高野山の中心寺院である金剛峯寺は、お盆期間になると年間でもトップクラスの混雑となります。
参拝者と観光客が同時に集まるため、時間帯によっては駐車場の満車や道路渋滞が発生するほどです。
本記事では、お盆時期の混雑状況、ピークの時間帯、ろうそく祭りの日の様子、渋滞の傾向、回避方法までを旅行者向けに詳しく解説します。
金剛峯寺とは

金剛峯寺は高野山真言宗の総本山で、弘法大師(空海)が開創した高野山全体の中心的な存在です。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部にも登録されており、多くの参拝者が訪れる霊場として知られています。
お盆期は信仰行事が行われ、境内はいつも以上のにぎわいとなります。
基本情報
金剛峯寺の訪問を計画するうえで知っておきたい基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山132 |
| 拝観時間 | 8:30〜17:00(受付16:30まで) |
| 拝観料 | 一般1,000円、小学生300円 |
| 駐車場 | あり(無料駐車場あり) |
| アクセス | 南海高野線「極楽橋駅」→ケーブルカー「高野山駅」→バス「金剛峯寺前」すぐ |
お盆の混雑状況

お盆時期の高野山は、帰省・観光・参拝が重なるため、年間で最も人出が多い期間です。
金剛峯寺も例外ではなく、境内・道路・駐車場のすべてが混雑します。
混雑の特徴
高野山全体の傾向から、金剛峯寺でも同様の混雑となります。
- お盆期間(8月13〜16日)は全日混雑する
- 家族連れの参拝者が多く、午前中から人出が急増する
- 奥之院で行われる萬灯供養会(ろうそく祭り)の前後は特に混雑
- 駐車場や食事処の順番待ちが発生しやすい
混雑する時間帯

お盆期間の混雑ピークは午前〜午後に集中します。
時間帯ごとの傾向を押さえると、混雑回避がしやすくなります。
混雑ピークの時間帯
以下は例年の混雑傾向です。
- 午前7時〜正午
- 高野山へ向かう道路・駐車場が混雑。
- 大門南駐車場などは満車になりやすい。
- 午前10時〜午後3時
- 金剛峯寺・壇上伽藍・奥之院など主要スポットが最も混む時間帯。
比較的空いている時間帯
混雑を避けたい場合は、次の時間帯が有効です。
- 拝観開始直後(8:30〜9:00ごろ)
- 団体客や家族連れが到着する前で静かに参拝できる。
- 夕方(16時以降)
- 人が減り始めるが、拝観受付終了が迫るため時間管理が必要。
お盆の行事と混雑(ろうそく祭り)

お盆期間は高野山全体で各種行事が行われ、混雑の大きな要因となっています。
主なお盆行事
- 8月10日
- 仏迎え
- 8月11日
- 盂蘭盆会
- 期間中
- 切子灯籠の飾り付け
- 8月13日夜
- 萬灯供養会(ろうそく祭り/奥之院)
行事による混雑の特徴
- 13日の夕方〜夜は、奥之院方面の参道が大混雑
- 交通規制や時間帯によってはバスの混雑が激しくなる
- 宿坊に宿泊する参拝客も多く、エリア一帯が終日にぎわう
高野山周辺の渋滞と駐車場の状況

お盆時期は道路混雑も大きな問題です。
金剛峯寺へ車でアクセスする際は特に注意が必要です。
渋滞の傾向
| 時間帯 | 状況 |
|---|---|
| 午前7〜10時 | 高野山への山道で渋滞が発生しやすい |
| 午前10〜正午 | 駐車場が満車になりやすい |
| 行事の夜 | 奥之院周辺で混雑が集中 |
山道は一本道が多く、渋滞すると抜け道がほとんどない点に注意が必要です。
駐車場利用のポイント
- 早朝の到着が最も確実
- 大門南駐車場は満車になりやすい
- 周辺駐車場も含めて早い時間帯に動くのが安心
混雑を避けるためのコツ

混雑必至のお盆ですが、ルートや時間を工夫することで混雑を少し和らげることができます。
回避方法のポイント
- 朝一番または夕方に訪れる
- 可能なら公共交通機関を利用する
- 食事はピーク(11〜13時)を避ける
- 奥之院ろうそく祭りの日は時間に余裕をもたせる
- 訪れたいスポットを決めて計画的に行動する
まとめ
金剛峯寺はお盆期間になると、高野山全体の行事や参拝客の増加により非常に混雑します。
特に午前〜午後にかけて混雑がピークとなり、道路渋滞や駐車場の満車も発生します。
行事を楽しみたい方は早めの行動を、混雑を避けたい方は早朝または夕方の参拝がおすすめです。
事前に混雑傾向を知っておくことで快適に参拝ができます。


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