岩手県平泉町にある中尊寺は、世界文化遺産「平泉―仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」を構成する代表的な寺院です。
秋には境内一帯が紅葉に包まれ、同時期に開催される中尊寺菊まつりとあわせて、1年の中でも特に多くの観光客が訪れます。
この記事では、中尊寺の紅葉の見頃や混雑状況、菊まつりの内容、観光時の注意点まで、初めて訪れる方にも分かりやすく詳しく解説します。
中尊寺の基本情報

中尊寺は天台宗東北大本山の寺院で、長い歴史と数多くの文化財を今に伝えています。
参拝前に、まずは基本情報を押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開山 | 850年(慈覚大師円仁) |
| 造営 | 12世紀初頭(藤原清衡) |
| 所在地 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202 |
| 拝観料 | 大人1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円 |
| 拝観時間 | 8:30〜17:00(冬期は16:30まで) |
| アクセス | JR平泉駅から徒歩約20分、またはバスで約10分 |
中尊寺の主な見どころ
広大な境内には、歴史的価値の高い建造物や参道が点在しています。
紅葉シーズンは、これらの見どころが一層引き立ちます。
- 金色堂
- 讃衡蔵
- 月見坂
- 弁財天堂周辺
金色堂は1124年建立の阿弥陀堂で、内外に金箔が施された壮麗な建築です。
須弥壇内には奥州藤原氏三代の遺骸などが安置されています。
月見坂は表参道にあたり、杉並木と紅葉が織りなす景観は秋の中尊寺を象徴する風景です。
中尊寺の紅葉の見頃と特徴
中尊寺の紅葉は、平泉観光の中でも最大級の見どころの一つです。
境内に高低差があるため、比較的長い期間楽しめます。
- 見頃時期
- 10月下旬〜11月中旬
- 紅葉のピーク
- 11月上旬
主な樹種はモミジとイチョウで、赤と黄色のコントラストが美しく、参道や池周辺では写真撮影を楽しむ人の姿も多く見られます。
紅葉シーズンの混雑状況

紅葉の時期は、年間でも特に混雑します。
事前に混雑の傾向を把握しておくことが大切です。
- 混雑ピーク
- 11月上旬の土日祝日
- 特に混む日
- 文化の日を含む連休
時間帯別の傾向は以下のとおりです。
- 午前10時〜14時
- 団体ツアーと個人観光客が重なり、参道から金色堂周辺まで混雑
- 夕方16時30分以降
- 紅葉ライトアップ目当ての来訪者で再び人出が増える
混雑が激しくなる理由
中尊寺の紅葉時期に混雑が集中する理由はいくつかあります。
- 紅葉ライトアップの開催
- 中尊寺菊まつりとの同時開催
- 毛越寺や厳美渓など、周辺紅葉名所との周遊観光
特にライトアップ期間中は、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を求めて、県外からも多くの観光客が訪れます。
人出の規模と待ち時間の目安
紅葉シーズン全体では、数十万人規模の観光客が訪れるとされています。
小さな町である平泉では、道路や施設が混み合いやすくなります。
- 駐車場
- 午前9時前後で満車になることが多く、待ち時間が30分以上になる場合あり
- 金色堂拝観
- チケット購入に15〜30分程度の待ち時間が発生することあり
中尊寺菊まつりの開催概要

紅葉と並ぶ秋の風物詩が、中尊寺菊まつりです。
境内が色とりどりの菊で彩られます。
- 開催期間
- 10月20日〜11月15日
- 開催場所
- 本堂周辺および参道沿い
- 鑑賞料
- 無料(拝観料は別途必要)
菊まつりの見どころ
菊まつりでは、地元の愛好家が丹精込めて育てた作品が並びます。
- 大菊(三本仕立て)
- 懸崖作りの小菊
- 千輪咲き
- 菊人形や菊で装飾されたオブジェ
紅葉を背景にした菊の展示は、中尊寺ならではの景観として高い評価を受けています。
菊まつり期間中の混雑と雰囲気
菊まつりは紅葉のピークと重なる11月上旬が最も混雑します。
本堂前では写真撮影の人だかりができることもありますが、展示が屋外中心のため、比較的流れながら鑑賞できます。
境内には菊の香りが漂い、厳かな雰囲気と秋の彩りが調和した空間が広がります。
観光時の注意点と対策

紅葉や菊まつりを快適に楽しむため、以下の点に注意しましょう。
- 防寒対策
- 11月の夕方以降は冷え込みが厳しくなる
- 足元
- 砂利道や石段が多いため、歩きやすい靴が必須
- 撮影マナー
- 金色堂内は撮影禁止
- 三脚使用は混雑時に制限される場合あり
まとめ
中尊寺の紅葉と菊まつりは、平泉観光の中でも特に人気の高い秋のイベントです。
見頃は10月下旬から11月中旬で、11月上旬の土日祝日は大変混雑します。
混雑を避けたい場合は、平日の午前中や夕方以降を狙うのがおすすめです。
歴史ある寺院と秋の自然が織りなす中尊寺ならではの風景を、ぜひ余裕を持って楽しんでください。



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