【北陸新幹線】年末年始の混雑|時間帯・帰省・Uターンなど解説

サムネ TRAVEL

年末年始の北陸新幹線は、帰省や旅行で利用客が集中するため、例年大変混雑します。

特に2024年春の敦賀延伸後は、関西方面からのアクセスが改善されたことで利用者が増加しており、2025〜2026年の年末年始も例年以上の混雑が予想されます。

本記事では、年末年始期間中の混雑ピーク、時間帯別の傾向、列車タイプごとの注意点、そして混雑を避けるためのポイントを詳しく解説します。


北陸新幹線の基本情報

北陸新幹線

北陸新幹線は、東京駅から福井県の敦賀駅を結ぶ新幹線です。

1997年の長野開業を皮切りに、2015年に金沢まで延伸、2024年3月には敦賀まで開業しました。

今後は大阪方面への延伸も計画されています。

主な列車と特徴は以下の通りです。

列車名運行区間特徴
かがやき東京〜敦賀最速達タイプ。
全席指定席。
はくたか東京〜敦賀停車駅が多く、自由席あり(繁忙期は全席指定化の可能性あり)。
つるぎ富山〜敦賀/金沢〜敦賀短距離区間のシャトル列車。
あさま東京〜長野長野までの区間運行が中心。

車両はJR東日本のE7系、JR西日本のW7系を使用し、全座席に電源コンセントが備わるなど快適性が高いのが特徴です。


年末年始の混雑傾向

北陸新幹線

年末年始の北陸新幹線は、帰省とUターンの時期が重なるため、指定席の確保が非常に困難になります。

2024〜2025年の実績では、延伸効果や休日の並びの良さから利用者数が過去最多(前年比140%)を記録しました。

そのため、2025〜2026年も同等かそれ以上の混雑が見込まれます。


帰省ラッシュ(下り:東京 → 北陸方面)

北陸新幹線

混雑のピーク時期と時間帯

帰省ラッシュは、2025年12月28日(日)〜30日(火)がピークです。

特に午前中から昼過ぎにかけては、指定席が早期に完売し、自由席も立ち客が出るほど混雑します。

日付傾向特徴
12月27日(土)徐々に混雑開始仕事納め後の移動が増加
12月28日(日)〜30日(火)最混雑午前〜昼に指定席満席が続出
12月31日(水)一時的に落ち着く元日移動組が中心

時間帯別の混雑傾向

  • 朝〜午前(7〜12時)
    • 帰省ラッシュの中心時間帯。満席が続く。
  • 午後〜夕方(15〜18時)
    • 仕事終わりに出発する利用者が多く混雑。
  • 夜間(19時以降)
    • 若干空席が出やすい時間帯。

Uターンラッシュ(上り:北陸 → 東京方面)

北陸新幹線

混雑のピーク時期と時間帯

Uターンラッシュは、2026年1月2日(金)〜4日(日)がピークです。

特に1月3日と4日は混雑の最高潮で、午後から夕方にかけて上り列車が集中します。

日付傾向特徴
1月1日(木)やや空きあり初詣・観光利用が中心
1月2日(金)〜4日(日)最混雑午後〜夕方は予約困難
1月5日(月)以降落ち着く出勤再開前の利用が減少

時間帯別の混雑傾向

  • 午後(14〜19時)
    • Uターン客が集中。
    • 指定席は早期完売。
  • 午前(7〜11時)
    • 徐々に混雑が始まり、午後にピーク。
  • 夜間(20時以降)
    • 比較的空きがあり、混雑回避に有効。

列車タイプ別の注意点

北陸新幹線

北陸新幹線では列車タイプによって座席設定や混雑度が異なります。

年末年始の利用時は、以下の点に注意が必要です。

列車名注意点
かがやき全席指定席。
満席時は「立席特急券」でデッキ乗車。
早期予約が必須。
はくたか自由席あり。
ただし繁忙期は全席指定化される場合がある。
始発駅で早めに並ぶのがポイント。
つるぎ短距離利用者が多く、金沢・富山間は自由席も混雑。
あさま東京〜長野区間の利用が中心で、比較的空席がある場合も。

混雑を避けるためのポイント

東京駅とロードバイク

混雑を完全に避けるのは難しいものの、工夫次第で快適に移動できます。

  1. 早めの指定席予約
    • 指定席は乗車日の1か月前、午前10時から発売開始。
    • 「えきねっと」(JR東日本)や「e5489」(JR西日本)の事前受付を利用し、発売開始直後に予約を行いましょう。
  2. ピーク日・時間を避ける
    • 下りは12月28〜30日の午前中
    • 上りは1月2〜4日の午後
    • これらを避け、早朝・夜間便を選ぶのが効果的です。
  3. 臨時列車を狙う
    • 年末年始は臨時列車が多数運行されます。
    • JR各社の公式サイトで運行情報をチェックし、空席を狙いましょう。
  4. 運行情報の確認
    • 年末年始は天候や混雑による遅延も発生しやすい時期です。
    • 出発前に最新情報を確認し、余裕を持って移動しましょう。
  5. 荷物は最小限に
    • 通路やデッキは荷物で混み合います。
    • 大きなスーツケースは指定の収納スペースを利用し、乗降時の混雑を避けましょう。

まとめ

北陸新幹線の年末年始は、敦賀延伸後の利用増加もあり、過去最高レベルの混雑が予想されます。

特に、下り(東京→北陸方面)は12月28〜30日午前中、上り(北陸→東京方面)は1月2〜4日午後が最も混み合います。

指定席は発売直後に完売することも多いため、早めの予約とピーク時間帯の回避が重要です。

旅程に余裕を持ち、臨時列車や早朝便を上手に活用することで、快適な年末年始の移動を実現しましょう。

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