【レビュー】魅力だらけのすごい水族館!!海響館の正直な感想

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海響館へ行ってきたので、そのときに感じたことを正直に綴ります。

行かれる方の参考になれば幸いです。

市立しものせき水族館 海響館とは

市立しものせき水族館 海響館

海響館は、山口県下関市に位置する水族館です。

「海のいのち・海といのち」をメインコンセプトにし、多くの水生生物を飼育しています。

特筆すべきはフグとペンギン類の展示です。

下関はかつて南極捕鯨の基地だったこともあり、コウテイペンギンの飼育をしたことがあります。

そこからペンギン飼育がスタートし、今では5種140羽以上のペンギンが生活するまでになりました。

ちなみに、下関市の鳥として、ペンギンが指定されています。

生体展示と標本

アマミホシゾラフグ
アマミホシゾラフグの稚魚

生体展示の感想ですが、フグとペンギンのガチ感がすごいです。

海響館では、フグを約100種類も飼育しており、展示種数は世界一を誇っています。

その中でも、特筆すべきはアマミホシゾラフグ。

2014年に新種として記載された種ですが、飼育下育成個体が世界初展示されています。

こんな貴重なものを見られるとは…!!

フンボルトペンギン

そして、ペンギン類は5種も飼育されており、国内で貴重なマカロニペンギンも飼育。

ペンギンの中でも、フンボルトペンギンには力を入れており、海響館は国立サンチアゴ・メトロポリタン公園(チリ共和国)が協力協定を結んでいます。

海響館のフンボルトペンギン展示場が生息域外重要繁殖地として指定されており、人工授精などフンボルトペンギンの繁殖生態に大きく貢献しました。

今後も実績を積み上げてほしいですね!!

生体展示と貴重な標本については、↓をご覧ください。

ペンギン研究,怒涛のふぐ推し,世界的に貴重なシロナガスクジラの骨格標本など、魅力しかありません。

解説展示

水族館の展示で忘れちゃいけないのが、解説展示ですよね。

分かりやすさ,内容の濃さ,独創性,綺麗系 or 手作り系など、水族館の特色が出やすいポイントです。

海響館では、基本的に尖ってなく普通かな?と思いきや、フグとマンボウは違いました。

ハリセンボンの解説

まずはハリセンボンの針の解説。

SNSで見たことあると思ったら、海響館の展示だったんですね。

ここならでは感があって、非常に好きです。

ちなみに、ハリセンボンの実際の針の本数は約350本です。

フグ毒の解説
フグ毒の解説
マンボウの解説
マンボウの解説

他にも、フグ毒の種類,フグの世界の分布と種類,マンボウの正しい知識など、生体を見なくても1日いれるぐらい魅力がありました。

フグ以外の解説

ちなみに、フグ以外もしっかりと丁寧に解説しています。

「我々は水族館としての役割を果たしている」という隠れた声が聞こえてくるかのようです。

アクアシアター

海響館のバンドウイルカとカルフォルニアアシカ

海響館の数あるイベントの中で人気なのが、アクアシアターでしょう。

バンドウイルカとカルフォルニアアシカの、共演を楽しめるショーです。

バンドウイルカ2頭,カルフォルニアアシカ1頭のショーなので、規模はそこまで大きくありません

そのため、名古屋港水族館や鴨川シーワールドなどをイメージしてしまうと、物足りなく感じるかもしれないです。

とはいえ、イルカはスタイリッシュに、アシカはマイペースに動き、緩急のあるショーを楽しませてくれました。

関門橋を背景にジャンプするイルカは、なかなか見ものですよ。

料金の適正

海響館のチケット

海響館の通常料金は、以下のとおりです。

  1. 大人
    • 2090円
    • 1780円(団体)
  2. 小・中学生
    • 940円
    • 730円(団体)
  3. 幼児(3歳以上)
    • 410円
    • 310円(団体)
  4. 幼児(3歳未満)
    • 無料

日本に115ある水族館及び水族館相当施設の中で、入館料の高さは31位に位置しています。
無料を含む。

少し高いと感じるかもしれませんが、お金がかかる鯨類,海獣類が多い水族館で、この料金はかなり良心的です。

むしろ安いと言えるでしょう。

ちなみに、海響館は指定管理水族館で、下関市が公益財団法人下関海洋科学アカデミーに委託して運営しています。

市が設置したというのも、安さの秘訣なんでしょうね。

なにはともあれ、研究に励んで欲しいと思っています。

アクセス

みらいパーク
海響館の前に巨大な立体駐車場

海響館は車でのアクセスが最適です。

周囲には駐車場が多く存在し、好きな場所へとめられます。

私は車で行ったので、楽でした。

ただ、電車で行く方は、バスに乗るか,2km歩くかを選ばなければなりません。

バスに乗る方は、時間に注意しましょう。

ここが悪かった

海響館のタイムテーブル

唯一にして、最大の欠点タイムテーブルです。

現地へ行くと、写真のようにタイムテーブルを見ることができます。

しかし、HPでの確認の仕方が非常に分かりにくいです…。

こちらのページのカレンダーに記載されている、数字をクリックして確認することができますが、気付けない人も多いと思います。

イベントの時間は、旅行の計画を立てるうえで重要なので、ぜひ分かりやすい場所へ設置してほしいです。

海響館の基本情報

海響館の基本情報を紹介します。

料金大人(高校生以上):2090円
小中学生:940円
幼児(3才以上):410円
住所山口県下関市あるかぽーと6−1
電話0832281100
営業時間9時半〜17時半 
休館日年中無休
メンテンス等により、臨時休館の可能性あり
公式サイトこちら

まとめ

この記事をまとめると、以下のとおりです。

  • 生体展示も標本も一級品
  • フグの解説がガチ
  • アクアシアターが最高
  • 料金は規模のわりに安め
  • 車でのアクセスはとても良い
  • HPにタイムテーブルを分かりやすく載せて欲しい

以上です。

海響館は、本当に魅力あふれる水族館です。

下関へ足を運ぶ際は、必ず寄りましょう!!

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