【東海道新幹線】おすすめ車両はどこ?乗車・下車に有利な号車を解説

サムネ TRAVEL

日本の大動脈・東海道新幹線

東京・名古屋・大阪を結び、出張や旅行、帰省などで年間1億人以上が利用するこの路線では、「どの号車に乗るか」で快適さが大きく変わります。

この記事では、乗り降りのしやすさ・静かさ・景色・荷物の置きやすさといった観点から、目的別におすすめの車両を詳しく解説します。


東海道新幹線の基本情報

東海道新幹線

東海道新幹線は、東京駅〜新大阪駅を結ぶ日本を代表する高速鉄道です。

1964年の東京オリンピックに合わせて開業し、現在も日本経済と人々の移動を支え続けています。

項目内容
路線区間東京駅〜新大阪駅(約515km)
運営JR東海
主な列車種別のぞみ・ひかり・こだま
主力車両N700S系、N700系
最高速度285km/h
所要時間(のぞみ)東京〜新大阪間 最短2時間21分
年間利用者数(2023年度)約1億5800万人

高速で正確な運行に加え、快適性を高めたN700S系が導入されており、観光からビジネスまで幅広く利用されています。


快適に過ごしたいなら「グリーン車」

東海道新幹線

ゆったり静かに過ごしたい方には、グリーン車(8〜10号車)がおすすめです。

特徴内容
座席配置2+2列。広いシートと深いリクライニング
環境普通車よりも乗客が少なく静か
設備フットレスト、読書灯、コンセント完備
利用例出張・読書・静かな移動を求める旅行者向け

グリーン車は車両中央部に配置されており、揺れが少なく安定感があります。

車内販売が行われる列車では、グリーン車のみで提供されることもあります。


景色を楽しみたいなら「進行方向右側のE席」

東海道新幹線

東海道新幹線の見どころといえば、やはり車窓に広がる富士山。

東京発・新大阪行き(下り)では進行方向右側(E席)、逆方向では左側(A席)がベストポジションです。

区間富士山が見える座席
下り(東京→新大阪)11〜16号車のE席
上り(新大阪→東京)1〜6号車のA席

見頃は新富士駅〜静岡駅の間。

晴れた日の午前中は、光の向きも良く写真撮影にも最適です。


作業や仕事をしたいなら「S Work車両」

東海道新幹線

ビジネス利用の方には、「のぞみ」の7号車に設定されているS Workシートが便利です。

項目内容
対象列車のぞみ(東海道・山陽新幹線の一部)
特徴車内で電話・Web会議が可能
設定車両7号車
予約方法スマートEXなどで「S Workシート」を選択

通常の車両では通話や会議が難しいため、ビジネス目的ならこの車両が最適です。

ただし、観光利用にはあまり向いていません。


荷物が多い場合のおすすめ車両

東海道新幹線

2020年以降、大きな荷物を持ち込む場合は「特大荷物スペースつき座席」の予約が必要になりました。

項目内容
対象号車4・5・6・8号車(普通車)/6号車(グリーン車)
予約方法きっぷ購入時に「特大荷物スペースつき座席」を選択
特徴後方デッキに荷物置き場が確保されている

さらに、2025年7月以降は予約不要の荷物置き場が一部車両デッキに設置されています。

荷物が多い旅行者も安心して利用できます。


自由席を利用する場合の狙い目号車

東海道新幹線 名古屋駅

のぞみ・ひかり・こだまの自由席は1〜3号車に設定されています。

項目内容
比較的空いている号車1号車(最後尾側)
座席数が多い号車2号車
傾向前方よりも後方車両の方が空席が多い

とくに1号車は混雑時でも座れる可能性が高く、自由席利用者にとって狙い目です。


駅ごとの「乗り降りしやすい号車」

東京駅とロードバイク

駅構内の階段や改札口に近い号車を選ぶと、乗り換えやすくスムーズに移動できます。

乗り降りしやすい号車特徴
東京駅11〜12号車中央乗換口・在来線接続が近い
品川駅6〜7号車階段・エスカレーター付近
新横浜駅7号車エレベーターに近い
名古屋駅6・8・10・12号車階段付近/8号車はエレベーター付近
新大阪駅駅構内が広く複雑。出口に近い車両を事前確認推奨

特に東京駅・名古屋駅・品川駅などでは、乗車位置を事前に把握しておくとスムーズです。


静かに過ごしたい場合のポイント

名古屋駅

静けさを重視するなら、パンタグラフやモーターのない車両を選ぶのがコツです。

車両特徴
グリーン車(8〜10号車)乗客が少なく静か
普通車(7号車・10号車)パンタグラフがなく比較的静音

出張や読書、休息を目的とする場合におすすめです。


喫煙ルームの廃止について

新大阪駅

2024年3月16日以降、東海道新幹線ではすべての喫煙ルームが廃止されています。

これにより全車禁煙となっていますので、愛煙家の方は乗車前に注意が必要です。


まとめ

東海道新幹線のおすすめ車両は、目的によって異なります。

静かに過ごしたいならグリーン車、景色を楽しみたいなら右側E席、荷物が多いなら特大荷物スペース付き座席を選びましょう。

駅ごとに乗り降りしやすい号車を知っておくと、旅のストレスも大きく軽減されます。

事前に目的と動線を意識して車両を選べば、より快適でスムーズな新幹線の旅が楽しめます。

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