函館山ロープウェイは、函館観光のハイライトともいえるスポットです。
ゴンドラからは市街地や函館湾の景色が一望でき、山頂からは「100万ドルの夜景」と呼ばれる絶景が広がります。
特に秋は紅葉と夜景を同時に楽しめる贅沢なシーズンで、多くの旅行客が訪れます。
しかし、その人気ゆえに混雑が避けられないのも事実です。
この記事では、紅葉時期の見頃や混雑する時間帯、注意点を詳しく解説します。
紅葉の見頃時期

函館山は市街地よりも標高が高いため、紅葉の進みが早いのが特徴です。
訪問時期を間違えると、まだ青葉が残っていたり、逆に落葉してしまったりすることもあります。
- 函館山の紅葉:
- 例年10月下旬〜11月上旬
- 市街地の紅葉:
- 11月上旬〜中旬
ロープウェイからは山肌に広がる色とりどりの紅葉を眼下に眺めることができ、山頂展望台からは紅葉に彩られた山並みと海、市街地が一望できます。
紅葉と夜景が重なるこの短い時期は、特に旅行客に人気が高まります。
混雑する時間帯

紅葉シーズンの函館山ロープウェイは、普段以上に混み合います。
特に夜景と紅葉を同時に楽しめる時間帯は、観光客が集中するため注意が必要です。
混雑のピーク
- 日没前後(16時〜18時頃)
- 紅葉、夕焼け、夜景の移り変わりを狙う観光客で最も混雑
- ロープウェイの乗車待ちが30分〜1時間以上になることも
- 下山時(19時〜20時頃)
- 夜景を見終えた人が一斉に下山し、山頂駅で長蛇の列
- 週末・祝日
- 平日以上に終日混雑し、展望台も人でいっぱい
比較的空いている時間帯
- 午前中〜日中(10時〜15時頃)
- 夜景客が来る前のため、ロープウェイや展望台は比較的ゆったり
- 夜景ピーク後(21時以降)
- 混雑が落ち着き、待ち時間も短くなる傾向
混雑を避けるためのポイント

紅葉と夜景を快適に楽しむためには、事前の工夫が欠かせません。
- 早めの時間帯に訪れる:
- 午前中や日中に紅葉を鑑賞し、夜景は別の日に分けるのもおすすめ
- ピークを外す:
- 日没後しばらく経ってから山頂へ行くと混雑が緩和
- 下山はバスやタクシーを利用:
- 夜のロープウェイ待ちが長い場合は、山頂からの路線バスやタクシーの方が早い場合もあります
- ライブカメラで確認:
- 函館山のライブカメラで混雑や天候を事前にチェック
函館山ロープウェイの基本情報

紅葉鑑賞を計画する際に押さえておきたい基本情報です。
- 営業時間(2025年)
- 通常期:10:00~22:00
- 冬季:10:00~21:00
- 料金(往復)
- 大人:1,800円
- 小人:900円
- 幼児:無料
- 所要時間
- 山麓駅〜山頂駅まで約3分
- アクセス
- 市電:十字街電停から徒歩10分
- バス:函館駅前からロープウェイ山麓駅行きあり
- 車:函館駅から約10分(観光シーズンはマイカー規制あり)
紅葉シーズンの注意点

秋の函館山を楽しむためには、混雑以外にもいくつかの注意点があります。
防寒対策
- 山頂は市街地より気温が低く、風も強い
- 10月下旬〜11月はダウンジャケットやマフラー、手袋など防寒必須
天候確認
- 強風や悪天候でロープウェイが運休する場合あり
- 曇りや霧で景色が見えないこともあるため、天気予報のチェックが大切
アクセス制限
- マイカー規制(例年4月18日以降〜11月頃)により夕方は車での山頂乗り入れ不可
- 公共交通機関の利用が安心
2024年の運休情報と今後の注意

2024年は、法定点検により10月18日〜11月10日の紅葉シーズンにロープウェイが運休しました。
2025年以降も同時期に整備が行われる可能性があるため、必ず公式サイトで最新の運行状況を確認しましょう。
まとめ
函館山ロープウェイは、紅葉と夜景を同時に楽しめる秋ならではの観光スポットです。
例年10月下旬から11月上旬が見頃で、特に日没前後は多くの観光客で大混雑します。
混雑を避けるには、午前中や夜景のピークを外した時間帯の訪問が効果的です。
防寒対策やアクセス方法、運行状況の確認も忘れずに行えば、より快適に紅葉と夜景を楽しむことができます。
函館旅行を計画する際は、紅葉の時期を狙ってロープウェイに乗り、秋ならではの絶景を満喫してください。



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