京都の世界文化遺産「東寺」は、五重塔や講堂、金堂など多くの見どころがある人気観光地です。
特に紅葉シーズンや夜間ライトアップの時期は、観光客で大変混雑します。
本記事では、東寺の混雑が予想される時期や時間帯、そして混雑を避けるための具体的な対策を紹介します。
東寺とは?基本情報と見どころ

東寺(正式名称:教王護国寺)は、京都市南区にある真言宗の総本山で、平安遷都と同時に建立。
823年に嵯峨天皇から弘法大師空海に下賜され、密教の根本道場として発展してきました。
主な見どころには、以下のような文化財があります。
- 五重塔:日本一高い木造塔で、京都のシンボル
- 講堂:立体曼荼羅として知られる仏像群を安置
- 金堂:平安京の威厳を感じる建築
- 御影堂:空海が住んだ場所で、今もお茶や御膳が供えられる
また、東寺は史跡に指定されており、春の夜桜や秋の紅葉など、季節ごとに表情を変える庭園も魅力です。
東寺の混雑が激しい時期

東寺の混雑が激しい時期を紹介します。
紅葉シーズン(11月中旬~12月上旬)
東寺では例年、11月中旬から12月上旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。
特に五重塔周辺の紅葉は美しく、多くの観光客が訪れるため、昼夜問わず混雑が激しくなります。
夜間ライトアップ(例年11月中旬~12月上旬)
紅葉シーズン中は、夜間ライトアップが実施されます。
18時の点灯開始直後は大行列ができることもあり、週末には南の交差点付近まで並ぶこともあります。
人気の不二桜と五重塔のコントラストを写真に収めようと、多くのカメラマンも訪れます。
弘法市(毎月21日開催)
毎月21日に開催される弘法市も、境内に多くの露店が出るため、非常に混雑します。
地元の人や観光客で賑わい、通常よりも境内の移動に時間がかかることがあります。
混雑を避けるための対策

混雑を避けるための対策として、以下のもの挙げられます。
平日・早朝・夜間を狙う
まずは、これを意識しましょう。
- 平日:週末に比べて混雑は緩和されやすい。
- 早朝:拝観開始前の8時頃に訪れると比較的空いている。
- ライトアップ終了間際:20時以降は来場者が減り、ゆっくり観覧できる可能性があります。
時間をずらして入場する
ライトアップを見る際は、ピークの時間を避けるのが無難です。
- 18時の開始直前は特に混雑するため避けた方が無難。
- 18時半~19時頃に行くと、列が少し短くなってスムーズに入場できる場合があります。
特別拝観プランの活用
JR東海ツアーズの「時間外特別公開」などを利用すれば、17時台の早い時間に予約制でゆったりと観覧可能です。
ただし、点灯前の拝観であり、価格も通常より高めです。
予約は数日前に締め切られることもあるため、早めの申込みが必要です。
公共交通機関を利用する
紅葉シーズンやイベント開催日には、周辺道路も渋滞します。
JR京都駅から徒歩約15分、またはバスで「東寺東門前」下車徒歩1分とアクセスしやすいため、公共交通機関の利用がおすすめです。
混雑の一覧表

混雑に関する一覧表は、以下のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
混雑が多い時期 | 春(桜の時期)3月下旬〜4月上旬、秋(紅葉)11月中旬〜12月上旬 |
混雑が多い曜日 | 土曜・日曜・祝日 |
混雑しやすい時間帯 | 午前10時~午後3時 |
比較的空いている時期 | 冬(1月〜2月)、夏の平日(特に猛暑日) |
比較的空いている時間帯 | 開門直後の午前8時~9時台、閉門前の16時以降 |
特に混雑するイベント | 春の特別公開(夜間拝観)、弘法市(毎月21日)、春・秋のライトアップ時期 |
混雑回避の方法 | 平日に訪れる、朝早くか夕方に訪れる、弘法市の日を避ける |
まとめ
東寺は紅葉や夜桜ライトアップ、弘法市など、四季折々の魅力があり観光客で賑わいます。
特に混雑が予想される時期には、以下のような対策が有効です。
- 平日や早朝、夜間の遅い時間を狙う
- 混雑時間帯を避けて入場する
- 事前予約できる特別拝観プランを活用する
- 公共交通機関を利用してアクセスする
これらの工夫をすることで、東寺をより快適に楽しむことができるでしょう。
訪問前には、東寺の公式サイトやSNSで最新の混雑情報をチェックするのもおすすめです。
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