上越新幹線は、東京〜新潟間を結ぶ主要路線で、観光やビジネスの移動に利用される方が多い路線です。
E7系車両に統一されたことで設備もわかりやすく、目的に合わせた号車選びがしやすくなりました。
この記事では、乗車・下車がスムーズな位置や、静かに過ごせる号車、作業向きの号車など、上越新幹線に初めて乗る旅行客でも迷わないおすすめ号車を詳しく解説します。
上越新幹線とは

上越新幹線は、東京駅から新潟駅までを結ぶJR東日本の新幹線路線です。
豪雪地帯を走るため、他の路線よりも強力な雪対策が施されているのが特徴です。
【概要】
- 路線区間:
- 東京駅〜新潟駅
- 開業:
- 1982年11月
- 使用車両:
- E7系(12両編成)
- 主な列車:
- とき(速達)
- たにがわ(各駅タイプ)
- 最高速度:
- 275km/h(大宮〜新潟間の一部)
特に冬季は越後湯沢からガーラ湯沢駅へ延びる支線の運行も行われ、ウィンタースポーツ客の主要アクセスにもなっています。
自由席と指定席の号車

上越新幹線(E7系)では、目的によって選ぶべき号車が異なります。
自由席の号車
自由席は以下の通りです。
- 自由席:
- 1〜5号車
- 混雑期:
- 4号車・5号車が指定席に変更される場合あり
自由席特急券なら、空いている席に座れます。
コンセントは窓側・通路側のひじ掛け下にあり、中央席(B席)は非対応です。
指定席の号車
指定席は次のとおり配置されています。
- 普通車指定席:
- 6〜10号車、12号車
- グリーン車:
- 11号車
- グランクラス:
- 12号車(一部席)
特に9号車は「TRAIN DESK」と呼ばれる作業推奨車両になっており、通話やPC作業がしやすい設定です。
目的別:おすすめの号車

旅行客のニーズに合わせて、どの号車が最適かを整理しました。
静かに過ごしたい人向け
落ち着いた環境で移動したい方には次の号車がおすすめです。
- 11号車(グリーン車):
- 最も静かでシート間隔が広い
- 編成の端に近い号車:
- デッキを通過する人が少なく静か
- 9号車の一部:
- 作業向きのため静けさが保たれやすい
特に長距離となる東京〜新潟間は、静かに移動したい方にグリーン車が人気です。
作業・PC利用が多い人
車内で仕事や資料確認をしたい場合は、次が最適です。
- 9号車:
- TRAIN DESK(通話可・PC作業推奨)
- 窓側・通路側:
- コンセント利用が可能
中央席のB席にはコンセントがないため注意が必要です。
大きな荷物がある人
荷物が多い旅行客には次の座席が便利です。
- 最後部座席:
- 背面に大きな荷物を置ける
- 1〜2号車付近のデッキ:
- ややスペースが取りやすい
特に最後部座席は人気が高いため、早めの予約が推奨されます。
東京駅で乗車しやすい号車

東京駅は動線が複雑なため、乗車しやすい号車を知っておくとスムーズです。
【乗車しやすい号車】
- 階段・エスカレーターが近い:
- 6号車付近、12号車付近
- エレベーターが近い:
- 12号車付近
荷物が多い場合は12号車寄りが便利です。
グランクラス・グリーン車利用者も移動がスムーズになります。
新潟駅で下車しやすい号車

新潟駅での下車をスムーズにしたい場合、中央部に位置する号車が便利です。
【下車しやすい位置】
- 階段・エスカレーター付近:
- 5号車
- 7号車
- 9号車
- 11号車
- エレベーター付近:
- 6号車
特に5〜7号車あたりはどの出口にも移動しやすく、乗り換えにも便利です。
上越新幹線の基本的な特徴

利用する前に、路線の特徴を知っておくと快適度が上がります。
【特徴】
- 豪雪地帯を走るため雪対策が非常に充実
- 2023年以降は最高速度275kmへ引き上げ
- E7系に統一され、設備の差が解消
- 越後湯沢からガーラ湯沢への支線は冬季限定で運行
冬季でも安定して走るため、スキー客にも支持されています。
まとめ
上越新幹線の号車選びは、目的によって最適な場所が大きく異なります。
【ポイント】
- 静かに過ごしたい:
- 11号車や車両端
- 作業をしたい:
- 9号車(TRAIN DESK)
- 荷物が多い:
- 最後部座席・12号車近く
- 景色重視:
- 東京発なら右側(E席)
- 東京駅で乗車しやすい:
- 6号車・12号車付近
- 新潟駅で下車しやすい:
- 5〜7号車付近
旅行の目的に合わせて座席を選べば、移動時間がぐっと快適になります。
上越新幹線を利用する際は、ぜひこの記事を参考に号車を選んでみてください。



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