茨城県つくば市の筑波山は、「西の富士、東の筑波」と称される名峰で、初日の出や初詣の名所としても知られています。
毎年、年末年始にはケーブルカー・ロープウェイの特別運行や筑波山神社への参拝で多くの人が訪れ、特に元旦の早朝は大変混雑します。
この記事では、筑波山の年末年始における混雑状況や時間帯別の傾向、登山や初詣のポイントを詳しく解説します。
筑波山の基本情報

筑波山は標高877mの女体山と871mの男体山からなる、日本百名山のひとつです。
ケーブルカーやロープウェイが整備されており、登山初心者から観光客まで幅広く楽しめます。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 茨城県つくば市 |
標高 | 女体山:877m/男体山:871m |
主な交通アクセス | つくばエクスプレス「つくば駅」から筑波山シャトルバス、またはJR常磐線「土浦駅」から関東鉄道バス |
車でのアクセス | 常磐自動車道「土浦北IC」から約40分 |
主な施設 | ケーブルカー(宮脇駅〜筑波山頂駅)、ロープウェイ(つつじヶ丘駅〜女体山山頂駅) |
筑波山神社をはじめ、山頂からの絶景、パワースポット、四季折々の自然が魅力です。
年末年始の筑波山の特徴

筑波山では、毎年元旦の初日の出特別運行が行われます。
関東平野を一望できる山頂からは「関東最速の初日の出」が拝めるとされ、多くの人が早朝から訪れます。
主な年末年始の行事と特徴
行事 | 内容 |
---|---|
初日の出特別運行 | ケーブルカー・ロープウェイが早朝4時30分頃から運行開始 |
初詣 | 筑波山神社(山麓)や山頂御本殿に多くの参拝客 |
冬季登山 | 積雪は少ないが防寒対策が必要 |
駐車場・道路 | 元旦の早朝は混雑・満車が発生 |
イベント | ライトアップや冬季限定運行が実施される場合も |
混雑のピーク時間帯

年末年始の筑波山は、元旦の初日の出前後と三が日の日中が最も混雑します。
混雑の時間帯と傾向
日付 | 時間帯 | 混雑状況 |
---|---|---|
元旦(1月1日) | 4:00〜6:30 | 初日の出目的の登山客・観光客で大混雑 |
元旦(1月1日) | 7:00〜10:00 | 下山客が集中し、ケーブルカー・ロープウェイで行列発生 |
元旦(1月1日) | 10:00〜15:00 | 初詣客で筑波山神社周辺が混雑 |
1月2日・3日 | 9:00〜15:00 | 初詣のピーク。 道路・駐車場も渋滞気味 |
1月2日・3日 | 15:00〜17:00 | 下山・帰宅客が重なり、再び混雑傾向 |
元旦の早朝はケーブルカー・ロープウェイ乗り場で長蛇の列ができ、下山時も混雑が続きます。
三が日は筑波山神社への参拝が中心となり、午前中〜昼過ぎにピークを迎えます。
ケーブルカー・ロープウェイの混雑状況

筑波山の移動手段であるケーブルカーとロープウェイは、年末年始に特別運行が行われます。
特に元旦は初日の出目的の観光客が集中するため、両路線とも大変混雑します。
ケーブルカー(男体山側)
運行と混雑の傾向
- 始発は元旦早朝4時30分頃(初日の出特別運行)
- 宮脇駅では、始発前から行列ができる
- 下山便(午前7〜9時)は1時間以上の待ち時間になることも
ロープウェイ(女体山側)
運行と混雑の傾向
- つつじヶ丘駅から女体山山頂駅まで運行
- 元旦の早朝は乗車待ちの行列が発生
- 下山便(午前7〜9時)は非常に混雑
- 駐車場も満車になるため、公共交通の利用が推奨
混雑対策
- 初日の出を目的とする場合は、午前3時台の到着が理想
- 三が日に訪れる場合は、午前8時前または午後3時以降が比較的空いている
- 最新の運行情報は「筑波山ケーブルカー&ロープウェイ公式サイト」で確認を
筑波山神社と初詣の混雑

筑波山神社は、男体山と女体山を神体とする古社で、全国でも有数の山岳信仰の神社です。
年末年始は初詣客が集中し、特に三が日の日中は境内も参道も混雑します。
混雑状況の傾向
- 元旦:
- 初日の出直後から参拝客が急増
- 1月2日〜3日:
- 午前10時〜午後3時がピーク
- 山頂の御本殿(男体山・女体山)へも多くの参拝者が登山やケーブルカーで向かう
混雑回避のポイント
- 早朝または夕方の参拝を狙う
- 筑波山神社の公式SNSで混雑情報を確認
- 駐車場は早い時間に満車になるため、公共交通を利用する
登山と防寒の注意点

筑波山は標高がそれほど高くないため、冬でも登山可能ですが、年末年始は冷え込みが厳しく、防寒対策が必須です。
登山のポイント
- 登山道:
- 御幸ヶ原コースは人気が高く混雑しやすい
- 装備:
- 手袋・ニット帽・防寒靴などを着用
- 気温:
- 元旦の早朝は0℃前後まで下がることもある
- 安全面:
- 凍結した石段や岩場で滑りやすいため注意
おすすめの行動
- 初日の出登山はライト付きヘッドランプを携帯
- 無理な登山を避け、ケーブルカーやロープウェイを併用
- 天候・運行状況を事前に確認して安全に行動する
混雑を避けるためのポイント

対策 | 内容 |
---|---|
時間帯をずらす | 元旦早朝を避け、三が日の午前8時前や午後3時以降に訪れる |
公共交通を利用 | つくば駅からの筑波山シャトルバスが便利 |
平日に訪問 | 正月明けの平日は混雑が大幅に緩和される |
公式情報の確認 | 筑波山観光協会・ケーブルカー公式サイトで運行状況をチェック |
特に車利用の場合は、駐車場の確保が最難関です。
公共交通機関を利用し、ピークを避けた時間帯に訪れるのが最も快適に楽しむコツです。
まとめ
筑波山の年末年始は、元旦の初日の出と三が日の初詣で一年でも最も混雑する時期です。
ケーブルカーやロープウェイ、駐車場、登山道のすべてで混雑が発生するため、早朝出発や公共交通の利用が推奨されます。
美しい初日の出と信仰の山・筑波山神社の初詣を楽しむには、事前の計画と時間調整が鍵になります。
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