特急ひたちは、JR東日本の常磐線を走る速達タイプの特急列車です。
品川・上野と茨城県北部、福島県、宮城県を結び、長距離移動に利用される列車として多くの旅行者に利用されています。
全車指定席のため、どの座席を選ぶかによって車窓の景色や快適さが大きく変わります。
特に常磐線は海沿いを走る区間があり、座席によっては太平洋の景色を楽しめます。
この記事では、特急ひたちのA席・D席の違い、窓側と通路側の特徴、景色が良いおすすめ座席を詳しく解説します。
特急ひたちの基本情報

特急ひたちは、かつてのスーパーひたちの流れを受け継ぐ常磐線の速達特急です。
現在はE657系車両で運行され、首都圏と東北南部を結ぶ重要な列車となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な運行区間 | 品川・上野〜いわき・仙台 |
| 使用車両 | E657系(10両編成) |
| 座席 | 全車指定席 |
| グリーン車 | 5号車 |
| 普通車 | 1〜4号車、6〜10号車 |
| 設備 | 全席コンセント、車内Wi-Fiあり |
2020年の常磐線全線復旧により、現在は仙台まで直通する列車も運行されています。
速達列車のため、上野〜水戸間をノンストップで走る列車が多いのも特徴です。
特急ひたちの座席配置(A席・B席・C席・D席)

特急ひたちの普通車は、2列+2列の座席配置です。
窓側と通路側は次のように分かれています。
| 座席 | 位置 |
|---|---|
| A席 | 窓側 |
| B席 | 通路側 |
| C席 | 通路側 |
| D席 | 窓側 |
つまり、窓側はA席とD席の2種類あります。
ただし、どちらが景色の良い側になるかは、列車の進行方向によって変わります。
海の景色を楽しむならA席がおすすめ
常磐線の大きな魅力は、福島県南部から茨城県北部にかけて見える太平洋の景色です。
仙台から品川方向へ向かう列車では、A席が海側になります。
海がよく見える代表的な区間は次の通りです。
- 広野〜木戸
- 木戸〜竜田
- 久ノ浜〜四ツ倉
- 四ツ倉〜いわき
- 磯原〜大津港
- 大津港〜勿来
この区間では海岸線が線路の近くを走るため、天気が良い日は迫力ある海の景色を見ることができます。
特に久ノ浜周辺では海が非常に近く、波が見えるほどの距離で走ることもあります。
旅行で景色を楽しみたい場合は、A席の窓側を予約するのがおすすめです。
復興の風景を見るならD席
福島県の原ノ町〜富岡周辺では、震災後に整備された新しい線路や高架区間を通ります。
この区間では山側にあたるD席から、復興が進む地域の様子を見ることができます。
復興の風景が見える主な区間は以下です。
- 原ノ町〜富岡
- 富岡〜広野
- 新地周辺の高架区間
このエリアでは高い盛土や高架橋の上を走る区間が多く、遠くまで広がる景色を見ることができます。
住宅地の整備や新しい街並みも見えるため、常磐線の復興を感じられる車窓です。
静かに過ごしたい人におすすめの車両

E657系にはモーターのある車両と、モーターのない車両があります。
モーターのない車両は比較的静かに過ごせるため、長距離移動におすすめです。
静かな車両は次の通りです。
- 1号車
- 4号車
- 5号車(グリーン車)
- 10号車
これらの車両は走行音が比較的少なく、車内も落ち着いていることが多いです。
一方で、モーター音を楽しみたい鉄道ファンには次の車両が人気です。
- 2号車
- 3号車
- 6号車
- 7号車
- 8号車
- 9号車
窓枠を避けたい場合の座席の選び方

E657系は窓の配置が均一ではなく、座席によっては窓枠が視界に入る場合があります。
そのため、景色を重視する場合は座席番号も重要になります。
窓が大きく見やすい座席の特徴は次の通りです。
- 奇数列の座席
- 2号車〜4号車
- 6号車〜9号車
奇数列は窓の中央に座れることが多く、景色が見やすいと言われています。
また1号車は窓配置が特殊なため、景色目的なら避ける人もいます。
荷物が多い場合におすすめの座席

特急ひたちの普通車には、大型荷物専用スペースが多くありません。
そのため、大きな荷物を持っている場合は最後列の座席を選ぶと便利です。
最後列のメリットは以下の通りです。
- 背後スペースに荷物を置ける
- リクライニングを気兼ねなく使える
- 他の乗客の邪魔になりにくい
長距離旅行でスーツケースを持っている場合は、最後列の座席を選ぶと快適に移動できます。
区間ごとのおすすめ座席

特急ひたちは走行区間によって景色が変わります。
主な区間とおすすめ座席をまとめると次の通りです。
| 区間 | 見える景色 | おすすめ座席 |
|---|---|---|
| 仙台〜相馬 | 平野や住宅地 | C席・D席 |
| 相馬〜新地 | 高架区間 | D席 |
| 新地〜原ノ町 | 山間部 | D席 |
| 原ノ町〜富岡 | 復興エリア | D席 |
| 富岡〜広野 | 海が見え始める | A席 |
| 広野〜木戸 | 海岸線 | A席 |
| 久ノ浜〜四ツ倉 | 海が近い | A席 |
| いわき〜水戸 | 内陸の風景 | C席・D席 |
| 水戸〜上野 | 都市景観 | C席・D席 |
海を楽しみたい場合は、福島県南部から茨城県北部の区間でA席を選ぶと満足度が高くなります。
まとめ
特急ひたちは長距離を走る特急列車のため、座席選びによって旅の快適さや景色の楽しみ方が大きく変わります。
- 海の景色を楽しむならA席の窓側
- 復興の風景を見るならD席
- 静かに過ごすなら1号車・4号車・5号車・10号車
- 景色重視なら奇数列の座席
- 荷物が多い場合は最後列がおすすめ
常磐線は海沿いを走る珍しい路線の一つで、天気が良い日は太平洋の絶景を楽しめます。
旅行で特急ひたちを利用する際は、目的に合わせて座席を選ぶと、より充実した鉄道旅になるでしょう。


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