沖縄旅行のハイライトとして人気の、沖縄美ら海水族館。
ジンベエザメが泳ぐ大水槽は圧巻です。
美ら海水族館は那覇空港から約100kmと離れているため、事前にアクセス方法を知っておかなければなりません。
この記事では、那覇からの主要な行き方を徹底解説。
レンタカーやバスでのアクセス方法を中心に、紹介します。
アクセス方法の全体像

美ら海水族館へのアクセス方法は、主に公共バス、レンタカー、タクシー、そして観光バスツアーの4つです。
それぞれ所要時間、費用、利便性が異なります。
旅のスタイルや予算に合わせて選びましょう。
主要アクセス方法比較表
交通手段 | 那覇空港からの目安所要時間 | 目安費用 (片道/1日) | 主なメリット | 主なデメリット |
---|---|---|---|---|
高速バス117系統 | 約2時間〜2時間40分 | 片道2,000円〜2,880円 往復3,500円 | 乗り換えなし、運転負担なし、Free Wi-Fi (一部) | 交通事情による遅延の可能性、運行本数に限りがある |
やんばる急行バス | 約2時間15分〜3時間半 | 片道2,000円 | 乗り換えなし、運転負担なし、リアルタイム位置確認可 | 交通事情による遅延の可能性、運行本数に限りがある |
沖縄エアポートシャトル | 約2時間15分〜3時間半 | 片道1,600円 | 乗り換えなし、運転負担なし、屋根付きバス停あり (一部) | 交通事情による遅延の可能性、運行本数に限りがある |
レンタカー | 約1時間30分〜2時間 | 1日3,000円〜+高速代+ガソリン代 | 自由度が高い、複数人で費用を抑えられる | 運転負担、手続き必要、渋滞リスク |
タクシー | 約2時間 | 片道17,000円〜28,440円 | 最速、好きな場所に寄り道可、運転負担なし | 費用が最も高額 |
観光バスツアー | 約9時間〜12時間 (ツアー全体) | 1名5,600円〜12,300円 (ツアー内容による) | 運転負担なし、複数観光地を効率的に巡れる | 自由度が低い、滞在時間が決められている |
各アクセス方法の詳細

