スタッフの努力がよく分かる!!桂浜水族館のレビュー

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2022年10月30日に桂浜水族館へ行ったので、そこでの感想などをまとめます。

一言で表すと、スタッフの努力がよく分かる面白い水族館

その理由について綴るので、最後までぜひご覧ください。

そもそも桂浜水族館とは?

桂浜水族館

桂浜水族館は、高知県高知市に位置する歴史ある水族館です。

どれぐらい歴史があるかというと、開館したのが1931年!!

もうすぐ100年経つとは…。

今後も頑張ってほしいです。

ちなみに、今の場所に移転してから2024年で40周年です。

移転するまでは龍馬像の近くにありました。

桂浜水族館の生きものについて

桂浜水族館には、多くの生きものが飼育されています。

その中でも、見てほしい生きものをピックアップしました!!

その後、桂浜水族館の生体展示や解説などのまとめを綴ります。

まずは見てほしいものを紹介!!

桂浜水族館では、約200種類の生きものを展示しています。

その中でも、特筆すべきものをピックアップしました!!

海獣類

カルフォルニアアシカのトレーニング
カルフォルニアアシカのトレーニング

桂浜水族館は、トド,アシカ,オットセイを一度に見られる水族館です。

四国では唯一で、各動物がトレーニングする様子を観察することができます。

来館者の目の前でパフォーマンスを見せてくれることも!!

ちなみにこれらのトレーニングやパフォーマンスは、ショーとして行っているものではありません。

アシカショーやトドショーは2022年6月に廃止しており、それ以降は動物のトレーニングや健康管理の一環として行われています。

桂浜水族館の動物を大切にするポリシーに感服せざるを得ません。

カルフォルニアアシカのトレーニング
カルフォルニアアシカのパフォーマンス

屋外の生きもの

コツメカワウソ

桂浜水族館の展示は、屋外のものと屋内のものに分かれています。

屋外で特筆すべき生きものといえば、コツメカワウソでしょう。

2005年から本格的な飼育が始まり、多くの繁殖実績を残しています。

そんなコツメカワウソに、飼育員が餌をあげているときの顔があまりにも癒し…!!

絶滅危惧種であることを忘れてしまうくらい、愛らしい表情をぜひ見ておきましょう。

他にもフンボルトペンギンやケヅメリクガメ、カピバラなどが飼育されています。

これらの生きものは、1回100円で餌をあげることも。

100円で口の中を観察できるのは、ありがたいサービスですね!!

フンボルトペンギン
飼育員からもらった餌を持って逃げ惑うペンギンの図

屋内の生きもの

ウツボの水槽

屋内には魚類ウミガメの展示などがあります。

特に魚類はこだわりが強く、土佐湾に生息している魚が中心です。

桂浜水族館に限った話ではないですが、その地に生息している魚を知れるのは水族館の良いところですよね。

それに加え、生体展示の他にも見て欲しいものがあります。

それは、解説です。

手作り展示

生態はもちろん、釣れる場所や食べ方など幅広い知識を手作りで解説しています。

テンスやハオコゼの解説では、川柳なんかも取り入れてますね…笑

これらの展示を見て思ったことが、「高知版の竹島水族館!!」です。

愛知県に竹島水族館という、ユニークな手作りの解説で有名な水族館がありますが、まさにそれを思い浮かべました。

ところが、調べてみると手作り展示の元祖は桂浜水族館とのこと。

そんな元祖の展示にお目にかかれて、光栄でした…!!

魚のことばかり書いていますが、ウミガメの展示もかなり面白いです。

ウミガメのプールにはアカウミガメとアオウミガメが飼育されています。

屋外の生きものと同様に、ウミガメ達に餌をあげることが可能です。

料金は100円で、魚の切り身をトングで掴んで与えます。

ウミガメのプール
アカウミガメとアオウミガメのプール

そして、このときのウミガメ達の圧が本当にすごいんですよ…笑

餌を持っているだけで、我先にとすごい勢いでやってきます

こんな大迫力なウミガメへの餌やりを体験できる場所が、他にあるのでしょうか…?

これだけでも価値のある水族館だな〜と感じる瞬間でした。

展示に関して全体的に感じたこと

桂浜水族館は、水族館全体で見たら規模の小さい部類に入ると思います。

しかし、そんなことを感じさせないぐらい種数も個体数も多いです。

また、生体も解説も見せ方がユニークで、来館者を楽しませる工夫が多く見られて非常に楽しめました。

悪いところを強いて挙げるなら、ニフレルのようなキレイな展示を求めている人には刺さらない点でしょうか。

とはいえ、その点を改善して欲しいと思いません。

桂浜水族館の良い点は、泥臭さから来ていると思っているので、このまま突っ走って欲しいと思うばかりです。

入館料について

チンアナゴ

桂浜水族館を語るうえで、この話は避けて通れません。

そう、入館料です。

基本的に高評価な桂浜水族館ですが、入館料に関しては辛口のコメントが目立ちます。

桂浜水族館の一般料金は、以下の通りです。

  • 大人:1600円
  • 小中学生:600円
  • 幼児(3歳より):400円

ちなみに、日本全国にある水族館の平均入館料は約1200円となっています(入館料0円を含む/2024年7月現在)。

平均より400円高く、規模のわりに高額と思われるのも仕方がありません。

入館料に加えて、餌やり代を含めると約2000円…。

桂浜水族館の入館料が高いのは否めないでしょう。

また、桂浜水族館はゆっくり歩いても1時間半程度で回れてしまいます。

1時間半で約2000円だと、コスパが悪いと感じてしまう人がいるのも事実です。

良い点・悪い点のまとめ

桂浜水族館の良い点と悪い点をまとめると、以下の通りです。

  • 良い点
    • 規模のわりに生体展示の種数と個体数が多い
    • ユニークな解説が面白い
    • 1回100円の餌やりが盛り上がる
  • 悪い点
    • 入館料が高い
    • コスパが悪い

私は水族館が大好きなので、入館料を見ずに支払うことが多いです。

そのため、私は桂浜水族館で不満を感じることはありませんでした。

むしろ泥臭さとユニークな展示が光る良い水族館と感じたので、リピートする気満々です。

これは水族館好きの一意見に過ぎませんが、不満の声が上がるのも理解できます。

なぜなら、多くの人は桂浜の観光のついでに寄っているからです。

初めて訪れる水族館へ足を運ぶ際、私は下調べをしてから行くようにしています。

でも、そんなことをするのは少数派でしょう。

そのため、ほとんどの人は前知識無しで入館し、充実感と入館料を天秤にかけ、コスパが悪いと判断がくだってしまう…。

そういった想像ができてしまいます。

そうならないために、桂浜を観光する際は行きたい場所をあらかじめ明確にしておいたり、下調べをするようにしましょう。

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