです。
繁忙期は混雑しますが、以下の号車を狙うと座れる確率が高くなります。
- 1号車・2号車:
- 階段やエスカレーターから離れており比較的空席が多い
- 最後尾車両:
- ホーム端にあるため利用客が少なめ
始発駅から乗る場合は、出発の10〜15分前にはホームに並ぶのがおすすめです。
荷物が多い人におすすめの車両

旅行や出張で大きなスーツケースを持っている場合は、特大荷物スペースつき座席を予約しましょう。
- 設定号車:
- 普通車指定席の4・5・6・8号車
- グリーン車6号車
- 利用方法:
- 予約時に「特大荷物スペースつき座席」を選択
- その他:
- デッキ近くにも荷物置き場あり
3辺の合計が160cmを超える荷物を持つ場合は、必ず指定席での予約が必要です。
主要駅ごとの乗り降りに有利な号車

北陸新幹線の主要駅では、階段・エスカレーターの位置を知っておくと乗降がスムーズです。
下記は代表的な駅の例です。
駅名 | 改札・出口に近い号車 |
---|---|
東京駅 | 10〜12号車(中央乗換口) 1号車(丸の内口) |
大宮駅 | 2〜3号車(南乗換口) 9〜10号車(北乗換口) |
長野駅 | 2〜3号車(中央口) 10〜12号車(南口) |
富山駅 | 1〜3号車(西口) 10〜12号車(東口) |
金沢駅 | 1〜3号車(在来線乗換口) 10〜12号車(東口) |
福井駅 | 2〜3号車(在来線口) 10〜12号車(東口) |
敦賀駅 | 1〜2号車(特急乗換口) 10〜12号車(東口) |
駅によっては臨時改札やホーム構造が異なる場合があるため、現地の案内板での確認も忘れずに。
まとめ
北陸新幹線で快適に旅をするには、目的に合った車両選びが重要です。
- 静かに過ごしたいなら
- グリーン車・TRAIN DESK(9号車)
- 景色を楽しみたいなら
- 進行方向右側の窓側席(E席)
- 荷物が多いなら
- 特大荷物スペースつき座席(4・5・6・8号車)
- 下車をスムーズにしたいなら
- 駅ごとの出口に近い号車を確認
北陸の美しい景色やグルメを楽しむ旅を、車両選びから快適に始めましょう。
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