三重県伊勢市にある「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ) 」は、夫婦岩で知られる人気の観光・パワースポットです。
年末年始は、初日の出を拝む人々や初詣参拝者で特に混雑します。
本記事では、年末年始の混雑状況や参拝のコツ、駐車場情報、混雑を避けるためのポイントを詳しく解説します。
初詣や初日の出を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
二見興玉神社と夫婦岩の基本情報

二見興玉神社は、伊勢市二見町にある古社で、猿田彦大神を主祭神とする「みちひらきの神」として知られています。
境内には、大小2つの岩が注連縄(しめなわ)で結ばれた「夫婦岩」があり、良縁や夫婦円満の象徴とされています。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 三重県伊勢市二見町江575 |
アクセス | JR参宮線「二見浦駅」から徒歩約15分、伊勢市駅からCANバス利用可 |
駐車場 | 無料駐車場あり(混雑時は満車注意) |
拝観時間 | 24時間可能 |
拝観料 | 無料 |
電話番号 | 0596-43-2020 |
神社の沖合にある夫婦岩は、海中のご神体「興玉神石(おきたましんせき) 」を拝むための鳥居の役割を持っています。
古くから伊勢神宮参拝前の「禊(みそぎ) 」の場として信仰されてきました。
年末年始の混雑状況

年末年始の二見興玉神社は、特に大晦日から元旦の早朝にかけて非常に混雑します。
夫婦岩の間から昇る初日の出を拝むために、多くの人が集まるためです。
混雑ピーク
日程 | 状況 |
---|---|
12月31日夜〜1月1日早朝 | 初日の出を待つ人々で最も混雑。 駐車場は夜中から満車に。 |
1月1日〜3日(正月三が日) | 初詣参拝者で終日混雑。 昼間は駐車場待ちが発生。 |
1月4日以降 | 人出が落ち着き、比較的スムーズに参拝可能。 |
元旦の午前6時〜8時頃が混雑のピークで、神社前の道路では一方通行規制や警備員による誘導が行われることもあります。
混雑を避けるための参拝ポイント

年末年始の混雑を少しでも避けたい方は、以下の方法を意識すると良いでしょう。
混雑回避のコツ
- 初日の出の時間帯を避ける:
- 午前6時〜8時を避けて、日の出後や午後に参拝する。
- 三が日を外す:
- 1月4日以降は人出が減り、落ち着いた参拝が可能。
- 早朝・夕方の時間帯を狙う:
- 昼間より比較的空いている。
- 近隣駐車場を利用する:
- 神社前にこだわらず、徒歩10〜15分圏内の駐車場を活用。
また、神社の公式サイトでも「時期をずらした参拝」を呼びかけています。
混雑時は二見トンネルなど迂回路を利用するのも有効です。
初日の出の見どころと注意点

二見興玉神社の初日の出は、毎年多くの人が訪れる人気イベントです。
ただし、冬至の時期には夫婦岩の間から太陽が昇るわけではありません。
それでも、神々しい朝日を背景にした夫婦岩の光景は、正月らしい厳かな雰囲気を楽しめます。
初日の出参拝の注意点
- 防寒対策を徹底:
- 海沿いの早朝は冷え込みが厳しく、風も強いため厚着が必須。
- 早めの行動を:
- 深夜〜早朝には駐車場が満車になるため、前泊や早出を検討。
- 交通規制に注意:
- 警察・警備員の指示に従い、安全第一で行動を。
- 最新情報の確認:
- 出発前に神社公式サイトや伊勢市観光協会のSNSをチェック。
参拝の流れと伊勢神宮との関係

伊勢神宮に参拝する際は、古くから「浜参宮」と呼ばれる風習があり、二見興玉神社で心身を清めてから伊勢神宮へ向かうのが正式な順序とされています。
参拝の流れ
- 二見興玉神社で禊(みそぎ):
- 夫婦岩を拝み、心身を清める。
- 伊勢神宮 外宮へ参拝:
- 導きの神・猿田彦大神のご利益にあやかり、道を開く。
- 内宮へ参拝:
- 最後に天照大神を祀る内宮へ参るのが正式な流れ。
このように、二見興玉神社は伊勢参りの出発点として、古くから重要な役割を担っています。
年末年始の人出と参拝者数の傾向

伊勢市の観光統計によると、令和5年の二見興玉神社の年間参拝者数は約233万人。
このうち年末年始の初詣期間には、数万人規模の人出が集中すると推測されています。
人出の目安
- 大晦日〜元旦早朝:
- 身動きがとれないほどの混雑。
- 三が日:
- 日中も参拝客が絶えない。
- 1月4日以降:
- 落ち着いた雰囲気でゆっくり参拝可能。
混雑を避けたい方は、時期や時間帯を工夫して訪れるのがおすすめです。
まとめ
二見興玉神社・夫婦岩は、年末年始になると多くの参拝客で賑わう人気スポットです。
特に元旦の早朝は、初日の出を拝む人々で大変混雑します。
混雑を避けたい場合は、初日の出の時間帯や三が日を避けて参拝するのがポイントです。
また、海沿いの冷え込みに備え、防寒対策を万全にして出かけましょう。
古来の「浜参宮」の伝統を感じながら、年の初めを清らかな気持ちで迎えることができるでしょう。
コメント