富士湧水の里水族館(ふじゆうすいのさとすいぞくかん)は山梨県南都留郡忍野村にある県立の淡水魚専門水族館で、さかな公園の中に位置しています。
富士山の湧き水をふんだんに使った透明な水槽や、山梨の川や湖に生息する豊かな淡水魚たちの姿が楽しめるため、家族連れや観光客にとても人気があります。
「森の中の水族館」という愛称のとおり、自然の豊かさを肌で感じながら、ゆっくりとした時間を過ごせるのが魅力です。
このページでは、旅行計画に役立つ混雑情報や見学のコツ、季節ごとの特徴や対策まで、旅行者の視点でくわしく解説します。
水族館の特徴と基本情報

富士湧水の里水族館は、2001年の開館以来、山梨県の自然や水生生物を身近に体験できる場所として親しまれてきました。
水族館の大きな特徴として、県内の川や湖に生息する淡水魚を多数展示している点が挙げられます。
雄大な富士の湧水を使った二重回遊水槽では、小型魚と大型魚が立体的に泳ぎ回る姿を見ることができるため、他の水族館とは違った新鮮な魅力があります。
また、水族館の外にある池は大きなガラス窓越しで観察でき、まるで森の中で水中に浸っているような不思議な感覚を味わえます。
カエルやチョウザメなど、様々な生きものも展示されており、お子さまの自由研究のテーマにもピッタリ。
教育的な展示も豊富に用意されています。
料金がリーズナブルなのも特徴の一つです。
一般420円、小中学生200円で入館でき、毎週土曜日は何と入館料が無料(幼児は常に無料)。
障害者手帳をお持ちの方も無料で利用できます。
これも訪問意欲を高めるポイントと言えるでしょう。
「さかな公園」内には水族館以外にも、森の学習館や広場があり、1日たっぷり自然の中でレジャーを楽しむことができます。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 山梨県南都留郡忍野村忍草3098-1 |
アクセス | 富士急行線「富士山駅」からバスで約20分 |
開館時間 | 7~9月:9:00~18:00/10~6月:9:00~17:00 |
休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/1) |
入館料 | 一般420円、小中学生200円、幼児無料(土曜日は無料) |
駐車場 | 約100台(無料、満車になることあり) |
公式サイト | 森の中の水族館 公式ホームページ |
混雑状況の傾向:シーズン・時間帯

富士湧水の里水族館は、季節や曜日、時間帯によって混雑状況が大きく変わります。
家族連れや観光・旅行で来館を考えている方は、まず下記の傾向を参考に計画を立てるのがおすすめです。
シーズン
時期・曜日/時間帯 | 混雑状況 |
---|---|
平日 | 比較的空いている |
土日祝日 | やや混雑~混雑 |
春休み | 土日祝日は混雑、平日はやや混み |
ゴールデンウィーク | 非常に混雑(特に午前11時~午後16時) |
夏休み(7月下旬~8月末) | 毎日混雑、特に週末・お盆期間は大混雑 |
冬(12~2月) | 比較的空いているが、土日祝やイベント日は混雑 |
雨天 | 屋内施設のため混雑しやすい |
年末年始(12/28~1/1) | 休館 |
時間帯
来館時間 | 混雑傾向 |
---|---|
開館~10時 | 空いている |
11~16時 | ピーク(特に混雑) |
16時以降 | 落ち着き始める |
18時か17時に閉館 | 閉館時間に注意、空いていることが多い |
特に、ゴールデンウィークや夏休み、春休みは家族連れやグループ旅行で混み合い、午前11時~午後4時の間は館内・駐車場ともに非常に混雑します。
夏場や雨天時も、他の観光施設よりも屋内で涼しく過ごせるため、混雑度がぐっと高まります。
逆に平日や開館直後、16時以降は比較的ゆっくりと見学が可能です。
駐車場・交通の混雑情報

