京都府宇治市に位置する三室戸寺(みむろとじ)は、「花の寺」として知られ、四季折々の花々や縁起物の石像で多くの参拝者を魅了しています。
西国三十三所観音巡礼の第十番札所でもあり、源氏物語ゆかりの地としても有名です。
本記事では、三室戸寺の見どころや滞在の目安時間、効率的な観光コースについて詳しく解説します。
三室戸寺の基本情報

三室戸寺は、花の美しさと歴史的価値で知られる寺院です。
参拝や散策にあたっての基本情報を把握しておくと、滞在がスムーズになります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | 明星山 三室戸寺 |
| 宗派 | 本山修験宗 別格本山 |
| 本尊 | 千手観音菩薩 |
| 所在地 | 京都府宇治市莵道滋賀谷21 |
| 拝観時間 | 4月~10月:8:30~16:30(受付16:00) 11月~3月:8:30~16:00(受付15:30) |
| 拝観料 | 通常期:大人500円、小人300円 花期:大人1,000円、小人500円 |
| 休園日 | 8月13日~15日、12月29日~31日 |
| 駐車場 | 有り(有料、約300台) |
| アクセス(電車) | 京阪宇治線「三室戸駅」徒歩約15分 |
庭園の花々や縁起物の石像を楽しむ際には、時間の余裕を持って訪れることをおすすめします。
見どころと特徴

三室戸寺の魅力は、広大な庭園に咲き誇る四季の花々や、触れるとご利益があるとされる石像です。
四季の花々
| 花 | 見頃 | 特徴 |
|---|---|---|
| つつじ | 4月末~5月初め | 約2万株のツツジが境内を彩ります |
| あじさい | 6月中旬~7月上旬 | 2万株のあじさいが「紫絵巻」の景観を作り出します。 土日祝には夜間ライトアップも開催 |
| 蓮 | 6月下旬~8月上旬 | 100種250鉢の蓮が本堂前の蓮園で咲き、極楽浄土のような光景が広がります |
| 紅葉 | 11月中旬~11月下旬 | 本堂や三重塔周辺でゆっくり鑑賞可能、比較的混雑が少ない |
縁起の良い石像
| 石像 | ご利益・特徴 |
|---|---|
| 狛兎 | 玉の中の石を立てると願いが叶うとされる |
| 狛牛 | 口の中の玉を撫でると金運アップ |
| 狛蛇 | 巳の金運や長寿のご利益があるとされる |
石像巡りは本堂周辺で行え、参拝とあわせて約15分程度を目安にできます。
拝観所要時間の目安

三室戸寺の滞在時間は、見どころや季節、混雑状況によって異なります。
標準的な所要時間
| 見どころ | 所要時間目安 |
|---|---|
| 本堂・三重塔・庭園散策 | 30分~60分 |
| 石像巡り(狛兎・狛牛・狛蛇) | 5分~15分 |
| 花の庭園散策(あじさい園・蓮園) | 30分~60分以上 |
| 御朱印授与 | 5分~20分 |
通常期であれば、30分〜1時間で主要な見どころを巡ることができます。
花のシーズン中は、写真撮影や混雑により1時間〜1時間半を見込むと安心です。
観光モデルコース
短時間凝縮コース(約30分)
- 山門入場・石段登り(5分)
- 本堂参拝(5分)
- 石像巡り(10分)
- 三重塔を遠景で眺めながら退場(10分)
標準的観光コース(約60分)
- 山門入場・石段登り(5分)
- 本堂参拝(5分)
- 石像巡り(15分)
- 庭園散策(30分)
- 三重塔見学・御朱印授与・退場(5分)
歩きやすい靴で訪れると、坂道や階段が多い境内でも快適に散策できます。
周辺観光と半日モデルコース

三室戸寺と周辺の宇治市内観光を組み合わせる場合、半日(約3.5〜4時間)で主要スポットを巡ることができます。
| スポット | 所要時間目安 | 移動時間 |
|---|---|---|
| 三室戸寺 | 45分~1時間 | 京阪三室戸駅から徒歩15分 |
| 宇治橋 | 10分 | 三室戸寺から徒歩約20~30分 |
| 表参道・昼食/抹茶休憩 | 1時間 | 宇治橋からすぐ |
| 平等院 | 40分~1時間 | 表参道から徒歩5分 |
| 宇治神社・宇治上神社 | 30分 | 平等院から徒歩約10~15分 |
さらに時間に余裕があれば、興聖寺や大吉山展望台を追加することで、1日かけて宇治観光を楽しむことも可能です。
まとめ
三室戸寺は、四季の花々や縁起物の石像を楽しめる名刹です。
所要時間は30分~1時間が目安ですが、花のシーズンや写真撮影を楽しむ場合は1時間半程度見ておくと安心です。
周辺の宇治観光スポットと組み合わせる場合は、半日以上の余裕を持つとより充実した旅行が可能です。
歩きやすい靴や拝観時間の確認を忘れずに、計画的な訪問をおすすめします。


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