ゴールデンウィーク(GW)の新東名高速道路は、普段は走りやすい路線である一方、全国規模の移動が集中することで深刻な渋滞が発生します。
特に帰省や行楽シーズンには、時間帯や場所を誤ると長時間の足止めになることも珍しくありません。
この記事では、新東名高速道路の基本情報を押さえたうえで、GW期間中の混雑ピーク、渋滞が起きやすいポイント、サービスエリアの混雑状況、注意点までを旅行者向けに詳しく解説します。
新東名高速道路の基本情報と特徴

新東名高速道路は、東名高速道路のバイパスとして整備された高規格道路で、長距離移動の主力ルートとして利用されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 第二東海自動車道 |
| 区間 | 海老名南JCT〜豊田東JCT |
| 延長 | 約253km |
| 最高速度 | 一部区間で120km/h |
| 役割 | 東名高速の混雑緩和、物流のダブルネットワーク |
東名高速と比べてカーブが緩やかで勾配も少なく、トンネルや高架橋を多用した直線的な設計が特徴です。
そのため平均速度が高く、長距離移動では時間短縮効果が大きい路線とされています。
未開通区間と今後の見通し
新東名は全線開通に近づいていますが、一部区間が未開通のままとなっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 未開通区間 | 新秦野IC〜新御殿場IC |
| 距離 | 約25km |
| 理由 | 山岳地帯での難工事 |
| 開通見込み | 2028年度以降 |
この未開通区間の影響で、一度一般道や東名高速へ流れる車両が集中し、IC周辺で混雑が発生しやすい状況が続いています。
GWのような大型連休では、この「継ぎ目」が渋滞の起点になりやすいため注意が必要です。
東名高速道路との使い分け
GW期間中は、東名と新東名をどう使い分けるかが移動時間を大きく左右します。
- 東京〜名古屋・大阪などの長距離移動は、新東名が優勢
- 東名沿線のIC利用や目的地が多い場合は東名が便利
- SA・PAを目的とした休憩は新東名が充実
新東名は車線数が多く、自然渋滞が起きにくい構造ですが、GWは交通量そのものが限界を超えるため、完全な渋滞回避は難しくなります。
GWに混雑しやすい場所と理由

新東名は走りやすい反面、特定の地点では渋滞が集中します。
接続部・終点付近の混雑
圏央道や他路線との接続部では、合流や分岐による速度低下が発生します。
- 海老名南JCT〜伊勢原JCT
- 圏央道・東名方面からの流入が集中
- 豊田東JCT付近
- 伊勢湾岸道・東海環状道への分岐で大型車が多い
未開通区間前後の混雑
新秦野IC、新御殿場IC付近では、一般道への流出車両で出口渋滞が発生しやすくなります。
人気SA・PA入口の渋滞
- 駿河湾沼津SA
- 岡崎SA(NEOPASA)
これらのSAでは、駐車場待ちの列が本線まで伸び、走行車線に影響を及ぼすケースもあります。
GWの混雑ピーク時期と時間帯

GWの新東名は、下り線と上り線で混雑のピークがはっきり分かれます。
下り線(名古屋方面)
帰省や行楽目的の移動が集中します。
- ピーク日
- 5月3日
- 5月4日
- 混雑時間帯
- 午前6時〜午前11時
早朝3時〜4時頃から交通量が増え始め、午前中いっぱい渋滞が続くのが例年の傾向です。
上り線(東京方面)
Uターンラッシュが発生します。
- ピーク日
- 5月4日
- 5月5日
- 混雑時間帯
- 午後15時〜午後21時
観光帰りと帰省帰りの車が重なり、夜遅くまで混雑が解消しにくくなります。
渋滞が発生する主な原因

GWの新東名では、以下の要因が重なって渋滞が拡大します。
- 平時の数倍に達する交通量
- サグ部やトンネル入口での無意識な減速
- 御殿場JCTや浜松いなさJCTでの合流・分岐
- 事故による突発的な車線規制
断面交通量は多い区間で1日5万台〜6万台に達し、10km以上の渋滞が何度も発生する年もあります。
GW期間中のSA・PAの混雑状況
GWの新東名では、SA・PAの混雑が本線以上に深刻になることがあります。
- 日中は満車状態が常態化
- 入庫待ちが20分〜40分以上発生
- フードコートや売店は長時間待ち
- トイレ待ちが15分以上になることも多い
休憩目的での立ち寄りは、早朝や深夜を狙うか、小規模PAを選ぶと比較的スムーズです。
GWに走行する際の注意点

GWの新東名を安全かつ快適に利用するためには、以下の点に注意が必要です。
- 渋滞末尾での追突事故防止のため、早めの減速とハザード点灯
- 最高速度120km/h区間では特に車間距離を確保
- 高速に乗る前にガソリンを満タンにする
- 出口渋滞を見越して、ICを1つ先まで検討する
また、周辺の寺社や観光地への参拝客増加により、IC出口付近で大規模な混雑が発生する点にも注意が必要です。
混雑を避けるためのおすすめ時間帯

例年の傾向として、深夜帯の移動は混雑を大きく回避できます。
- おすすめ時間帯
- 午前0時〜午前4時
- 効果
- 本線渋滞、SA・PA混雑ともに大幅に軽減
体力面の配慮は必要ですが、移動時間を重視する場合には非常に有効な選択肢です。
まとめ
GWの新東名高速道路は、普段は快適な路線であっても、全国的な移動が集中することで深刻な渋滞が発生します。
特に5月3日〜5日の昼間は、下り・上りともに長時間の混雑が避けられません。
時間帯をずらす、深夜移動を検討する、SA・PAの利用計画を事前に立てるなどの工夫によって、ストレスを大きく減らすことができます。
GWに新東名を利用する際は、余裕を持った計画で安全運転を心がけましょう。


コメント