お盆期間の中央線(東線)は、首都圏でも屈指の混雑路線となります。
東京から山梨・長野方面を結ぶ重要路線であるため、帰省客に加え、夏休み観光や山岳エリアへの旅行者が集中するのが特徴です。
特に特急列車や主要駅では、通常期とは比べものにならない混雑が発生します。
この記事では、中央線(東線)のお盆時期の混雑傾向を時間帯別・理由別に整理し、満員電車を避けるための注意点も詳しく解説します。
中央線(東線)の基本情報とお盆時期の特徴

中央本線は、東京駅から名古屋駅までを塩尻駅経由で結ぶ全長396.9kmの幹線鉄道路線です。
このうち、東京駅から塩尻駅までの区間は中央線(東線)と呼ばれ、JR東日本が管轄しています。
首都圏の通勤路線としての役割に加え、山梨・長野方面への観光や帰省輸送も担っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 東京駅〜塩尻駅 |
| 管轄 | JR東日本 |
| 主な列車 | 中央線快速、特急あずさ、特急かいじ |
| 特徴 | 通勤輸送と長距離移動が混在する路線 |
お盆期間は、普段の通勤利用に加えて長距離移動が一気に増えるため、列車の混雑レベルが急激に上昇します。
お盆期間の混雑ピークと時間帯

中央線(東線)のお盆混雑は、日程と時間帯によって明確なピークがあります。
特に移動が集中する日は、終日混雑が続く傾向です。
| 項目 | 往路(下り) | 復路(上り) |
|---|---|---|
| 混雑ピーク日 | 8月11日〜13日頃 | 8月15日〜16日頃 |
| 混雑しやすい時間帯 | 午前7時〜12時 | 午後14時〜20時 |
| 混雑の中心 | 新宿・東京発 | 甲府・松本・上諏訪発 |
- 午前中:
- 首都圏から山梨・長野方面へ向かう帰省客と観光客が集中
- 午後から夕方:
- Uターン客が一斉に戻るため、上り列車が満員になりやすい
特急あずさ・かいじの混雑状況
中央線(東線)の長距離移動で利用される特急列車は、お盆期間中ほぼ満席状態が続きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 座席種別 | 全席指定 |
| 混雑状況 | 発売開始直後に満席になる日が多い |
| 立席 | 座席未指定券でデッキ立席可 |
- 指定席が取れない場合でも、座席未指定券で乗車は可能
- デッキで2時間以上立ち続けるケースも珍しくない
- 特に8月15日・16日は予約難易度が非常に高い
お盆に混雑が激化する主な理由

中央線(東線)が特に混雑するのには、複数の要因が重なっています。
- 帰省・Uターン需要
- 山梨県や長野県出身者の帰省が集中
- 夏休み観光
- 富士五湖、八ヶ岳、上高地方面への旅行者が増加
- 登山・高原レジャー
- 小淵沢や茅野など登山拠点駅の利用が増える
- 大規模イベント
- 8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会による爆発的な人出
これらが同時に発生するため、お盆期間は年間でも最上位レベルの混雑となります。
8月15日 諏訪湖花火大会当日の特異な混雑
8月15日は、中央線(東線)において例外的とも言える混雑が発生します。
諏訪湖祭湖上花火大会には、例年約50万人が訪れるためです。
- 臨時列車の大量運行
- 首都圏の車両が長野方面まで応援投入される
- 駅構内の入場規制
- 上諏訪駅ではホームに上がるまで長時間待ち
- 終電付近の混乱
- 花火終了後は数時間にわたり混雑が継続
この日は、通常のお盆混雑とは別次元の状況になると考えた方が安全です。
普通列車と快速電車の混雑傾向

特急を避けて普通列車や快速を利用する人も多く、こちらも決して空いているわけではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 混雑区間 | 新宿〜高尾、高尾〜大月 |
| 混雑時間帯 | 午前〜夕方まで断続的 |
| 注意点 | 立ち客が多く長時間移動は負担大 |
- 高尾駅以西では本数が減り、1本逃すと長時間待ちになる
- 車内は登山客の大型荷物でさらに混雑することがある
お盆期間に注意すべきポイント

お盆の中央線(東線)を利用する際は、以下の点に特に注意が必要です。
- 駅周辺駐車場の満車
- 主要駅では午前中に満車になるケースが多い
- バス・道路の渋滞
- 観光地周辺で大幅な遅延が発生
- 時間に余裕のない乗り継ぎ
- 混雑で予定通り移動できないことがある
混雑を少しでも回避するためのコツ

完全な回避は難しいものの、工夫次第で負担を減らすことは可能です。
- 早朝・夜間の移動を選ぶ
- ピーク時間帯を避けるだけでも体感混雑は軽減
- 往復とも事前予約を徹底
- 特急指定席は発売開始日に確保する
- 日程をずらす
- お盆の中心日を外すと混雑レベルが下がる
まとめ
中央線(東線)のお盆期間は、帰省・観光・イベントが重なり、年間でも最も混雑する時期です。
特に午前中の下り列車と、夕方以降の上り列車は満員状態が続きます。
特急列車は早期満席が当たり前となるため、早めの計画と余裕ある行動が重要です。
混雑の特徴を理解した上で、時間帯や移動手段を工夫し、少しでも快適なお盆移動を心がけましょう。


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