彦根城の所要時間はどのくらい？観光前に知っておきたいポイント

滋賀県にある「彦根城」は、日本に5つしかない国宝天守の一つ。

多くの観光客が訪れる人気スポットです。

この記事では、彦根城の見学にかかる所要時間について、観光ルート別の目安や体験談をもとにご紹介します。

観光前のプラン作りにぜひお役立てください。

彦根城とは
彦根城の見学所要時間｜公式発表と実体験から見る目安
ルート別の所要時間｜観光スタイルに合わせて選べる
実際に観光した体験談
観光時の注意点｜スムーズに楽しむために
まとめ｜彦根城観光に必要な所要時間と楽しみ方のポイント
1. 彦根城観光の所要時間の目安
2. 観光を楽しむためのポイント

彦根城とは

彦根城は、滋賀県彦根市に位置する江戸時代初期の代表的な城郭です。

現存12天守の一つとして知られています。

その美しい天守と歴史的価値から、1952年（昭和27年）には国宝に指定されました。

彦根城の建設は、関ヶ原の戦い（1600年）後から始まります。

徳川家康から近江国の北部を与えられた井伊直政の後を継いだ、二代藩主の井伊直継と三代藩主の井伊直孝によって進められました。

1603年（慶長8年）に着工し、約20年の歳月をかけて1622年（元和8年）に完成。

城の建設には、廃城となった大津城や佐和山城の資材が再利用され、効率的かつ堅固な城郭が築かれました。

彦根城の見学所要時間｜公式発表と実体験から見る目安

彦根城の公式サイトによると、見学には最短で約1時間弱かかるとされています。

これは、表門入口から天守までの所要時間をもとにした計算です。

具体的には以下のような時間配分が紹介されています。

表門入口から天守まで：徒歩約10分
天守内部の見学：約15〜20分
天守から表門まで：徒歩約10分

つまり、最低限の見学でも40分〜50分程度は見ておいた方がよいでしょう。

これに周辺の庭園や資料館などの見学を加えると、さらに時間が必要となります。

ルート別の所要時間｜観光スタイルに合わせて選べる

彦根城には、観光スタイルに応じたルートが用意されています。

以下に代表的な2つのルートとその所要時間の目安をまとめました。

ルート	所要時間	主な見学スポット
お手軽ルート	約60分〜90分	表門〜天守（外から見学）〜表門
標準ルート	約90分〜120分	表門〜天守（内部見学）〜黒門〜玄宮園

時間に余裕がある方は、彦根城博物館や開国記念館なども見学する「じっくりルート（約150分〜180分）」もおすすめです。

実際に観光した体験談

私が足を運んだときは、表門から入場し、太鼓門櫓、西の丸三重櫓、玄宮園、などをまわった結果、約2時間かかりました。

バードウォッチングも挟んでいたので、全て観光にかかった時間とは言えませんが…。

詳細は、↓をご覧ください。

観光時の注意点｜スムーズに楽しむために

彦根城は山城の構造をそのまま残しているため、見学時にはいくつか注意点があります。

当日に困らないよう、把握しておきましょう。

石段が多く体力を使う

表門から天守までは約140段の石段が続きます。

階段の幅や高さが不規則で、登るのに意外と体力を消耗します。

普段運動不足の方は、特にご注意ください。

靴の脱ぎ履きが必要

天守や櫓の内部見学は、土足禁止。

脱ぎ履きしやすい運動靴が適しています。

ロングブーツなどは不向きです。

バリアフリーには未対応

山をそのまま利用している構造上、エレベーターやスロープは設けられていません。

車いすやベビーカーでの観覧には制限があります。

移動が難しい場合は、彦根城博物館や開国記念館など、平地にある施設を中心に観光するのも一つの方法です。

天守の耐震工事に注意

2024年〜2025年にかけて、天守の耐震対策工事が行われています。

工事期間中でも内部見学はできる場合がありますが、日によって入場制限があるため、事前に公式サイトで確認しておきましょう。

まとめ｜彦根城観光に必要な所要時間と楽しみ方のポイント

彦根城は、国宝に指定されている貴重な城郭であり、その魅力をしっかり楽しむためにはある程度の時間的余裕が必要です。

以下に観光の所要時間と快適に見学するためのポイントを整理します。

彦根城観光の所要時間の目安

観光ルート	所要時間	内容
お手軽ルート	約60分〜90分	表門〜天守（外観のみ）〜表門
標準ルート	約90分〜120分	表門〜天守（内部見学）〜黒門〜玄宮園
じっくりルート	約150分〜180分	天守内部、櫓、玄宮園、博物館、開国記念館などすべて

※混雑時（桜の季節や祝日など）は、天守内部での待ち時間が発生する場合があります。3時間は確保しておくと安心です。