新東名高速道路は、長距離移動や観光利用のイメージが強い高速道路ですが、静岡県内や愛知県内では日常的な通勤路線としても利用されています。
そのため、平日の朝夕には通勤ラッシュ特有の混雑が発生します。
本記事では、新東名高速の基本情報から、通勤ラッシュの時間帯、混雑しやすい区間、利用時の注意点までを詳しく解説します。
新東名高速道路の基本情報と特徴

新東名高速道路は、東名高速道路のバイパスとして整備された高規格道路で、日本の物流と広域移動を支える重要な路線です。
設計が新しく、走行性能の高さが大きな特徴となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線名 | 新東名高速道路(正式名称:第二東海自動車道) |
| 区間 | 海老名南JCT〜豊田東JCT |
| 延長 | 約253km |
| 最高速度 | 一部区間で120km/h |
| 主な役割 | 東名高速の混雑緩和、物流のダブルネットワーク |
- 御殿場JCT〜浜松いなさJCT間では最高速度120km/hが設定されている
- カーブや勾配が緩やかで、トンネルや高架橋を多用した直線的な設計
- NEOPASAを中心とした大型で新しいSA・PAが多い
東名高速道路との使い分け
新東名と東名は並行する区間が多く、目的に応じた使い分けが重要です。
特に通勤時間帯や長距離移動では、新東名が選ばれる傾向があります。
- 東京〜名古屋・大阪方面の長距離移動では、新東名の方が平均速度を保ちやすい
- 東名はIC間隔が短く、沿線利用や短距離移動に向いている
- 新東名は大型車の利用率が高く、物流路線としての性格が強い
通勤ラッシュの時間帯と混雑傾向

新東名高速の通勤ラッシュは、観光シーズンの大渋滞とは性質が異なり、IC周辺や合流部を中心とした局所的な混雑が特徴です。
- 朝のピーク:
- 午前7時〜午前9時頃
- 夕方のピーク:
- 午後5時〜午後7時頃
- 主体となる交通:
- 通勤車両と物流トラック
- 朝は都市部に近いIC出口付近で低速走行が発生しやすい
- 夕方は上り線を中心に、IC合流部で流れが滞りやすい
- 数十kmに及ぶ渋滞は少ないが、数km規模の断続的な混雑が常態化
混雑が発生しやすい主な区間

通勤時間帯に特に注意が必要な区間は、都市部や主要道路と接続するエリアです。
これらの区間では、毎日のように交通集中が見られます。
| 区間 | 混雑の特徴 |
|---|---|
| 海老名南JCT〜厚木南IC | 圏央道や東名方面からの流入が多く、朝夕ともに交通密度が高い |
| 長泉沼津IC〜新富士IC | 工業地帯への通勤車両が集中し、IC出口で滞留しやすい |
| 新静岡IC〜藤枝岡部IC | トンネルが連続し、速度低下による自然渋滞が起きやすい |
| 豊田東JCT付近 | 伊勢湾岸道・東海環状道への分岐で大型車が集中 |
未開通区間が影響する混雑ポイント
新東名高速には、現在も未開通の区間が残っており、その前後では特有の混雑が発生します。
- 新秦野IC〜新御殿場IC間は未開通
- 一般道や東名へ一度流出する必要がある
- IC出口周辺で通勤時間帯に渋滞が発生しやすい
- 難工事区間のため、開通は2028年度以降の見込み
- 当面はこの区間を中心とした混雑が続くと予想される
通勤時間帯に多い車両と交通の特徴

新東名の通勤ラッシュでは、大型貨物車の存在が交通状況に大きく影響します。
一般的な都市高速とは異なる点に注意が必要です。
- 平日の通勤時間帯は大型トラックが全体の4割〜5割を占める
- 左側車線を中心にトラックの隊列が形成されやすい
- 一度速度が落ちると回復に時間がかかる
オフピーク利用の目安

通勤ラッシュを避けることで、新東名本来の走りやすさを活かすことができます。
時間調整が可能な場合は、以下の時間帯が比較的スムーズです。
- 朝:
- 午前6時30分以前
- または午前9時30分以降
- 夕方:
- 午後4時以前
- または午後8時以降
- IC出口の信号待ちによる渋滞を回避しやすい
- 合流部での減速や停止が少ない
通勤利用時の注意点

新東名を通勤で利用する際は、高規格道路ならではの注意点があります。
安全運転のためにも、事前に把握しておくことが重要です。
- トラックの死角に入らないよう、車線変更は余裕を持って行う
- 120km/h区間では乗用車と大型車の速度差が大きくなりやすい
- IC出口での渋滞末尾では、後続車への追突防止に注意する
- 冬季は霧や路面凍結により速度規制がかかることがある
- 朝夕は日差しの角度による視界不良にも注意が必要
まとめ
新東名高速道路の通勤ラッシュは、IC出口やJCT周辺を中心とした局所的な混雑が特徴です。
観光シーズンのような大規模渋滞は少ないものの、物流トラックとの混在や出口渋滞による低速走行が発生しやすくなります。
通勤時間帯を避けた利用や、混雑しやすい区間を把握しておくことで、新東名の快適性を最大限に活かすことができます。


コメント