各アクセス方法の詳細を紹介します。
公共バスでのアクセス
那覇空港から美ら海水族館へバスで向かう場合、主に3つの直行バスが便利です。
那覇空港からの主要直行バス
- 高速バス117系統(美ら海直行バス):
- 那覇空港から「記念公園前」(美ら海水族館最寄り)まで乗り換えなし。
- 所要時間は約2時間〜2時間40分。
- 往復割引運賃(3,500円)。
- 一部車両はFree Wi-Fi付き。
- バスロケーションシステムでリアルタイムの運行状況を確認できます。
- やんばる急行バス:
- 那覇空港から「記念公園前」まで直行。
- 所要時間は約2時間15分〜3時間半。
- 公式サイトの「バスどこ?」機能で現在地を確認できます。
- 沖縄エアポートシャトル:
- 那覇空港から「記念公園前」まで直行。
- 所要時間は約2時間15分〜3時間半。
- 一部のバス停は屋根付きで雨の日も安心です。
公共バス利用のメリット・デメリット
公共バスのメリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:
- 運転の負担がなく、リラックスして移動できます。
- 費用が比較的安価です。
- 直行便が多く、利便性が高いです。
- デメリット:
- 交通事情による遅延の可能性があります。
- 荷物が多い場合は不便を感じることもあります。
繁忙期の公共バス利用における注意点
沖縄は、車の利用が多いです。
特に朝夕の通勤時間帯やGW、夏休みなどの繁忙期には渋滞が頻繁に発生します。
このため、バスの運行に大幅な遅延が生じることがあります。
対策として、バスロケーションシステムを活用してリアルタイムで位置を確認し、移動時間には余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
可能であれば、早朝出発や夜遅めの帰着など、時間帯をずらす「ずらし旅」も有効です。
レンタカーでのアクセス
沖縄旅行で最も一般的な移動手段はレンタカーです。
自由に観光を楽しみたい方におすすめです。
主要ルートと所要時間
那覇空港からレンタカーで美ら海水族館へ向かう場合、沖縄自動車道(高速道路)を利用するのが一般的です。
那覇空港から高速道路に乗り、許田ICで降りた後、一般道を経由します。
- 所要時間:
- 那覇空港から約1時間30分〜2時間。
- カーナビ検索:
- 「海洋博記念公園」またはMAPCODE「553075409」で検索するとスムーズ。
駐車場情報
美ら海水族館が位置する海洋博公園内には、約1900台収容可能な無料駐車場が9ヶ所あります。
駐車料金を気にせず楽しめます。
レンタカー利用のメリット・デメリット
レンタカー利用のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- メリット:
- 自由度が高く、自分のペースで観光地やお店に立ち寄れます。
- 複数人での利用は費用効率が良いです。荷物の運搬も楽です。
- デメリット:
- 運転の負担があります。
- 予約や返却手続きに時間がかかることも。
- 繁忙期には深刻な渋滞に巻き込まれるリスクがあります。
繁忙期のレンタカー利用における注意点
ゴールデンウィークや夏休み期間中は、国道58号線など主要道路で渋滞が発生する可能性が高いです。
また、美ら海水族館の駐車場も満車に近くなることが予想されます。
渋滞回避のためには、早朝出発や夜間帰着を心がけ、「ずらし旅」を実践しましょう。
タクシーでのアクセス
タクシーは、最も迅速かつ快適に美ら海水族館へアクセスしたい場合に適しています。
- 那覇空港からの料金と所要時間:
- 約2時間
- 17,000円〜28,440円が目安です。
- 名護バスターミナルからの料金と所要時間:
- 約24分〜31分
- 4,600円〜5,600円が目安です。
- 公共バスで名護まで移動し、そこからタクシーを利用すると費用を抑えられます。
タクシー利用のメリット・デメリット
タクシー利用のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- メリット:
- 最速で目的地に到着できます。
- 運転の負担がなく、プライベートな空間で移動できます。
- 急な予定変更にも対応しやすいです。
- 複数人での利用は費用対効果が高まります。
- デメリット:
- 費用が最も高額です。
- 渋滞に巻き込まれると所要時間や料金が増える可能性があります。
観光バスツアーでのアクセス
美ら海水族館へのアクセスを含む日帰り観光バスツアーは、複数の旅行会社から提供されています。
ツアー内容と料金
多くのツアーで、美ら海水族館の入場券が料金に含まれています。
ナゴパイナップルパークや古宇利島など、沖縄北部の人気観光スポットを効率的に巡れます。
出発地は那覇市内各地から選べ、所要時間は約9時間〜12時間です。
料金は5,600円〜12,300円程度で、ツアー内容によって変動します。
観光バスツアー利用のメリット・デメリット
観光バスツアー利用のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- メリット:
- 運転や駐車場の心配がありません。
- 複数の観光地を効率的に巡れ、入場券購入の手間も省けます。
- 一人旅でも気軽に利用でき、ガイド付きツアーでは情報も得られます。
- デメリット:
- 各観光地での滞在時間が決まっており、自由度が低いです。
- 繁忙期は手配が難しい場合があります。
ツアー選択のポイント
美ら海水族館をじっくり楽しみたい場合は、水族館での滞在時間が長めに設定されているツアーを選ぶのが賢明です。
訪問スポットの数と滞在時間のバランスを確認し、自身の希望に合ったツアーを選びましょう。
交通渋滞と移動時間への影響

沖縄では、県民の主要な移動手段が車であるため、交通渋滞が発生しやすいです。
特に那覇市周辺では朝夕の通勤時間帯に混雑が激しく、主要幹線道路(国道58号線など)も渋滞しやすい傾向にあります。
渋滞回避のためのヒントと対策
渋滞対策として、以下のようなものが挙げられます。
- 旅行時期の検討:
- 繁忙期(春休み、GW、夏休み、年末年始)を避けて旅行計画を立てることをおすすめします。
- 移動時間帯の調整:
- 朝夕のラッシュアワーや観光地のピーク時間を避け、早朝出発や夜遅めの帰着を検討しましょう。
- リアルタイム交通情報の活用:
- 出発前には、NAVITIMEなどのアプリで最新の交通状況を確認してください。
- ETCの積極的な利用:
- 高速道路を利用する際は、ETCカードの利用で料金所での時間を短縮できます。
- ETCカードを忘れずに。
まとめ
美ら海水族館へのアクセスは、レンタカー、公共バス、タクシー、観光バスツアーと多岐にわたります。
- 費用を抑えたい、運転に不安があるなら:
- 公共バスがおすすめです。
- リアルタイムの運行状況を確認し、時間に余裕を持ちましょう。
- 自由な旅を楽しみたいなら:
- レンタカーが最適です。
- ETCカードの準備と、繁忙期の渋滞対策を忘れずに。
- 迅速・快適な移動を求めるなら:
- タクシーを検討しましょう。
- 複数人での利用が経済的です。
- 効率的に複数の場所を巡りたいなら:
- 観光バスツアーが便利です。
- 美ら海水族館での滞在時間を確認して選びましょう。
いずれの手段を選んでも、沖縄の交通事情を理解し、事前の情報収集とゆとりある計画が快適な旅の鍵です。
美ら海水族館での素晴らしい体験を存分にお楽しみください。
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