公園や緑地でバードウォッチングしている人を見たことがありますか?
双眼鏡を首から下げて歩き回ったり、望遠鏡を覗いて観察していたりと鳥を見て各々楽しんでいます。
では、バードウォッチングの何が面白いのでしょうか?
バードウォッチングの魅力について紹介します。
記事の信頼性
私は2013年から鳥を見始めています。
Instagramで鳥に関する発信をし、1万人以上のフォロワーを獲得しました。
そもそもバードウォッチングとは?
バードウォッチングとは、自然の中で野鳥を観察することです。
野鳥は人間にとって、最も身近な野生動物。
自宅の庭や東京のど真ん中にも、何かしらの鳥が生息しています。
通勤や通学,日課の散歩などのついでに始められる趣味なので、ぜひ始めてみましょう!
バードウォッチングの魅力
バードウォッチングの魅力を8つ紹介します。
始めようか心が揺らいでいる方は、ぜひ最後までお読みください!
季節を感じられる
1つ目の魅力は、季節を感じられる点です。
鳥を大きく分類すると、夏鳥,冬鳥,旅鳥,漂鳥,留鳥,迷鳥に分けることができます。
その中で、渡り鳥に該当するのは夏鳥,冬鳥,旅鳥です。
詳しくは↓
渡りによって季節ごとに見られる鳥の種類が変化したり、一年中見られる鳥でも時期によって羽の色や鳴き声を変化させたりします。
それぞれの季節で楽しめる幅が広がるので、非常に面白いですよ!
行動が面白い
鳥に限らず、基本的に生きものは無意味な行動をしません。
自分が生きていくために捕食したり、食べられないように気を張ったりと一日でやることは山のようにあります。
そして、その行動は生きものによって様々です!
「捕食」を例にすると、キツツキ類は木をコンコン叩きますし、ハヤブサは高速で獲物を追いかけます。
時には「これは何のためにやっているんだ…?」と、面白い行動に出くわすことも。
調べてみると、合理的な理由があって面白いですよ!
調べるのが楽しい
バードウォッチングをしていると、何か分からない鳥と出会うことがあります。
そんなときは、図鑑で何の鳥か調べましょう!
そして、分からない鳥を図鑑で探すのがバードウォッチングの面白いポイントです。
ただの作業じゃんって思われるかもしれませんね…。
でも観察している鳥を見ながら図鑑をめくっていくと、「コイツだァァ!!!」とピタリと当てはまるページに辿り着きます。
種類が分かった瞬間に、脳汁がドバドバでるんですよね…!
この感覚を、ぜひ味わってみてください!
予想して探すワクワク感
野鳥にはそれぞれ好みの環境があります。
カモ類なら水辺、ウグイスなら薮といったような感じです。
「この環境にはこの鳥がいるはず…!」と予想して鳥を見に行き、実際にその鳥がいると、喜びと自分の成長を感じられます。
また自分がよく足を運ぶ場所で、滅多に見られない鳥を探すのも一興ですよ!
私もいつもの場所でカモ観察をしていた時に、ソリハシセイタカシギを見つけて発狂しました。
コレクション魂に火が付く
生涯で見た鳥のリストを「ライフリスト」と言います。
これを一種類ずつ増やしていくのが楽しいんです…!
そう、それはポケモンで全国図鑑を埋めていく感覚。
完成が見えてくると、テンションが上がりますよね。
ライフリストだけでなく、地元で見られた鳥のリストや,一年間でどれだけの鳥を見られたかを示すイヤーリストなどを作成する人もいます。
楽しみ方は人そぞれぞれです。
羽を集めて標本にするのも楽しいですよ!。
鳴き声でリラックス
一定の規則がありそうで、実は不規則なゆらぎのことを「1/fゆらぎ」と言います。
「1/fゆらぎ」の効果は、人間の心身をリラックスした状態に導いてくれることです。
例えば、波の音,ろうそくの炎のゆらぎ,心臓の音,鳥のさえずりなどが当てはまります。
ウグイスが規則的に「ホーホケキョ」と鳴いていても、実は不規則なフレーズも入っているんです。
リラックスしたい方は、ぜひ鳥の声を聴きにいきましょう!
命の尊さに気付ける
テレビで、チーターやライオンの狩りの映像を見たことがありますか?
逃げる方も、追いかける方も必死ですよね。
どちらも命をかけているので、当然です。
そんな彼らの姿に、我々は感動を覚えます。
日本でそんな光景を見られるわけないでしょ?と思ったそこのあなた。
哺乳類では難しいですが、鳥類なら見ることができます。
猛禽類がハトの群れを追いかけたり、ササゴイが釣りをするように狡猾な狩りをしたり…。
我々の周りでも日常的に、命のやり取りが行われています。
日本において自分の命に危険が迫ることは、ほとんどありません。
そんな日本人だからこそ、野鳥の必死に生きる様を見て命の尊さを知ることができます。
ただただ可愛い
これまで様々な魅力を語ってきましたが、「可愛い」というのが単純かつ頂点な魅力だと思います。
スズメやエナガが可愛いのは言わずもがなですが、猛禽類やサギ類も可愛いです。
チョウゲンボウのクリックリな目,日光浴をするアオサギ…。
可愛いと言わずして、何と言いましょうか!
可愛いは正義。
バードウォッチングだからこそ、このワードを理解できる気がします。
最後に
この記事をまとめると、以下の通りです。
- 季節を感じられる
- 行動が面白い
- 調べるのが楽しい
- 予想して探すワクワク感
- コレクション魂に火が付く
- 鳴き声でリラックス
- 命の尊さに気付ける
- ただただ可愛い
バードウォッチングの楽しみ方は人それぞれです。
一人で静かに鳥を観察するのも良し、家族や友人と一緒に楽しむのも良し。
また、鳥の種類を見分けるのが楽しいという人もいれば、鳥の鳴き声を聞くのが好きという人もいます。
自分の好きな方法で、自分だけのバードウォッチングを楽しんでみてください。
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