北海道・稚内市にある白い道は、ホタテの貝殻を敷き詰めた全長約3キロの観光道路です。
純白の道と丘陵の緑、遠くに見える海や風車の景色が特徴で、多くの旅行客が訪れる人気の絶景スポットです。
一方で、道幅が狭くすれ違いが難しいため、「一方通行なのか」「逆走になるのでは」といった疑問を抱く旅行者も少なくありません。
この記事では、白い道を車で走行する際に知っておくべきポイントを詳しく解説します。
白い道とはどんな場所か

白い道は、宗谷丘陵の雄大な景色の中に伸びる白色の未舗装路です。
純白の道の正体は、地元のホタテ加工場から出る貝殻を洗浄・粉砕して敷き詰めたもの。
晴天時は景色とのコントラストが美しく、写真映えするスポットとして知られています。
以下に白い道の基本情報をまとめます。
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道稚内市 宗谷丘陵内 |
| 全長 | 約3キロ |
| 通行料金 | 無料 |
| 立ち入り | 24時間可能(冬季は通行止め) |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | なし |
| 特徴 | 貝殻を粉砕して敷き詰めた白い未舗装路 |
| 推奨ルート | 宗谷岬側から宗谷地区側(宗谷公園側)へ |
白い道は背の高い草木が少ないため視界が開けており、北海道らしい広大な景色を楽しめるのが魅力です。
一方通行?逆走?白い道のルートを解説

白い道は法的な一方通行道路ではありません。
しかし、稚内市が公式に「順路」を推奨しており、実質的には一方通行のように使われています。
推奨ルートは以下の方向です。
| スタート | ゴール |
|---|---|
| 宗谷岬側 | 宗谷公園・宗谷地区側(国道238号方面) |
推奨ルートが定められている理由
推奨ルートには明確な理由があります。
以下に整理します。
- 道幅が狭くすれ違いが困難
- 車1.5台分ほどの幅しかない区間が多く、すれ違いが発生すると非常に危険。
- 見通しの良い下り坂が多く安全
- 宗谷岬側から走る方が見通しが良く、走りやすい。
- カーナビが逆ルートを案内するケースが多い
- ナビの指示をそのまま進むと逆走になる可能性がある。
- 観光客同士のトラブル防止
- 実際に逆方向から来た車とのトラブルが複数報告されている。
白い道を安全に走行し快適に観光を楽しむためにも、推奨された方向で進むことが重要です。
車で走行する際の注意点

白い道は美しいだけでなく、注意すべき点がいくつかあります。
以下のポイントを押さえて安全に観光しましょう。
道幅と未舗装路に注意
白い道は貝殻を敷いた未舗装路のため、走行には慎重さが必要です。
- 道幅が狭い
- 対向車とすれ違えない区間が多い。
- 待避所が少ない
- すれ違いが難しい場合は、小さな待避スペースで互いに譲り合う必要がある。
- 貝殻由来の粉じんで車が白く汚れる
- 特に晴天の日は粉じんが舞いやすい。
速度を落とし、周囲を確認しながら走行するのが基本です。
歩きやすい靴が必須(散策する場合)
白い道は歩いて散策することもできますが、貝殻が砕けているため滑りやすい箇所があります。
靴底が薄い靴だと痛むこともあります。
- 歩きやすい靴を選ぶ
- 写真撮影中は足元に注意
散策と撮影を楽しみたい人には特に重要です。
野生動物への注意
宗谷丘陵ではキタキツネを見かけることがありますが、触れたり餌を与える行為は厳禁です。
- 病原菌を持つ可能性があるため近づかない
- 車の前に飛び出してくることもある
運転時は十分注意しましょう。
アクセスとルートのコツ

白い道へは国道238号線などからアクセスできますが、カーナビが誤案内することがあるため事前確認が必須です。
以下がアクセスの基本です。
| アクセス手段 | 所要時間 |
|---|---|
| 稚内空港から車 | 約45分 |
| JR稚内駅からタクシー | 約20〜25分 |
観光協会や稚内市の公式サイト、入口の案内看板などを参考にしながら、宗谷岬側をスタート地点とするルートを選びましょう。
カーナビ利用時の注意点
- 逆方向(宗谷公園側→宗谷岬側)を案内される場合がある
- Google Mapsでも逆案内になる例がある
地図アプリの案内を過信せず、事前に公式サイトでルートを確認するのが安全です。
まとめ
白い道は、北海道最北端の絶景を楽しめる人気スポットですが、道幅が狭く未舗装路であるため、車で訪れる際には注意が必要です。
特に「推奨ルート」を守ることは、逆走トラブルを避けるためにも重要です。
宗谷岬側から宗谷公園側へと進む順路で走行すれば、安全に景観を楽しめます。
旅行で白い道を訪れる際は、事前準備とゆっくりした走行を心がけ、北海道らしい壮大な風景を堪能してください。



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