東京から名古屋・大阪方面へ車で移動する際、「東名高速道路」と「新東名高速道路」のどちらを使うべきか迷う人は多いです。
結論から言うと、早さと安定性を重視するなら新東名、景色や定番サービスエリアを楽しみたいなら東名が向いています。
本記事では、両路線の基本情報から走行性能、渋滞傾向、目的別のおすすめまで、旅行者目線で詳しく解説します。
新東名高速道路の基本情報と特徴

新東名高速道路は、東名高速のバイパスとして建設された比較的新しい高速道路です。
最新の設計思想が随所に取り入れられており、長距離移動の快適性が大きな特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 第二東海自動車道 |
| 起点・終点 | 海老名南JCT〜豊田東JCT |
| 全長 | 約253km |
| 最高速度 | 一部区間で120km/h |
| 主な特徴 | 直線的で勾配が緩やか、3車線区間が多い |
新東名はカーブが緩やかで、トンネルや高架橋を多用した直線的な構造のため、速度を一定に保ちやすく、運転の疲労が少ないのが魅力です。
新東名高速道路の開通状況と最新動向
新東名は計画路線の約9割が開通していますが、神奈川・静岡県境の一部区間が未開通です。
この影響で、特定地点では流れが途切れることがあります。
- 未開通区間は新秦野IC〜新御殿場IC付近
- 未開通部分では一度一般道や東名へ流れる必要がある
- 難工事区間のため全面開通は2028年度以降の見込み
また、新東名では自動運転トラックの実証実験など、次世代物流を見据えた取り組みも進められています。
新東名高速道路で混雑しやすいポイント

構造的に渋滞が起きにくい新東名ですが、場所や時期によっては注意が必要です。
接続部・終点付近の混雑
- 海老名南JCT〜伊勢原JCT
- 圏央道や東名からの流入が集中し、交通量が増えやすい
- 豊田東JCT付近
- 伊勢湾岸道や東海環状道との分岐で大型車が多い
サービスエリア入口の渋滞
- 駿河湾沼津SA
- 岡崎SA(NEOPASA)
休日や大型連休は駐車場待ちの列が本線まで延びることがあります。
東名高速道路の基本情報と役割

東名高速道路は、日本の高度経済成長期に整備された、日本屈指の大動脈です。
現在も物流・観光の両面で重要な役割を担っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 第一東海自動車道 |
| 起点・終点 | 東京IC〜小牧IC |
| 全長 | 約347km |
| 路線番号 | E1 |
| 特徴 | 歴史が長く交通量が非常に多い |
沿線には都市部や観光地が多く、利用者数は現在も非常に多いのが特徴です。
東名高速道路で渋滞が発生しやすい区間

東名は構造や交通量の影響で、慢性的な渋滞ポイントが存在します。
神奈川県内の主要渋滞区間
- 海老名JCT〜横浜町田IC
- 大和トンネル付近で自然渋滞が頻発
- 厚木IC〜秦野中井IC
- 上り線で特に渋滞損失時間が長い
- 大井松田IC〜御殿場IC
- 勾配が急で大型車が減速しやすい
その他の混雑ポイント
- 豊川IC〜音羽蒲郡IC
- 東名川崎IC〜東京IC
これらの区間は平日でも渋滞が発生しやすいため、時間帯の調整が重要です。
東名高速と新東名高速の違いを比較

両路線は並行していますが、設計思想が大きく異なります。
| 項目 | 東名高速道路 | 新東名高速道路 |
|---|---|---|
| 設計思想 | 山や谷を縫う従来型 | 直線重視の最新設計 |
| カーブ | 急なカーブが多い | 非常に緩やか |
| 勾配 | 最大約5.0% | 最大約2.0% |
| 制限速度 | 基本100km/h | 一部120km/h |
| 走行感 | 起伏が多く変化に富む | 安定して単調 |
どっちが早い?所要時間と定時性

結論として、到着時間の早さと安定性は新東名が優れています。
- 最高速度120km/h区間があり、移動時間を短縮できる
- 勾配が緩く速度低下が起きにくい
- 渋滞による所要時間のばらつきが少ない
出張や長距離ドライブでは、新東名を選ぶことで計画通りに移動しやすくなります。
目的別に見るおすすめの選び方

利用目的によって、適した路線は変わります。
新東名がおすすめな人
- できるだけ早く目的地に着きたい
- 長距離運転の疲労を減らしたい
- 最新型のサービスエリアを楽しみたい
東名がおすすめな人
- 駿河湾や富士山など景色を楽しみたい
- 海老名SAや足柄SAなど定番SAに立ち寄りたい
- ドライブそのものを楽しみたい
走行時の注意点と安全対策

両路線にはそれぞれ特有の注意点があります。
新東名の注意点
- 直線が多く眠気が出やすい
- 夜間は大型トラックが非常に多い
- トンネルが多く圧迫感を感じやすい
東名の注意点
- 急カーブや急勾配が多い
- 合流や分岐が複雑な区間がある
- 工事による車線規制が多い
共通の注意点
- 御殿場付近は冬季に積雪や凍結が発生しやすい
- 冬用タイヤやチェーンの準備が必要
まとめ
東名高速と新東名高速を比較すると、早さと安定性では新東名、景色や歴史あるサービスエリアでは東名が魅力です。
旅行の目的や出発時間、立ち寄りたい場所に応じて使い分けることで、移動の満足度は大きく変わります。
事前に渋滞予測や工事情報を確認し、自分に合った最適なルートを選びましょう。



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