名神高速道路の京都〜大阪間を走っていると現れる「右ルート・左ルート」の分岐。
初めて通る方にとっては、「どっちに行けばいいの?」「早いのはどっち?」と迷うポイントです。
本記事では、右ルート・左ルートの違い、所要時間の差、出口やJCTの注意点まで旅行者向けにわかりやすく解説します。
名神高速道路の基本情報

名神高速道路(E1)は、愛知県小牧市から兵庫県西宮市までを結ぶ、日本初の本格的な高速道路です。
1965年に全線開通し、現在も東西を結ぶ大動脈として重要な役割を担っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 小牧IC〜西宮IC |
| 全長 | 約190km |
| 管理会社 | 小牧IC〜八日市IC:NEXCO中日本/八日市IC〜西宮IC:NEXCO西日本 |
| 主な接続 | 米原JCT(北陸道)、草津JCT(新名神)、吹田JCT(中国道・近畿道) |
交通量が非常に多く、特に京都〜大阪間は全国でも有数の渋滞ポイントとして知られています。
右ルート・左ルートの概要

京都南IC〜高槻JCT(大山崎JCT付近)は、渋滞緩和のため上下線ともに道路が2つに分かれています。
既存の道路が「左ルート」、増設された道路が「右ルート」です。
この区間は日本唯一のダブル左右分岐区間で、合計4車線体制で交通を処理しています。
左右の分岐は数キロ続き、途中での変更はできません。分岐前の判断が非常に重要です。
左ルートの特徴
左ルートは、もともとの本線側にあたるルートです。
分岐や合流が多く、多機能型のルートといえます。
走行上の特徴
- 大型トラックやバスの利用が多い
- 速度リミッター付き車両の影響で流れがやや遅い傾向
- 合流・分岐が多くブレーキが発生しやすい
利用できる施設・出口
- 大山崎JCT(京滋バイパス・京都縦貫道)
- 大山崎IC(国道171号方面)
- 大山崎バスストップ
- 高槻バスストップ
出口や他路線への乗り換えが集中しているため、目的地がある場合は基本的に左ルートを選ぶ必要があります。
右ルートの特徴
右ルートは、もともとの追い越し車線側を拡張したルートです。
直進重視の構造となっています。
走行上の特徴
- 合流・分岐が少ない
- 大型車が比較的少ない
- 一定速度で巡航しやすい
注意点
- 大山崎ICで降りることはできない
- 京滋バイパス・京都縦貫道へは接続不可
- 途中にPAは存在しない
通過専用に近いルートのため、直進するだけなら快適ですが、出口利用予定がある場合は要注意です。
右ルートと左ルートの比較

| 比較項目 | 左ルート | 右ルート |
|---|---|---|
| 主な利用者 | トラック・バス・出口利用者 | 普通車・直進車両 |
| 速度傾向 | やや遅め | やや速め |
| 分岐・合流 | 多い | 少ない |
| 大山崎IC利用 | 可能 | 不可 |
| 京滋バイパス接続 | 可能 | 不可 |
大きな時間差はありませんが、構造上は右ルートの方が流れやすい傾向にあります。
どっちが早い?実際の所要時間
結論として、通常時は右ルートの方がわずかに早いことが多いです。
理由は以下のとおりです。
- 大型車が少ない
- 合流による減速が少ない
- 速度が安定している
ただし、差は数十秒から1分程度といわれています。
劇的な違いはありません。
事故や故障車が発生すると、どちらか一方に渋滞が集中する場合があります。
その際は電光掲示板の情報を優先してください。
左ルートにしかない重要ポイント
特に旅行者が注意すべき施設は以下のとおりです。
大山崎JCT
- 京滋バイパス(宇治・津方面)
- 京都縦貫自動車道(亀岡・宮津方面)
これらへ向かう場合は必ず左ルートです。
大山崎IC
- 国道171号(大山崎・島本方面)出口
右ルートでは降りられません。
休憩施設について
分岐区間の途中にパーキングエリアはありません。
利用できる休憩施設は以下です。
- 桂川PA(分岐前)
- 吹田SA(分岐後)
休憩予定がある場合は、分岐前後で計画的に利用しましょう。
方向別ルート選択の目安

ルート選択の目安を紹介します。
下り線(京都→大阪)
左ルートを選ぶ人
- 大山崎ICで降りる
- 京滋バイパスへ乗り換える
- ゆっくり走行したい
右ルートを選ぶ人
- 吹田・西宮方面へ直進
- 少しでもスムーズに走りたい
上り線(大阪→京都)
左ルートを選ぶ人
- 大山崎ICで降りる
- 京滋バイパスへ乗り換える
- バス停を利用する
右ルートを選ぶ人
- 京都南IC・大津方面へ直進
渋滞回避のコツ

分岐手前には図形情報板が設置されています。
選ぶ際は必ず確認しましょう。
- 赤色表示は渋滞
- オレンジ表示は混雑
- 表示が少ない側を選ぶ
特に連休や観光シーズンは、片側に極端な混雑が発生することがあります。
リアルタイム情報の確認が最も重要です。
まとめ
名神高速道路の右ルート・左ルートは、基本的に「直進重視なら右」「出口や乗り換えがあるなら左」と覚えるとわかりやすいです。
所要時間の差はわずかですが、目的地によってはルートを間違えると大きなロスになります。
分岐前の電光掲示板を確認し、目的地に合ったルートを選びましょう。
旅行中のドライブを快適にするためにも、事前に特徴を理解しておくことが大切です。


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