水族館に併設されている無料駐車場は約100台分のスペースがありますが、週末や大型連休、夏休みなどピーク時には早い時間に満車になることがあります。
特に午前10時以降は混雑しやすく、駐車場待ちとなったり、周辺の臨時駐車場や他の有料駐車場を探すことになるケースもしばしば見られます。
また、ゴールデンウィークやお盆休みなどでは、周辺の観光地(忍野八海など)への観光客も多いため、道路の渋滞や公共交通機関の混雑も予想されます。
確実に駐車スペースを確保したい場合は、開館時間に合わせて早めに行く、あるいは公共交通機関の利用を検討しましょう。
公共交通機関でのアクセスも便利です。
富士急行線「富士山駅」からバスに乗り継いで行けるため、遠方からの観光にも利用しやすい場所となっています。
混雑回避のポイント

- 平日を狙う
- 平日は観光客や家族連れが少なく、落ち着いた館内で展示をじっくり観察できます。
- 平日休みが取れる方や旅行日程の調整ができる方には最もおすすめのプランです。
- 午前または夕方に来館
- 混雑のピークは11時~16時です。
- 開館直後(9時~10時)や、夕方の16時以降などピークタイムを外せば、写真を撮りながらゆっくり観賞したり、お子さま連れでも安心して立ち止まって解説を読むことができます。
- 混雑情報やイベント情報の事前チェック
- 最新の混雑状況や臨時のイベント開催状況は、公式サイトやSNSで随時アナウンスされています。
- 事前に情報を確認することで想定外の混雑や閉館などを避けやすくなります。
- 駐車場の状況を随時チェック
- 車で向かう場合は混雑時の状況に応じて、周辺駐車場を候補に入れておくと当日の移動がスムーズです。
- 特に雨の日や大型連休中は早めの行動計画が重要です。
- 季節ごとの対策を万全に
- 夏は熱中症、冬は防寒・路面の凍結など、気候に合わせた服装や対策も忘れずに。
- 館内は空調が効いていますが、屋外エリアやさかな公園の散策も人気なので環境に合わせて準備しましょう。
- さかな公園全体を活用し、時間と余裕にゆとりを持つ
- 水族館以外にも遊具や自然散策エリアが充実しているため、混雑時は外の公園で過ごしつつ空く時間を待つのもアリ。
- ピクニック気分でのんびりした時間を過ごすのもおすすめです。
混雑シーズン別・対策一覧
シーズン | 混雑状況 | 回避ポイント |
---|---|---|
春休み | やや混雑~混雑 | 平日午前中、夕方の来館/公共交通機関の利用 |
GW | 非常に混雑 | 開館時間直後/事前に駐車場確保/混雑状況の確認 |
夏休み | 毎日混雑~非常に混雑 | 平日も含め開館直後、閉館前が狙い目/水分補給 |
秋 | 平日は空いている | 秋は平日が特におすすめ、イベント開催日に注意 |
冬 | 落ち着いている | 週末・祝日の来館ピークを避ける、冬季イベント注意 |
館内で快適に過ごすためのポイント
富士湧水の里水族館は、館内が広すぎず小さなお子様連れでも回りやすいのが特徴です。
ただしピーク時間帯は展示エリアが混み合い、ベビーカーや車いすでの見学がやや難しくなることも。
トイレや休憩スペースの場所を事前に確認しておくと安心です。
館内の解説は分かりやすく、魚や水生生物を間近に観察できます。
自由研究の題材にできる解説プレートも充実しているので、学びながら楽しむことが可能です。
展示は比較的順路がコンパクトなので、混雑時は一度外へ出て再入館することで空いたタイミングを狙うのも有効です。
お土産コーナーや自動販売機もありますが、混雑時は品切れや待ち時間が発生する場合も。
飲み物や軽食は持参するか、さかな公園内でピクニックがてら食事を摂るのもおすすめです。
まとめ
富士湧水の里水族館は、山梨県の自然を感じながら豊かな淡水魚や水辺の生き物にふれられるスポットです。
ただし土日祝日や長期休み、雨の日などは混雑が予想されるため、混雑回避と事前準備が重要です。
- 平日や朝夕の時間帯を選び、混雑を避けると快適に過ごせます。
- 車利用の場合は、早めの到着や公共交通機関の利用、周辺駐車場のリサーチを忘れずに。
- お出かけ前に必ず公式サイト・SNSで最新情報やイベント状況をチェックしましょう。
- 季節ごとの気候や混雑傾向を考慮した持ち物・服装で、館内外でのレジャーも楽しみましょう。
自然と触れ合う休日を、富士湧水の里水族館でぜひ満喫してください。
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