萩・明倫学舎(明倫館)の所要時間|観光前に知りたい見どころまとめ

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山口県萩市の中心部に位置する「萩・明倫学舎」は、かつての藩校「明倫館」の跡地に建てられた歴史施設です。

日本の近代化を支えた多くの偉人たちを輩出したこの地は、幕末から明治にかけての歴史を体感できる観光スポットとして人気を集めています。

この記事では、「萩・明倫学舎」を観光する際の所要時間や各施設の見どころをわかりやすく紹介!

旅のスケジュールを立てる際の参考にしてください。

萩・明倫学舎とは?

明倫館

「萩・明倫学舎」は、萩藩の藩校「明倫館」の跡地に建つ旧明倫小学校を活用した歴史施設です。

本館棟は国の登録有形文化財にも指定されており、木造校舎ならではの温もりある建築が魅力となっています。

2018年(平成30年)の明治維新150年を機に整備され、地域の歴史を伝える拠点として生まれ変わりました。

所要時間の目安

明倫館の教室再現
明倫館の教室再現

萩・明倫学舎の所要時間は以下の通りです。

見学場所所要時間の目安
本館約30分〜1時間
2号館(有料エリア)約1時間
本館+2号館あわせて約1.5〜2時間

※観覧のペースには個人差がありますが、ゆっくり展示を楽しみたい方は2時間を見込んでおくと安心です。

萩・明倫学舎で見られる展示と施設

萩・明倫学舎の展示と施設を紹介します。

無料のエリア有料のエリアに分かれている点に、注意しましょう。

本館で見られる展示と施設

明倫館の廊下

旧明倫小学校の校舎を活用した本館には、萩の歴史を学べる展示が多数あります。

ざっと一覧にすると、こんな感じです。

  1. 天井裏見学室
     本館の特徴的な建築構造を紹介。建物好きにもおすすめです。
  2. 萩藩校明倫館展示室
     萩藩の教育の中心だった明倫館の歴史を、全国の他藩校と比較しながら紹介。
  3. 明倫小学校展示室
     明倫小学校の創立からの歩みを伝える展示。
  4. ジオパークビジターセンター
     火山に育まれた萩の地形や成り立ちを解説。自然好きの方はぜひ立ち寄りたいスポットです。
  5. 復元教室
     昭和の学び舎をそのまま再現。懐かしい木造教室を体感できます。
  6. 多目的復元教室
     イベントなども開催される空間。校舎の雰囲気を活かした体験型施設です。
  7. 観光インフォメーションセンター
     市内観光の拠点。萩市内の観光情報が手に入ります。
  8. 復元校長室
     歴代校長が執務していた部屋を復元した空間。
  9. 飲食スペース・萩のお土産販売
     萩の旬の食材を使ったランチが楽しめるほか、萩焼や夏みかんを使ったお菓子などのお土産も購入できます。

2号館(有料エリア)の見どころ

明倫館の展示
明倫館の展示

本館の見学を終えたら、有料エリアである2号館にも足を伸ばしてみましょう。

世界遺産ビジターセンター

2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」に関する展示を行っています。

萩にある5つの資産を中心に、日本の近代化の歩みを映像やパネルでわかりやすく紹介。

  • 明治日本の産業革命遺産の全体像
  • 吉田松陰と工学教育の関わり
  • 松下村塾の再現セット
  • 江戸時代の地球儀や顕微鏡などのレプリカ展示

幕末ミュージアム

コレクター・小川忠文氏による寄贈資料を中心とした貴重な展示。

幕末から明治にかけての科学技術や軍事、医学に関する品々を間近で見ることができます。

展示例:

  • エンフィールド銃やゲベール銃
  • 江戸時代の天文成象図
  • 測量器具や木製の入れ歯
  • 江戸時代の顕微鏡、エレキテルなどの医療器具

これらの展示を通じて、明治以降の日本の近代化がどのように進んだかを学ぶことができます。

敷地内のその他の見どころ

明倫館の案内

萩・明倫学舎の敷地内には、歴史的に価値の高い建造物も点在しています。

  • 有備館(国指定史跡)
     剣術・槍術の道場として使用された建物。坂本龍馬もここで試合をしたと言われています。
  • 観徳門(市指定有形文化財)
     孔子を祀る聖廟の門として建てられた歴史的な門。
  • 明倫館碑(国指定史跡)
     明倫館の創設や開校の記念碑。藩の教育に対する思いが刻まれています。

まとめ:じっくり見学するなら2時間以上がおすすめ

萩・明倫学舎は、建築や歴史・教育・科学・自然など、多方面から萩の魅力を学べる貴重な場所です。

所要時間の目安は以下の通りです。

  • 本館のみ:30分〜1時間
  • 本館+2号館(有料):1.5〜2時間
  • 周辺も含めてゆっくり楽しむなら:約2〜2.5時間

観光前にスケジュールを調整して、歴史の舞台を存分に楽しんでみてください。

ちなみに、実際に足を運んだ際の記録は↓をご覧ください。

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