この日は、北海道での仕事をいったん終えた日。
飛行機までのわずかな時間を使って、最後の鳥見に出かけました。
観察地は沼や港、そして海沿い。
限られた時間の中でも、多くの魅力的なシーンに出会うことができました。
それでは、この日のハイライトを紹介します。
ホオジロガモ(雄)

まず最初の出会いは、ホオジロガモの雄。
これまで見てきた中で、圧倒的に近い距離でした。
双眼鏡で観察すると、その白と黒のコントラストがくっきりと見え、頭部の金属光沢も美しく輝いていました。
MFでは遠く離れた水面でしか見られず、500メートルほど先に浮かんでいることも珍しくありません。
そんな鳥を、肉眼でも細部が分かる距離で観察できたのですから、嬉しさもひとしお。
一生懸命に採餌する姿を、しばらくの間、夢中で追ってしまいました。
ホオジロガモ(雌)

続いて、ホオジロガモの雌。
先ほどの雄より少し遠い位置にいましたが、それでも十分近い距離で観察できました。
地元では雌を見つけることが難しく、いつも「いるはずなのに見えない」といった状況ばかり。
今回は、その存在をはっきりと確認できて感動しました。
観察中は、雄のすぐ近くをうろつきながら、一緒に採餌していました。
息を合わせるように潜水しては浮かび上がる姿は、まさにカモらしい光景。
北海道らしい春の水辺を象徴する一場面でした。
オオハクチョウ

毎日のように見かけていたオオハクチョウ。
それでも、見飽きることのない美しさがあります。
この日は、数羽の群れが沼の岸で羽繕いをしていました。
白く輝く羽毛に、淡い光が反射してとても綺麗でしたね…。
北海道の冬と春の境目を感じさせるような穏やかな光景で、しばらく見入ってしまいました。
オナガガモ

最後はオナガガモ。
こちらも、沼の岸の方で採餌していました。
近かったので、記念に撮影!
ゆったりと泳ぐ姿に、旅の終わりを感じながら観察を締めくくりました。
見られた鳥
今回、見られた鳥は以下のとおりです。
コハクチョウ | ホオジロガモ | モズ |
オオハクチョウ | ウミアイサ | ハシボソガラス |
オシドリ | キジバト | ハシブトガラス |
ハシビロガモ | カワラバト | ヒバリ |
ヨシガモ | オオバン | ヒヨドリ |
ヒドリガモ | カンムリカイツブリ | ウグイス |
カルガモ | ウミネコ | ムクドリ |
マガモ | オオセグロカモメ | ツグミ |
オナガガモ | カワウ | スズメ |
コガモ | アオサギ | ハクセキレイ |
ホシハジロ | トビ | カワラヒワ |
キンクロハジロ | オオワシ | ホオジロ |
スズガモ | オジロワシ | オオジュリン |
クロガモ | コゲラ | 計41種 |
限られた時間の中でも、ホオジロガモのペアを間近で観察できたのは大きな収穫です!
オオハクチョウやオナガガモも加わり、北海道の水辺らしい鳥見で締めくくることができました。
名残惜しさを感じつつも、また戻ってくる日を楽しみにしています。
以上です。
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