新潟県十日町市に位置する清津峡渓谷トンネルは、日本三大峡谷の一つ、清津峡の壮大な自然と、現代アートが融合した唯一無二の観光スポットです。
V字に深く刻まれた峡谷と、特徴的な柱状節理の岩壁が織りなす景観は、国の名勝および天然記念物にも指定されています。
2018年の越後妻有アートトリエンナーレを機に「Tunnel of Light(光のトンネル)」として生まれ変わり、その幻想的な美しさは多くの人々を魅了しています。
特に、トンネルの終点にある「パノラマステーション(水鏡)」は、水面に周囲の渓谷が映り込む光景がSNSでも大人気!
自然愛好家はもちろん、アート好き、そして美しい写真を撮りたい方にもぴったりの場所です。
今回は、この清津峡渓谷トンネルへのアクセス方法から、訪問時のヒントまで、あなたの旅をより快適にするための情報を詳しくご紹介します。
清津峡渓谷トンネルへのアクセス方法

清津峡渓谷トンネルへのアクセスは、公共交通機関と自家用車の2つの主要な方法があります。
ご自身の旅のスタイルに合わせて選びましょう。
1. 公共交通機関で向かう場合
公共交通機関を利用するなら、JR越後湯沢駅またはJR飯山線越後田沢駅からバスに乗車します。
JR越後湯沢駅から路線バス
JR越後湯沢駅からは、南越後観光バスの森宮野原行き急行バスに乗車し、「清津峡入口バス停」で下車します。
所要時間は約25分です。
【注意点!】
- バスの運行本数は限られています。
- 特に土日祝日や特定の期間は本数が少ないです。
- 事前に南越後観光バスの公式サイトで最新の時刻表を確認し、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
- 「清津峡入口バス停」で下車後、トンネル入口までは徒歩で約30分かかります。
- この道のりは、特に冬季の積雪時や小さなお子様連れ、ご高齢の方がいる場合は負担になる可能性があります。
- 冬期は雪道に対応した靴や防寒具が必須です。
雪国観光舎「湯沢⇔清津峡ツアーバス」が断然おすすめ!
越後湯沢駅から清津峡へは、雪国観光舎が運行する「湯沢⇔清津峡ツアーバス」が非常に便利でおすすめです!
- バス運賃と清津峡渓谷トンネルの入坑券がセットになっているため、個別に手配する手間が省けます。
- 特定の期間は毎日運行されており、通常の路線バスよりも運行頻度が高い場合があります。
- 清津峡渓谷トンネルがハイシーズンに「予約購入者限定営業」となる日でも、このツアーバスを利用すれば別途予約なしで入坑できます!
- バスは清津峡第1駐車場に停車するため、トンネル入口まで徒歩数分と非常に近く、路線バス利用時の30分間の徒歩移動を避けることができます。
自家用車をお持ちでない方、公共交通機関の乗り換えや時刻表確認の手間を避けたい方、特にハイシーズンに訪問予定で予約の煩雑さを避けたい方には、このツアーバスが最も推奨されるアクセス手段と言えるでしょう。
2. 車で向かう場合
自家用車でのアクセスは、旅程の自由度が高く、周辺観光地との組み合わせもしやすいのが魅力です。
主要高速道路ICからのアクセス
関越自動車道を利用する場合、「塩沢・石打IC」から国道353号線を経由して、清津峡渓谷トンネルまで車で約20~25分で到着します。
東京方面からは、約3時間6分が目安です。
駐車場情報
清津峡渓谷トンネルには、合計4か所の無料駐車場(普通車約155台、大型バス7台)が整備されています。
【注意点!】
- 第1駐車場は夜間(18:00~翌朝7:00)は閉鎖されます。
- 駐車場での車中泊は禁止されています。
- 紅葉やお盆シーズン、大地の芸術祭開催期間中などの繁忙期には、駐車場がすぐに満車になる傾向があるため、早めの到着がおすすめです。
冬期の運転に関する注意点
冬季(12月~2月頃)に自家用車で訪れる場合は、特に注意が必要です。
- 必ずスタッドレスタイヤを装着し、車種によってはチェーンを巻くなどの準備が必須です。
- 清津峡までの道路は山道で、降雪の影響で車幅が狭くなることがあります。
- 雪崩や落石の危険性もあるため、安全運転を心がけましょう。
- 雪道運転に不慣れな方や、適切な冬用装備を持たない方は、自家用車でのアクセスは非常に危険な場合があります。
- 公共交通機関、特にツアーバスの利用を強く検討してください。
営業時間・入坑料・予約について

清津峡渓谷トンネルを訪れる前に、以下の情報を必ず確認しましょう。
営業時間
清津峡渓谷トンネルは基本的に定休日がなく、通年開坑しています。
- 通常期間(3月~11月):
- 8:30~16:30(最終入坑受付)
- 冬期間(12月~2月):
- 9:00~15:30(最終入坑受付)
【注意点!】
- 冬季は降雪や積雪状況、天候などにより臨時休坑となる場合があります。
- 訪問前に公式サイトで最新情報を確認してください。
- エントランス施設(お土産ショップやカフェ)の営業時間は9:00~16:00です。
- 足湯は4月~11月まで利用可能です。
入坑料
入坑料は訪問時期によって異なります。
- ハイシーズン期間(4月21日~11月20日):
- 大人1,200円、小人500円
- オフシーズン期間(11月21日~4月20日):
- 大人1,000円、小人400円
未就学児および障がい者手帳をお持ちの方は無料です。
団体割引もあります。
料金は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報を確認しましょう。
予約の必要性
特に混雑が予想されるハイシーズン期間中には、「予約購入者限定営業」を実施する日があります。
これらの指定された日には、現地での入坑券の購入はできませんので、必ず事前に予約券を購入しておく必要があります。
【予約が不要なケース】
- 「越後妻有 2025 夏秋」共通チケットをお持ちの方
- 雪国観光舎「湯沢⇔清津峡ツアーバス」入坑券付き乗車券をお持ちの方
予約チケットは、公式の事前チケット販売プラットフォーム(アソビュー!など)またはセブンチケットで購入できます。
訪問前に必ず公式サイトで最新の営業日情報を確認してください。
訪問時のポイントと注意点

清津峡渓谷トンネルを最大限に楽しむために、いくつかのポイントをご紹介します。
- トンネル内の所要時間:
- 往復の見学・撮影を含めると、一般的に30分~1時間が目安です。
- バリアフリー:
- トンネル内は舗装されており、車椅子やベビーカーでも移動が可能です。
- 管理事務所で無料貸し出しも行っています。
- パノラマステーション(水鏡):
- 水深は浅いですが、水撥ねや波で濡れやすいため、替えの靴下やタオル、薄いソールの靴を避けるなどの準備が推奨されます。
- トンネル内の気温:
- トンネル内はひんやりとしているため、夏場でも薄い上着を用意すると快適に過ごせます。
- トイレ:
- 駐車場からトンネル入口までの間に公衆トイレがあります。
- トンネル内のトイレはアート作品を兼ねているため混雑する場合があるので、事前に公衆トイレの利用がおすすめです。
- 冬季の服装:
- 冬季は特に防寒対策を万全に。
- ダウンジャケットや長ズボン、スノーブーツ、マフラー、帽子、手袋などを準備しましょう。
最後に
清津峡渓谷トンネルは、日本の壮大な自然美と現代アートが融合した、忘れられない体験ができる場所です。
このブログ記事でご紹介した情報を参考に、ご自身の旅のスタイルや季節に応じた最適なアクセス方法と準備を行い、清津峡渓谷トンネルでの素晴らしい時間をお過ごしください!
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