2025/5/3の鳥見【愛知県】

サムネ TRAVEL

この日は朝から夕方まで、まる一日を鳥見に充てました。

午前中は緑地での観察、午後は所属団体のユース探鳥会を干潟で開催。

森林から干潟まで、環境の異なる複数のフィールドを巡ることで、幅広い鳥たちに出会うことができました。

それでは、各種のハイライトを紹介します。

センダイムシクイ

センダイムシクイ

まず出会ったのはセンダイムシクイ。

今年の春渡りでは非常に遅い初認となりました。

昨年は3月31日だったので、1か月以上の遅れです。

とはいえ、今年は北海道と千葉県にいる時間が長かったため、遅れは仕方ないともいえます。

久しぶりに聞くさえずりはやはり魅力的で、「焼酎一杯ぐい~」と聞きなされる独特の節回しが、緑地の朝に響いていました。

キビタキ

キビタキ

続いて姿を見せたのはキビタキ。

こちらも今季の初認でした。

昨年の初認は4月12日で、例年よりだいぶ遅めです。

理由はセンダイムシクイと同じですが、やはり姿を見られると嬉しいものです。

鳴き声も羽色も美しく、春の訪れを象徴するような存在でした。

チュウシャクシギ

チュウシャクシギ

午後は干潟へ移動し、シギ・チドリ類の観察へ。

最初に見つけたのはチュウシャクシギでした。

二日前に今季初認しており、この日はようやく初撮影が叶いました。

MFでは干潟だけでなく水田にも入り、春の景観に独特の存在感をもたらします。

昨年の初認は4月28日で、今年もほぼ時期通りに渡来しているようです。

キアシシギ

キアシシギ

次に見つけたのはキアシシギ。

干潟で忙しなく歩き回りながら採餌していました。

この時期のお楽しみといえば、ヤマトオサガニとの静かな攻防です。

カニは目だけを水上に出して警戒し、キアシシギは気付かれないようにそっと近づく。

その駆け引きは、今年も健在でした。

コチドリ

コチドリ

最後はコチドリ。こちらも二日前に初認しており、この日が今季初撮影です。

黄色く大きな眼瞼輪が印象的で、何度見ても魅力的な鳥です。

周辺では繁殖するため、今後の観察も楽しみです。

見られた鳥

今回、見られた鳥は以下のとおりです。

ハシビロガモホウロクシギハシボソガラス
ヒドリガモオオソリハシシギハシブトガラス
カルガモトウネンシジュウカラ
マガモハマシギヒバリ
オナガガモコアジサシヒヨドリ
コガモカワウツバメ
ホシハジロササゴイウグイス
キンクロハジロアオサギセンダイムシクイ
スズガモダイサギメジロ
キジバトコサギムクドリ
カワラバトミサゴキビタキ
カンムリカイツブリトビスズメ
ケリカワセミハクセキレイ
ダイゼンコゲラカワラヒワ
コチドリチョウゲンボウ計46種
チュウシャクシギハヤブサ 

緑地の夏鳥から干潟のシギチ類まで、多様な環境を一日で巡ったことで、春らしい渡りと繁殖準備の動きがよく分かる一日となりました。

今後も渡りのピークに向けて、観察を続けていきたいと思います。

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