京都・嵐山の「竹林の小径」は、四季折々に美しい景観を楽しめる人気観光スポットです。
特に秋の紅葉シーズンは竹林の緑と紅葉の赤や黄色が鮮やかに調和し、多くの観光客で賑わいます。
しかしその分、混雑が激しくなるため、快適に楽しむには訪れる時間帯や注意点を押さえておくことが大切です。
この記事では、紅葉時期の混雑情報、見頃、周辺スポット、注意点を詳しく解説します。
嵐山「竹林の小径」とは

嵐山「竹林の小径」は、京都市右京区嵯峨野にある全長約400メートルの遊歩道です。
両側に高く伸びる竹が並び、風に揺れる音は「日本の音風景100選」にも選ばれています。
野宮神社から天龍寺北門、大河内山荘へと続き、幻想的な雰囲気を体験できる散策路として国内外の観光客に人気があります。
主な特徴
- 竹林のトンネルのような道が続く幻想的な景観
- 人力車での散策も可能
- 周辺には天龍寺や常寂光寺、大河内山荘庭園などの紅葉名所が点在
紅葉の見頃

紅葉シーズンの「竹林の小径」は、竹の青さと紅葉の鮮やかさが重なり、独特の美しさを楽しめます。
紅葉の見頃
- 11月中旬:
- 紅葉が色づき始め、緑とのコントラストが楽しめる
- 11月下旬:
- 紅葉のピーク。
- 最も美しい時期で観光客も集中
- 12月上旬:
- 見頃の終盤。
- 散り紅葉と竹林の組み合わせが魅力
混雑する時間帯

紅葉シーズンの「竹林の小径」は、観光客が集中するため特に日中は混雑します。
混雑のピーク
- 午前10時〜午後3時頃:
- 観光バスや団体客が多く、小径が歩きにくくなる
- 午後4時頃:
- 日中よりは落ち着くが、夕景を狙う観光客が再び増える
混雑を避けるための時間帯

人混みを避けて竹林と紅葉をゆっくり楽しみたい場合は、時間帯を工夫することが有効です。
混雑回避の狙い目
- 早朝(午前7〜8時台):
- 人が少なく、静かな竹林を独り占めできる
- 平日:
- 週末や祝日に比べて観光客が少ない
- 夕方以降:
- 商店が閉まる時間帯は比較的落ち着く。
- ただし照明がないため注意が必要
周辺の紅葉スポット

竹林の小径は紅葉そのものがメインではありませんが、周辺に紅葉の名所が多数あります。
竹林散策と合わせて巡ることで、嵐山の秋を存分に堪能できます。
おすすめの周辺スポット
- 天龍寺:
- 曹源池庭園の紅葉が有名な世界遺産
- 常寂光寺:
- 竹林から少し奥にある、紅葉の名所
- 大河内山荘庭園:
- 庭園と紅葉の調和が美しい
- 愛宕念仏寺・祇王寺:
- 比較的人が少なく、穴場の紅葉スポット
紅葉時期の注意点
混雑を避けるだけでなく、安全で快適に楽しむためには以下の点に注意しましょう。
注意すべきポイント
- 小径は狭く、人力車も通るため譲り合いが必要
- 立ち止まっての撮影は難しいため、写真を撮るなら早朝がおすすめ
- 渡月橋周辺は渋滞しやすく、駐車場も不足するため公共交通機関の利用が安心
- 夜間は照明がなく暗いため、散策時は懐中電灯があると便利
- 11月下旬以降は冷え込むので、防寒対策をして訪れる
アクセスと基本情報

- 所在地:
- 〒616-8394
- 京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
- 営業時間:
- 散策自由(24時間)
- 入場料:
- 無料
- 所要時間:
- 10分〜30分程度
- アクセス:
- JR嵯峨嵐山駅から徒歩約10分
- 嵐電嵐山駅から徒歩約8分
- 阪急嵐山駅から徒歩約15分
まとめ
嵐山「竹林の小径」は、竹林の緑と紅葉の赤や黄が織りなす美しい景観が楽しめる秋の人気スポットです。
特に11月下旬は最も美しい時期ですが、その分混雑も激しくなります。
快適に楽しむには、早朝や平日を狙うこと、公共交通機関を利用すること、周辺の紅葉スポットと組み合わせて訪れることがポイントです。
計画的に訪れれば、幻想的な竹林と紅葉のコントラストを心ゆくまで堪能できます。
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