【やきもの散歩道】散策のススメ!気になる所要時間と見どころ

サムネ TRAVEL

愛知県常滑市に位置する「やきもの散歩道」は、かつて昭和初期に窯業で栄えた集落の面影を今に伝える、趣深い観光スポットです。

足を踏み入れると、レンガ造りの煙突や窯、黒塀の工場といった独特の景観が広がり、まるで時間が止まったかのような感覚を覚えます。

散策道沿いには、常滑焼の陶器やおしゃれな生活雑貨を扱うお店、散策の合間に一息つけるカフェなどが点在し、歴史的な建造物と現代の文化が調和した魅力的な空間が広がっています。

本記事では、この「やきもの散歩道」を訪れるにあたって気になる所要時間について詳しく解説します。

やきもの散歩道はどのくらいの時間かかる?

やきもの散歩道

やきもの散歩道には、主にAコース(約1.6km)Bコース(約4km)の2つの散策ルートがあります。

これらは、公式に発表されているコースです。

このコースは完成されているので、これに従うのが手っ取り早くておすすめ

それぞれのコースの所要時間の目安と、どのような見どころがあるのかを詳しく見ていきましょう。

やきもの散歩道Aコース (所要時間:約60分)

Aコースは、全長約1.6kmのコースで、所要時間の目安は約60分です。

このコースでは、レンガ造りの煙突や窯、黒塀の工場、そして陶器の廃材を利用した坂道など、やきもの散歩道ならではの独特な雰囲気と歴史を感じさせる景観を気軽に楽しむことができます。

スポット概要所要時間 (目安)
常滑市陶磁器会館やきもの散歩道の出発点。
常滑焼の展示即売も行っています。
パンフレットを入手して散策を始めましょう。
(散策前後に)
煙突のある風景かつて使われていた煙突と、常滑の象徴的な町並みを一望できるスポットです。(立ち寄り)
廻船問屋 瀧田家江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた瀧田家の住宅を復元・整備した施設。
当時の生活や海運の歴史を垣間見ることができます。
約15-20分
土管坂明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶が壁面を覆い、坂道には土管の焼成時に使用した廃材が敷き詰められた、独特の景観を持つ坂道です。
やきもの散歩道を代表する風景の一つです。
(通過)
登窯広場展示工房館館内には「両面焚倒焔式角窯」が保存展示されています。
2階では陶芸教室も開催。散策中の休憩や、授乳・おむつ替えにも利用できます。
約10-15分
登窯(陶榮窯)明治時代に築かれた、日本に現存する登窯としては最大級のものです。
傾斜角や煙突の数など、その規模に圧倒されます。
国の重要有形民俗文化財および近代化産業遺産に指定されています。
(見学)

モデルコース例 (約1時間~)

  1. 常滑駅 (徒歩約6分)
  2. 常滑市陶磁器会館 (パンフレット入手)
  3. 煙突のある風景 (見学)
  4. 廻船問屋 瀧田家 (見学:約15分)
  5. 土管坂 (通過)
  6. 登窯広場展示工房館 (休憩:約10分)
  7. 登窯(陶榮窯) (見学)
  8. ゴール (散策終了)

このモデルコースはあくまで目安です。

ご自身のペースや興味に合わせて、各スポットでの滞在時間を調整してください。

Aコース沿いには、カフェやお土産店なども点在していますので、立ち寄りながら散策を楽しむのもおすすめです。

やきもの散歩道Bコース(所要時間:約2時間30分)

Bコースは、全長約4kmのコースで、所要時間の目安は約2時間30分です。

このコースでは、常滑焼の歴史や産業についてより深く知ることができる「INAXライブミュージアム」や「とこなめ陶の森」といった見学施設を中心に巡ります。

Aコースとはまた異なる魅力があり、常滑焼の世界をじっくりと堪能したい方におすすめです。

スポット概要所要時間 (目安)
常滑市陶磁器会館Bコースの出発点もこちらです。(散策前後に)
INAXライブミュージアム「窯のある広場・資料館」「世界のタイル博物館」「土・どろんこ館」「陶楽工房」「やきもの工房」「建築陶器のはじまり館」の6つの館からなり、ものづくりを見て、学んで、体験できる参加型の施設です。
様々なイベントも開催されています。
約1時間30分~
とこなめ陶の森 資料館常滑焼の歴史を紹介する施設で、古くからの常滑の人々と焼き物との関わりを学ぶことができます。約30-45分
とこなめ陶の森 陶芸研究所古常滑の大壺や山茶碗から江戸時代の朱泥急須や花器などが展示されています。
研修工房では、陶芸作家を目指す若者が作陶に励んでいます。
約15-30分

モデルコース例 (約2時間30分~)

  1. 常滑市陶磁器会館 (出発)
  2. INAXライブミュージアム (見学:約1時間30分)
  3. とこなめ陶の森 資料館 (見学:約30分)
  4. とこなめ陶の森 陶芸研究所 (見学:約15分)
  5. ゴール

