静岡駅から東海道新幹線を利用する際、どの号車に乗るかによって移動の快適さは大きく変わります。
改札からホームまでの距離、到着駅での乗り換えや出口への近さ、富士山が見える座席位置など、旅行客にとって重要なポイントは多岐にわたります。
この記事では、静岡駅の構造を踏まえたうえで、目的別におすすめの号車や座席、車内環境の違いを詳しく解説します。
静岡駅の基本情報と新幹線ホームの特徴

静岡駅は静岡県静岡市葵区に位置する県内最大規模のターミナル駅です。
東海道新幹線と東海道本線が乗り入れ、観光・ビジネスの両面で多くの利用者があります。
新幹線ホームの構造を把握しておくことで、号車選びがしやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県静岡市葵区黒金町50番地 |
| 新幹線ホーム | 相対式2面2線+通過線2線(3階) |
| 停車種別 | ひかり・こだま |
| 在来線 | 東海道本線(2階・島式2面4線) |
| 1日平均乗降客数 | 約10.8万人(2023年度) |
静岡駅の新幹線ホーム(13・14番線)には、階段やエスカレーターが特定の号車付近に集中しています。
そのため、改札からの移動距離を短くしたい場合は号車選びが重要になります。
静岡駅で乗車しやすいおすすめ号車

静岡駅の新幹線改札は2階にあり、3階のホームへは階段・エスカレーターで移動します。
これらの昇降設備に近い号車を選ぶことで、スムーズに乗車できます。
- 1号車付近
- 6号車付近
- 11号車付近
- 16号車付近
これらの号車付近には階段やエスカレーターが配置されているため、ホーム上の移動距離が短く、特に大きな荷物を持つ旅行客には便利です。
中でも6号車はホーム中央寄りで、どの方面へ行く場合でもバランスが良い選択といえます。
目的別に見るおすすめ号車と座席

東海道新幹線では、目的によって最適な号車や座席が異なります。
旅行スタイルに合わせて選ぶことで、移動時間をより快適にできます。
| 項目 | おすすめ号車・座席 | 理由 |
|---|---|---|
| 富士山の景色を楽しみたい | 普通車E席 | 東京方面・新大阪方面ともに富士山側 |
| 静岡駅での乗降を楽にしたい | 1・6・11・16号車 | 階段・エスカレーターに近い |
| 静かに過ごしたい | 中間号車(11〜12号車) | 人の出入りが比較的少ない |
| 自由席に座りたい | 1〜3号車 | ひかり・こだまの自由席設定 |
| コンセントを使いたい | 窓側席 | N700系以降は窓側に設置 |
富士山を目的にする場合は、必ず座席位置まで意識することが重要です。
号車だけでなく、A席・E席の違いも確認しておきましょう。
到着駅別に見る下車しやすい号車

静岡駅から主要駅へ向かう旅行客向けに、到着後の移動が楽になる号車の目安を紹介します。
東京駅で下車する場合
東京駅は非常に広く、改札や乗り換え口の位置によって便利な号車が異なります。
- 8〜11号車付近:
- 中央のりかえ口・丸の内方面
- 3〜6号車付近:
- 南のりかえ口・京葉線方面
- 16号車付近:
- 日本橋口
在来線への乗り換えを優先する場合は、8〜11号車付近が最も使いやすい選択です。
新横浜駅で下車する場合
新横浜駅では乗り換え路線によって最適な号車が変わります。
- 12号車付近:
- JR横浜線
- 1〜3号車付近:
- 市営地下鉄ブルーライン・相鉄東急線
横浜方面へ向かう観光客は、事前に乗り換え路線を決めておくと無駄な移動を避けられます。
名古屋駅・新大阪駅で下車する場合
名古屋駅や新大阪駅もホームが長いため、出口に近い号車を選ぶことが重要です。
- 名古屋駅(東側・在来線):
- 1〜4号車
- 名古屋駅(太閤通口・近鉄):
- 12〜16号車
- 新大阪駅(在来線乗り換え):
- 4〜7号車
- 新大阪駅(地下鉄):
- 2〜4号車
車内環境と知っておきたい注意点

東海道新幹線を利用する際には、車内環境やルールも事前に把握しておくと安心です。
- 全車禁煙で喫煙ルームはない
- のぞみは静岡駅に停車しない
- グリーン車は静粛性と座席間隔に余裕がある
観光目的でゆったり移動したい場合は、混雑しにくい中間号車やグリーン車の利用も検討すると良いでしょう。
まとめ
静岡駅で東海道新幹線を利用する際は、駅構造と到着駅の動線を意識して号車を選ぶことが快適な移動につながります。
乗車のしやすさを重視するなら6号車、富士山の景色を楽しみたいならE席、到着後の乗り換えを優先するなら主要改札に近い号車を選ぶのがおすすめです。
旅行の目的に合わせて最適な号車を選び、静岡からの新幹線移動を快適に楽しんでください。



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