東京は日本の首都だし、野鳥を見られる場所なんてないんじゃないの?
と思っっている、そこのあなた‼
東京にも、鳥がわんさか集まる探鳥地があります。
今回は、電車で行ける場所を紹介‼
東京駅から、遠くても1時間程度の場所を選定しました。
仕事の出張や、観光のついでにぜひ寄ってくみてださい。
記事の信頼性
私は2013年から鳥を見始めています。
Instagramで鳥に関する発信をし、1万人以上のフォロワーを獲得しました。
愛知県で主に鳥を見ていますが、高校生の頃は関東をメインに鳥を見ていたので、今回紹介する場所へは何度も足を運んでいます。
明治神宮
日本のバードウォッチングにおいて、最も歴史的価値のある探鳥地といえば明治神宮です。
時を遡り1947年。
月例探鳥会が始まった場所であり、現在も続けられています。
そんな明治神宮では、キビタキやカラ類といった小鳥がメインに生息。
本殿の北側にある北池には、カモ類がカワセミなどが見られます。
明治神宮でよく見られる鳥
カワセミ,オシドリ,カルガモ,アオジ,ウグイス,ルリビタキ,キビタキ,オオルリ,ヤブサメ,ジョウビタキ,シメ,シジュウカラ,キセキレイなど。
オススメの時期は、春,秋,冬です。
春と秋に渡り途中の小鳥類が見られ、冬には明治神宮で越冬する冬鳥が飛来します。
参拝も!!
せっかくの明治神宮。
参拝しなければ大損です。
そもそも明治神宮とは、明治天皇と昭憲皇太后を御祭神としている神社で、 初詣では例年日本一の参拝者数を誇っています。
気になるご利益は、恋愛成就や良縁、合格祈願、商売繁盛、厄払いなど様々…。
その中でも、特に有名なのが恋愛成就でしょう。
その理由は、明治天皇と昭憲皇太后の夫婦仲が良かったからです。
他にもパワースポットが盛り沢山!!
バードウォッチングだけでなく、参拝もしましょう!!
明治神宮のアクセス
明治神宮はあらゆる駅に囲まれています。
原宿駅,明治神宮前駅,代々木公園駅,代々木八幡駅,参宮橋駅,北参道駅と、本当に多いです。
何かのついでに寄って鳥を見るのも、アリだと思います。
高尾山
高尾山は、年間登山者数が世界一の山です。
高尾山の何が良いのかというと、東京から電車で約1時間,壮大な景色,美しい紅葉,整備された登山道,パワースポットの数々…etc
良いところを挙げればキリがありません。
ケーブルカーやリフトもあるので、スーツと革靴姿の人が山頂にいることも…笑
登山客は多いですが、山は山。
鳥も多いです。
鳥を見ながら山頂を目指すのも楽しいですよ。
高尾山でよく見られる鳥
オオルリ,キビタキ,サンコウチョウ,ホトトギス,ツツドリ,キクイタダキ,クロジ,ルリビタキ,クロツグミ,カシラダカ,ミソサザイ,シジュウカラ,ヤマガラ,エナガなど。
高尾山でには夏鳥,冬鳥が多く飛来するうえに、そもそも留鳥も多いです。
1年を通して多くの鳥を見られるので、いつ来ても楽しめる場所になります。
高尾山のアクセス
高尾山口駅から1号路の登山道の道のりは、南西へ真っ直ぐ歩くのみです。
ケーブルカーとリフトを利用する方も、この道を通ることになります。
また高尾山には登山道が7つあるので、何回も訪れている方は違う道を試してみると面白いかもしれません。
皇居
皇居といえば、天皇皇后両陛下のお住居ですよね。
東京駅の目と鼻の先で、多くの方が周囲を散策したことがあるでしょう。
「東京駅の目の前なんて都会中の都会w」
「鳥なんているわけないやろwww」
と思われるかもしれませんが、意外といるんですよ!!