Bコースは、各施設での見学時間が長くなる傾向があります。

時間に余裕をもって計画を立てることをおすすめします。

また、INAXライブミュージアム内にはカフェや休憩スペースもありますので、適宜利用しながら散策をお楽しみください。

AコースとBコースの両方を楽しむことも可能です。

その場合は、半日から一日程度の時間を確保しておくと良いでしょう。

所要時間に影響する要素

やきもの散歩道の登り窯

やきもの散歩道を散策する際の所要時間は、以下の要素によって大きく左右されます。

  1. 休憩時間:
    • 散策の途中でカフェや甘味処などに立ち寄る場合、その休憩時間によって所要時間は長くなります。散歩道には魅力的なカフェが点在しているため、休憩も計画に含めておくと良いでしょう。
    • ベンチなどで景色を眺めながら休憩する時間も考慮しておきましょう。
  2. 買い物時間:
    • 散歩道沿いには、陶器や雑貨を扱う多くのお店があります。お土産を選んだり、気に入った品物を探したりする時間は、個人差が大きいです。じっくりと品定めをしたい場合は、時間に余裕を持っておきましょう。
  3. 見学する施設の数や滞在時間:
    • Aコース、Bコースそれぞれに見どころとなる施設(廻船問屋 瀧田家、登窯広場展示工房館、INAXライブミュージアム、とこなめ陶の森など)があります。これらの施設を見学する場合、それぞれの施設での滞在時間によって全体の所要時間は大きく変わります。
    • 特にINAXライブミュージアムは複数の館で構成されているため、全てを見学するには相応の時間を要します。
  4. 移動手段:
    • やきもの散歩道は基本的に徒歩での散策となりますが、一部坂道などもあります。体力に自信のない方は、ゆっくりとしたペースで歩くことになるため、所要時間も長くなる可能性があります。
    • レンタサイクルを利用できる場合もありますが、散歩道内は細い道や階段も多いため、自転車での移動が難しい場所もあります。
    • 電動アシスト自転車はかなり快適のようです。
  5. 混雑状況:
    • 週末や祝日、観光シーズンなどは散歩道が混雑することがあります。
    • 人の流れが滞ることで、移動に時間がかかったり、お店に入るのに待つ必要があったりする場合があります。
  6. 興味の度合い:
    • 陶器や歴史、街並みへの興味の度合いによって、各スポットでの見学時間や写真撮影の時間が変わってきます。
    • 一つ一つの窯元やお店をじっくり見て回りたい方は、時間に余裕を持った計画が必要です。

これらの要素を考慮して、ご自身の体力や興味に合わせて無理のない散策計画を立てることが大切です。

効率よく散策するためのポイント

やきもの散歩道

せっかくのやきもの散歩道散策を最大限に楽しむために、以下の点を意識してみましょう。

  1. 事前に見たい場所をリストアップしておく:
    • 興味のある窯元、お店、史跡などをリストアップしておきましょう。
  2. 時間に余裕を持った計画を立てる:
    • 各コースの所要時間はあくまで目安です。
    • 休憩や買い物、見学などに時間をかけたい場合は、予定よりも長めに時間を確保しておきましょう。
    • 特に、複数の施設を見学する場合は、移動時間や待ち時間も考慮に入れることが大切です。
  3. 歩きやすい靴で行く:
    • やきもの散歩道は、石畳や坂道など、足元が安定しない場所もあります。
    • 安全に、そして快適に散策するためには、歩き慣れた靴を選ぶようにしましょう。
  4. 水分補給をしっかりとする:
    • 散策中は意外と汗をかくものです。
    • 特に夏季は、こまめな水分補給を心がけましょう。
    • 散歩道沿いには自動販売機やお店もありますが、事前に飲み物を用意しておくと安心です。
  5. 地図やパンフレットを活用する:
    • 常滑市陶磁器会館などで配布されている地図やパンフレットは、散策ルートや見どころの情報が満載です。
    • これらを活用しながら散策することで、迷うことなく効率的に巡ることができます。
  6. 公共交通機関の時間を調べておく:
    • 電車やバスなどの公共交通機関を利用してアクセスする場合は、事前に時刻表を確認しておきましょう。
    • 特に帰りの時間を把握しておくことで、安心して散策を楽しむことができます。
  7. 天候に合わせた準備をする:
    • 晴れた日には日焼け止めや帽子、雨の日には雨具など、天候に合わせた準備をしておくと、より快適に散策できます。

これらのポイントを参考に、ご自身に合った散策プランを立てて、やきもの散歩道の魅力を存分に楽しんでください。

まとめ

この記事では、愛知県常滑市にある魅力的な観光スポット「やきもの散歩道」の所要時間について、

AコースとBコースそれぞれの目安と、
時間に影響する要素、
そして効率よく散策するためのポイントを

ご紹介しました。

主なポイント

  • Aコース (約1.6km):
    • 所要時間の目安は約60分。
    • 歴史的な景観を手軽に楽しめます。
  • Bコース (約4km):
    • 所要時間の目安は約2時間30分。
    • 常滑焼の歴史や文化を深く知ることができます。
  • 所要時間は、休憩時間、買い物時間、見学施設の数や滞在時間、移動手段、混雑状況、個人の興味によって大きく変動します。
  • 効率よく散策するためには、事前の情報収集、余裕のある計画、歩きやすい靴、水分補給などが重要です。

やきもの散歩道は、古き良き時代の面影を残しつつ、新しい発見もある魅力的な場所です。

時間に追われることなく、ご自身のペースで、気になる窯元やお店に立ち寄りながら、この独特の雰囲気をじっくりと味わってみてください。

今回ご紹介した所要時間はあくまで目安として、あなたの興味や体力に合わせて自由に散策の計画を立てるのが一番です。

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