石垣島の北西部にそびえる屋良部岳(やらぶだけ)は、標高216mほどながら「トロルの舌」と呼ばれる突き出した巨岩からの絶景が人気のスポットです。
年末年始は温暖な気候を求めて多くの観光客が訪れるシーズン。
この記事では、屋良部岳の年末年始の混雑状況や時間帯ごとの傾向、注意点、混雑を避けるコツなどを詳しく解説します。
屋良部岳の基本情報

屋良部岳は、石垣島の屋良部半島に位置する標高216m余りの山で、比較的短時間で登れる「プチ登山スポット」として人気があります。
山頂近くの巨岩「トロルの舌」からは、東シナ海や御神崎、名蔵湾などを一望できる360度の絶景が広がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県石垣市崎枝(屋良部半島中央部) |
| 標高 | 約216m |
| 特徴 | 山頂の突き出た巨岩「トロルの舌」からの絶景 |
| 登山時間 | 往復約1時間10分〜1時間50分 |
| 登山難易度 | 初級者向け(整備された道+一部急坂あり) |
| 注意点 | 熱中症・ハブ・スズメバチなどに注意 |
| アクセス | 石垣市街地から車で約30〜40分(登山口付近に駐車場ほぼなし) |
年末年始の混雑傾向

年末年始の屋良部岳は、石垣島全体の観光繁忙期と重なります。
普段より観光客が増えますが、他の有名観光地(川平湾など)に比べると比較的落ち着いた雰囲気です。
ただし、登山口の駐車スペースが限られているため、少数の車でも混雑を感じやすい点に注意が必要です。
- 年末年始は観光客が増加し、駐車場所探しに時間がかかることもある
- 山頂の「トロルの舌」は人気撮影スポットのため順番待ちが発生することがある
- 三が日(1月1〜3日)は特に観光客が多く、混雑ピークとなる傾向
混雑しやすい時間帯と狙い目の時間帯

登山を計画する際は、混雑のピーク時間帯を避けることで快適に過ごせます。
混雑しやすい時間帯
- 10:00〜15:00頃
- ホテル出発後の観光客が集中し、登山口周辺の路肩駐車が埋まりやすい
- 山頂の「トロルの舌」で撮影待ちが発生する時間帯
狙い目の時間帯
- 早朝(〜9:00頃)
- 空気が澄み、日の出の光で美しい景色を楽しめる
- 登山道も空いており、静かな雰囲気で登れる
- 夕方(16:00〜日没)
- 日中の混雑が落ち着き、夕焼けを眺められる絶好の時間
- 下山時は暗くなる可能性があるためライト類を持参すると安心
混雑の主な原因

屋良部岳が年末年始に混雑しやすいのは、以下の2つの要因によるものです。
- 石垣島全体が観光シーズンであるため
- 年末年始は本土の寒さを避けて石垣島を訪れる観光客が増加。
- 島全体が賑わうことで、アクセスしやすい屋良部岳にも人が集まります。
- 手軽な登山コースと駐車場不足
- 登山時間が短く、手軽に絶景を楽しめるため人気が集中します。
- 一方で、登山口に駐車場が少なく、数台の車でも道路が混みやすくなります。
三が日の混雑状況

年末年始の中でも、1月1日〜3日の三が日は最も混雑しやすい時期です。
多くの観光客がこの時期に旅行を計画するため、屋良部岳も人が増えます。
| 日付 | 状況 |
|---|---|
| 12月31日 | 比較的落ち着くが、夕方は夕日目当ての登山者が増える |
| 1月1日〜3日 | 日中の時間帯に登山口・山頂ともに混雑ピーク |
| 1月4日以降 | 観光客が減り、落ち着いた雰囲気に戻る傾向 |
訪問時の注意点

屋良部岳は標高こそ低いものの、自然環境が豊かであるため、安全面には注意が必要です。
- 駐車場所に注意:
- 違法駐車や近隣の迷惑になる停め方は避ける
- 足元は滑りやすい:
- スニーカーやトレッキングシューズを推奨
- 野生生物への警戒:
- ハブ・スズメバチなどに注意し、登山道を外れない
- 水分補給を忘れずに:
- 冬でも気温が高く、熱中症のリスクあり
- 日没前に下山:
- ライトを持参し、計画的に行動する
- トロルの舌には注意:
- 自然の岩であり、安全性は保証されていないため過度な接近や先端での撮影は避ける
まとめ
屋良部岳は、年末年始でも比較的静かに石垣島の大自然を楽しめる絶景スポットです。
ただし、登山口の駐車スペースが少ないため、早朝や夕方など時間帯をずらして訪れるのがおすすめです。
安全装備を整え、マナーを守って登山すれば、冬の石垣島ならではの絶景を満喫できるでしょう。


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