特に地方から訪れている方は必見の、あの鳥もいます。
皇居でよく見られる鳥
オナガ,シジュウカラ,キビタキ,アカハラ,シメ,ウグイス,ジョウビタキ,オカヨシガモ,ヨシガモ,ハシビロガモ,ミコアイサ,ユリカモメ,オオバンなど
オナガがいます!!
オナガが生息していない地域に住まわれている方は、しっかり見ておきましょう。
また、冬にカモ類が多く飛来します。
基本的な種類が揃っており、見ごたえ十分です。
皇居のアクセス
皇居もあらゆる駅に囲まれています。
東京駅はもちろん大手町駅,桜田門駅,半蔵門駅,九段下駅,竹橋駅など様々です。
仕事や出張のついでに、寄っていただければと思います。
葛西臨海公園
葛西臨海公園は、海,干潟,樹林,ヨシ原,池,芝生といった、あらゆる環境が揃った探鳥地です。
ここで鳥を見ると、都心とは思えない種数を叩き出すことがあります。
公園内には鳥類園ウォッチングセンターがあり、旬な鳥の情報を仕入れることも可能です。
ちなみに鳥とは関係ないですが、夜にディズニーランドの花火を見るのも一興ですよ…!!
葛西臨海公園でよく見られる鳥
コアジサシ,ミヤコドリ,ダイシャクシギ,メダイチドリ,ムナグロ,ホウロクシギ,オオセグロカモメ,オオタカ,キビタキ,サンショウクイ,オオヨシキリ,ハシビロガモ,オカヨシガモなど。
春と秋には小鳥とシギ・チドリ類が多く見られ、冬にはカモ類やカモメ類が賑わいを見せます。
夏はオオヨシキリのリサイタル会場になっており、飽きることのない場所です。
葛西臨海水族園も!!
葛西臨海公園には、クロマグロの展示で有名な葛西臨海水族園もあります。
クロマグロの展示も見てほしいですが、一番見てほしいのは海鳥の展示です。
葛西臨海水族園で飼育されている海鳥は、ウミスズメ類とペンギン類。
ウミスズメ類はエトピリカとウミガラス、ペンギン類はフンボルトペンギン,ミナミイワトビペンギン,フェアリーペンギン,オウサマペンギンが飼育されています。
ウミスズメ類が珍しいのはもちろん、フェアリーペンギンも非常に珍しいです。
日本では珍しい鳥を観察できるチャンスなので、葛西臨海水族園にも寄りましょう。
葛西臨海公園のアクセス
駅から鳥類園までの道のりを示していますが、好きなように歩いていただければと思います。
東京駅から一本で来られるので、スキマ時間に鳥を見に来るのも面白いかもしれませんね。
東京港野鳥公園
東京港野鳥公園は、大田区にある都立の海浜公園です。
池や樹林地,里山風な自然生態園など多様な環境で構成されています。
立地が非常に良く、駅,空港,高速道路のICに近いです。
野鳥関連施設で、ここまでアクセスが良い場所も少ないでしょう。
東京港野鳥公園でよく見られる鳥
キンクロハジロ,ヒドリガモ,ササゴイ,アオサギ,コチドリ,チュウシャクシギ,キアシシギ,キョウジョシギ,イカルチドリ,コアジサシ,ウミネコ,ミサゴ,コサメビタキ,キビタキなど。
春と秋に小鳥やシギ・チドリ類が飛来し、冬にはカモ類や猛禽類などを観察することができます。
東京港野鳥公園のアクセス
流通センター駅を下車し、徒歩15分。
上述した通りアクセスが非常に良く、羽田空港が近いうえに首都高にも面しています。
バスでも行けちゃうので、自分の都合の良い手段で行きましょう。
水元公園
水元公園は、東京都葛飾区と埼玉県三郷市にまたがる公園です。
この公園はとにかく広く、面積は96.3haもあります。
東京ドームが約20個分ぐらいですね。
そんな公園を川がぐるっと囲んでおり、その中に森林や池,芝地といった環境が揃っています。
水元公園でよく見られる鳥
コガモ,ヒドリガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ、カンムリカイツブリ,ユリカモメ,エナガ,アトリ,ビンズイ,ヤマガラ,アオジ,シメ,オオルリ,キビタキ,ルリビタキなど
基本的なカモ類はほとんど揃っており、季節の小鳥もしっかり飛来します。
これだけ広い環境なので、行けば何か見られるはずです。
水元公園のアクセス
水元公園の最寄りの駅は金町駅です。
金町駅から少し歩きますが、20分ほどで着いちゃいます。
せっかく行くなら食べて…
話が少し脱線しますが、せっかく水元公園に行くならぜひコレも!!
