北陸新幹線の混雑状況|時期・時間帯・注意点などを徹底解説

サムネ TRAVEL

北陸新幹線は、東京から長野・金沢を経由して敦賀までを結ぶ主要路線で、観光やビジネスの重要な移動手段です。

開業以降、北陸地方と首都圏のアクセスが格段に向上しましたが、旅行シーズンや連休中は混雑が発生しやすく、計画的な移動が求められます。

この記事では、北陸新幹線の混雑状況を時期別・時間帯別に詳しく解説し、混雑を避けるコツを紹介します。


北陸新幹線の概要

北陸新幹線

北陸新幹線は、東京駅から福井県の敦賀駅までを結ぶ新幹線で、将来的には新大阪まで延伸する計画があります。

運行区間と歴史

  • 現在の営業区間:
    • 東京駅〜敦賀駅
  • 1997年:
    • 東京〜長野間が「長野新幹線」として開業
  • 2015年:
    • 長野〜金沢間が延伸、「北陸新幹線」に名称変更
  • 2024年:
    • 金沢〜敦賀間が延伸開業

運行列車

種別区間特徴
かがやき東京〜敦賀最速達タイプ・全席指定席
はくたか東京〜敦賀停車駅が多く自由席あり
あさま東京〜長野短距離利用が多い
つるぎ富山〜敦賀区間運転・在来線特急と接続

使用車両

E7系(JR東日本)とW7系(JR西日本)が運行。

いずれも12両編成で、普通車・グリーン車・グランクラスを備えています。

全席に電源コンセントを完備し、快適な車内環境が整っています。


混雑しやすい時期

北陸新幹線

北陸新幹線の混雑は、季節によって大きく変動します。

特に連休や帰省シーズンは指定席の確保が難しくなります。

主な混雑時期と傾向

時期下り(東京→北陸)上り(北陸→東京)備考
ゴールデンウィーク初日午前がピーク最終日午後がピーク早めの予約必須
夏休み・お盆8月前半に混雑集中8月中旬にUターン混雑自由席も満席続出
秋の連休・紅葉シーズン連休初日午前中連休最終日午後観光需要が増加
年末年始12/28〜30下り集中1/3〜4上り集中帰省ラッシュ

繁忙期は「かがやき」「はくたか」ともに満席となることが多く、自由席も立ち乗りが発生するほどの混雑になります。

特にお盆や年末年始のピークでは、発売開始直後(乗車日の1か月前・午前10時)に予約が埋まることもあります。


混雑する時間帯

北陸新幹線

曜日や列車の方向によっても混雑の傾向が異なります。

下り(東京 → 敦賀方面)

  • 7時〜11時
    • 観光・出張客で最も混雑する時間帯。
    • 特に金曜・土曜の午前は満席になりやすい。
  • 18時以降
    • 仕事帰りの移動が多く、ビジネス利用で混雑。

上り(敦賀 → 東京方面)

  • 16時〜20時
    • 観光帰り・Uターン客が集中。
    • 日曜や連休最終日がピーク。
  • 6時〜9時
    • 出張や通勤利用が目立つ時間帯。

比較的空いている時間

時間帯傾向
平日11時〜15時ビジネス・観光の間で空席が多い
早朝・夜遅め利用客が少なく静かに移動可能
閑散期の平日座席指定も取りやすい

列車ごとの混雑傾向

北陸新幹線

北陸新幹線は列車タイプによって座席構成や混雑度が異なります。

列車名特徴混雑傾向
かがやき最速・全席指定繁忙期は即完売。自由席なし。
はくたか停車駅が多く自由席あり東京〜長野間で混雑しやすい。
あさま東京〜長野の区間列車ビジネス利用多く、朝夕混雑。
つるぎ富山〜敦賀間の短距離運転特急との乗換客で一時的に混雑。

「かがやき」は全席指定のため、満席時は「立席特急券」での乗車となりますが、座席確保はできません。

「はくたか」の自由席を利用する場合は、発車30分以上前に並ぶと座席を確保しやすいです。


時期別の混雑対策

北陸新幹線

ゴールデンウィーク

  • 5月初旬の下り・終盤の上りがピーク
  • 指定席は発売直後に完売するため、1か月前の予約が必須
  • 期間中の平日や早朝便を狙うと比較的空いています

お盆・夏休み

  • 8月中旬(特に9〜17日)が最混雑期
  • 「はくたか」自由席は乗車率90%以上になることも
  • 7月下旬や8月下旬は比較的落ち着く傾向

秋の行楽シーズン

  • 3連休の初日午前と最終日午後が混雑
  • 紅葉シーズン(金沢・富山方面)は観光客が集中
  • 平日を選べばゆったりと乗車可能

年末年始

  • 年末(12/28〜30)下り、年始(1/3〜4)上りがピーク
  • 全席指定列車が増える場合があるため、事前確認を
  • 「えきねっと」「e5489」の事前受付が便利

混雑を避けるためのポイント

北陸新幹線

混雑を避け、快適に移動するための基本戦略をまとめます。

  • 1か月前の発売開始日に予約する
    • JR東日本「えきねっと」またはJR西日本「e5489」で午前10時の販売開始と同時に手続きするのが確実です。
  • ピーク日・時間帯を外す
    • 連休中でも中日(中間の平日)や早朝・夜間を選ぶと混雑を回避できます。
  • リアルタイム情報を確認
    • 出発前にJRの公式サイトやアプリで運行状況・空席情報を確認しましょう。
  • 自由席を利用する場合は早めの行動を
    • 発車駅では30〜40分前から並ぶのが安心です。

まとめ

北陸新幹線の混雑は、時期や時間帯、列車の種類によって大きく変動します。

特にゴールデンウィーク・お盆・年末年始の指定席は発売直後に満席になるため、早めの予約が欠かせません。

平日の日中や早朝・夜間の列車を選ぶと、比較的ゆったりと移動できます。

旅行計画を立てる際は、混雑傾向を把握し、計画的に予約・行動することが快適な旅の鍵となります。

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