鵜戸神宮は、宮崎県日南市にある太平洋を望む絶景の下り宮で、縁結び・安産・育児など幅広いご利益で人気です。
洞窟内に本殿が鎮座する独特の景観は、旅行客からも「一度は行きたい神社」として高い評価を集めています。
本記事では、宮崎駅・宮崎空港から公共交通機関で向かう最適ルートと、旅費を節約できるお得なフリーパス、さらに時刻が合わない場合の代替ルートまで詳しく解説します。
鵜戸神宮周辺はバスの本数が少ないため、アクセスは事前計画がとても重要です。
この記事では、旅の満足度を最大化するために、公共交通機関での移動をわかりやすく整理して紹介します。
鵜戸神宮とは

鵜戸神宮は、太平洋の断崖にある海食洞内に本殿が納められた希少な下り宮で、古来より神仏習合の霊場として多くの信仰を集めてきました。
参道を階段で下って向かう形式は全国でも珍しく、海と朱塗りの本殿がつくり出す景観は訪れる人を魅了します。
境内では、安産祈願の「お乳岩」や、願いを込めて投げる「運玉投げ」など、旅行者からも人気の見どころが多数あります。
主な特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県日南市鵜戸 |
| 主祭神 | 鵜葺草葺不合命(神武天皇の父) |
| ご利益 | 縁結び・安産・育児・海上安全など |
| 特徴 | 洞窟内の本殿/珍しい下り宮/絶景の参道 |
| 見どころ | お乳岩・運玉投げ・うさぎの石像など |
宮崎駅・宮崎空港からの基本アクセス

公共交通機関でのアクセスは、宮崎交通の路線バス(965系統)が基本となります。
鵜戸神宮までは、宮崎駅または宮崎空港から乗り換えなしでアクセス可能です。
ただし最大の注意点は、バスの運行本数が非常に少ないことです。
特に午後の便は到着が遅くなり、閉門時間(通常18時)まで滞在できる時間が短くなります。
基本アクセス手段
| 出発地 | 移動手段 | 所要時間 | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 宮崎駅 | 路線バス(965系統) | 約87分 | 約1,510円 |
| 宮崎空港 | 路線バス(965系統) | 約90分 | 約1,510円前後 |
旅行者が注意すべきポイント
午前中の早い時間帯に出発できるかどうかが、観光スケジュールの明暗を分けます。
午後便を利用すると、到着が夕方になり滞在時間が短くなるため、できるだけ午前のバスに乗車する計画がおすすめです。
お得に観光できるフリーパス活用術

鵜戸神宮に公共交通機関で行くなら、旅費を大幅に節約できるフリーパスを活用するのが圧倒的におすすめです。
日南海岸を周遊できるため、途中下車して絶景スポットも巡ることができます。
JR&宮交バス 日南1デーフリーパス
フリーパスは「時間も費用も節約できる」最強の選択肢です。
| パス名称 | 価格(大人) | 利用範囲 |
|---|---|---|
| JR&宮交バス 日南1デーフリーパス | 2,300円 | JR日南線の指定区間+宮崎交通バス(日南海岸沿い) |
フリーパスのメリット
- 往復だけで元が取れる
- 宮崎駅〜鵜戸神宮の往復運賃:
- 3,020円
- フリーパス:
- 2,300円(720円お得)
- 宮崎駅〜鵜戸神宮の往復運賃:
- 途中下車が自由
- バスやJRで何度も乗り降りでき、観光の幅が大きく広がる。
途中で立ち寄れるスポット例
- 道の駅フェニックス
- 海とヤシの木の景観が美しい、日南海岸の定番展望台。
- 堀切峠
- 急カーブ越しに海が広がるダイナミックな景観が魅力。
- 青島
- 鬼の洗濯板と青島神社で有名な人気観光地。
フリーパスを活用することで、鵜戸神宮だけでなく日南海岸の名所を効率よく巡ることができます。
バス時刻が合わない時の代替ルート

直行バスの時間がどうしても合わない場合、JR日南線とバスを組み合わせたルートが便利です。
特に午後出発の旅行者や、バスの空き時間を有効に使いたい場合に最適です。
JR日南線連携ルート(ルートC)
| ステップ | 区間 | 所要時間 | 運賃 |
|---|---|---|---|
| JR | 宮崎駅 → JR伊比井駅 | 約47分 | 約660円 |
| バス | 伊比井駅 → 鵜戸神宮 | 約10分 | 約200円前後 |
JRで伊比井駅まで移動し、駅前から宮崎交通バスに乗り継ぐシンプルなルートです。
直行便がない時間帯でも柔軟に対応できます。
まとめ
鵜戸神宮は、太平洋の絶景と洞窟内に鎮座する本殿が魅力の下り宮で、旅行客に人気のスポットです。
公共交通機関を利用する際は、バスの運行本数が少ないため、午前中の便を中心に計画を立てることが大切です。
旅費を節約したい人や、日南海岸をじっくり観光したい人には「JR&宮交バス 日南1デーフリーパス」が非常におすすめです。
往復だけで元が取れ、途中下車も自由なので、旅行の満足度を大きく高めてくれます。
もしバスの時刻が合わない場合でも、JR日南線とバスを組み合わせた代替ルートを利用することで、柔軟にアクセスできます。
鵜戸神宮の壮大な自然景観と歴史を満喫するために、ぜひ本記事を参考にスムーズな旅程を組んでみてください。



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