水元公園内にあるお店、涼亭の海老穴子天丼です。
これが美味しいのなんの…。
軽食もあるので、ぜひお立ち寄りを!!
涼亭の基本情報
涼亭の基本情報を紹介します。
店名 | 涼亭 |
価格 | 300-1000円前後くらい |
住所 | 東京都葛飾区水元公園3−8 内 |
電話 | 0336082261 |
営業時間 | 10:00~17:00(L.O.16:00) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始 |
不忍池
不忍池は、上野動物園とその南部に広がる池です。
ボート池,蓮池,鵜の池で構成されています。
よく勘違いされますが、不忍池は人工の池ではなく天然の池です。
かつては東京湾の入江だったと言われています。
そんな不忍池ですが、ある鳥の窮地を救った場所です。
その鳥とは、カワウ。
カワウは1970年代に3000羽以下まで減少し、絶滅が危惧されていました。
その当時、残されたカワウのコロニーは愛知県の鵜の山,大分県沖の黒島,そして東京都恩賜上野動物園不忍池の3箇所のみ。
その3箇所で個体数を増やし、分散することで今の状態となっています。
カワウの歴史を語るうえで、絶対に避けることのできない場所です。
バードウォッチャーは、ぜひ見ておきましょう!!
不忍池でよく見られる鳥
カワウ,オナガガモ,キンクロハジロ,ハシビロガモ,マガモ,コサギ,ゴイサギ,アオサギ,ユリカモメ,セグロカモメ,カワセミ,オナガ,ワカケホンセイインコ,エゾビタキなど。
不忍池には、冬に多くの水鳥が飛来します。
またオナガやワカケホンセイインコといった、ご当地の鳥も見られるので地方のバードウォッチャーはぜひ立ち寄りましょう。
不忍池のアクセス
京成上野駅を出て、目の前にあります。
JR上野駅を出て、森林環境を見てから池に行くのも楽しいですよ!!
浮間公園
浮間公園は、東京都北区にある都立の都市公園です。
なんと、全体の40%が池になっています。
カモ類歓喜の公園です。
池畔には浮間公園のシンボル、風車があります。
異国の雰囲気が漂い、親子で賑わう公園です。
浮間公園でよく見られる鳥
カワセミ,カイツブリ,オナガガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,ヨシガモ,ヒドリガモ,バン,オオバン,ササゴイ,ゴイサギ,ユリカモメ,シジュウカラ,ツグミ,メジロなど。
冬鳥が多く飛来し、池ではカモ類で賑わいを見せます。
また夏にはササゴイが見られるのも特徴です。
採餌や休息しているところを観察することができます。
浮間公園のアクセス
浮間舟渡駅で下車したら、すぐ目の前。
有料駐車場もあるので、車でも行けちゃいます!!
まとめ
今回、紹介した東京の探鳥地は下記の通りです。
- 明治神宮…月例探鳥会の始まりの地
- 高尾山…1年を通して小鳥を楽しめる
- 皇居…最も仕事のついでに来やすい探鳥地
- 葛西臨海公園…鳥も水族館も最高!!
- 東京港野鳥公園…あらゆる交通手段に囲まれた探鳥地
- 水元公園…東京ドーム20個分の公園
- 不忍池…カワウの窮地を救った池
- 浮間公園…異国の雰囲気のある公園
東京は日本の首都ということで、鳥がいないと思われがちです。
しかし意外と探鳥地が多く、様々な環境で鳥を見ることができます。
出張や観光でお越しになった際は、ぜひ今回紹介した探鳥地へ足を運んでみてくださいね!!
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