函館山といえば夜景が有名ですが、実は昼間の登山やハイキングも大きな魅力です。
山頂から見える絶景だけでなく、登山道には四季折々の自然や歴史を感じるポイントが点在します。
この記事では、徒歩で函館山を登るためのおすすめのコースや所要時間、登山の準備まで詳しく紹介します。
旅行や観光で函館を訪れる方は、ぜひ観光の参考にしてください。
函館山を徒歩で登るハイキングの魅力

函館山は標高334mと手軽に登りやすく、初心者でも気軽に楽しめる山です。
山頂を目指しながら、自然や歴史にふれあえる体験は、夜景観賞とはまた異なる魅力を感じられます。
- 豊かな自然:
- スギ林や山野草、季節の花々が登山者を迎えてくれます
- 歴史ロマン:
- 明治時代の要塞跡や砲台など歴史的遺構も見どころ
- 絶景ポイント:
- 時折木々の間から津軽海峡や函館市街を望む開放的な眺め
こうした多彩な魅力があるため、函館山のハイキングは地元の人にも観光客にも人気なのです。
函館山登山道:代表的なおすすめコースと所要時間

函館山には10本以上の散策コースが整備されています。
その中でも特におすすめの、特徴や所要時間を表にまとめます。
コース名 | 難易度 | 所要時間(片道) | 特徴と見どころ |
---|---|---|---|
旧登山道コース | 初心者向け | 約1時間 | 一番人気。 スギ林や要塞跡、王道ルート |
千畳敷コース | 中級者向け | 約65分 | 途中で分岐。 歴史的な千畳敷砲台跡あり |
七曲りコース | 中・上級者 | 約35~40分 | 立待岬発。 つづら折りの道と観音像 |
旧登山道コース:迷ったら王道!初心者も安心
ロープウェイ山麓駅近くからスタートし、約1時間のハイキングで山頂へ。
道幅も広く初心者でも安心です。
スギ林を抜け、時に町並みや港が見え隠れし、山歩きの楽しさを存分に味わえます。
途中には明治時代の要塞跡も点在します。
千畳敷コース:歴史好き・冒険心のある人へ
旧登山道コースから分かれる千畳敷コースは、約65分の道のり。
苔むした石垣や砲台跡、戦闘司令所跡などが残ります。
千畳敷広場からは違った角度で函館の街並みも楽しめるのが特徴です。
七曲りコース:景色と信仰の道
立待岬からスタートし、つづら折りの坂を登る印象的なコース。
途中には函館山三十三観音像が並び、信仰の歴史を感じながら絶景も楽しめます。
傾斜はやや急ですが、山頂まで約35~40分と健脚の方にもおすすめです。
徒歩以外の山頂へのアクセス方法

ハイキングが苦手な方や時間に余裕のない方には、徒歩以外のアクセスも充実しています。
旅行のスタイルに合わせて選びましょう。
- ロープウェイ:
- 山麓駅から山頂駅まで約3分。市街地、港、夜景を一望できる
- 登山バス:
- JR函館駅発で山頂まで直通。
- 約30分で到着(冬季運休)
- マイカー・レンタカー:
- 都市部や観光地から山麓駅までの移動が便利。
- 夜景タイムは通行規制に注意
登山前の準備と注意点

安心・安全に函館山ハイキングを楽しむために、服装や持ち物、注意点をまとめました。
特に旅先では無理をせず、準備をしっかり整えて登りましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
服装 | 気温差に対応できる重ね着、ウインドブレーカーなど上着を持参 |
靴 | スニーカー等、歩きやすい靴 |
持ち物 | 水分、虫よけスプレー、帽子・タオルなど |
季節ごとの注意 | 夏:虫対策、冬:滑り止め靴と防寒着 |
冬期閉鎖 | 11月中旬~4月中旬は登山道閉鎖、ロープウェイのみ利用可 |
函館山ハイキングの楽しみ方と過ごし方

函館山の登山道では、歩くだけでなくさまざまな楽しみ方があります。
ぜひ自分なりの見どころを見つけてみてください。
- 要塞跡や観音像を巡る歴史散歩
- 四季折々の山野草・花めぐり
- 山頂だけでなく、途中の展望スポットからの景色&写真撮影
- ピクニックや休憩にぴったりの千畳敷広場
コースによって見える景色や出会う植物、歴史的な遺構も変わるので、何度でも歩きたくなるのが函館山の魅力です。
まとめ
函館山は、夜景だけでなく、昼のハイキングや登山でも大きな魅力を放っています。
初心者向けから歴史・絶景・信仰の道まで多様なコースがあり、体力や興味に合わせて楽しめます。
観光の合間や地元気分でのんびり歩くのも良し、本格的に山歩きを満喫するのも良いでしょう。
安全に気をつけて、函館山の“もうひとつの顔”を存分に体感してください。
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