京都にある「金閣寺(きんかくじ)」は、きらきら光る金色の建物でとっても有名なお寺です。
たくさんの観光客が訪れる人気スポットで、日本の美しさを感じられる場所です。
この記事では、金閣寺がいつ、どんなふうにできたのか、どこが見どころなのかを、小学生でもわかるように紹介します。
金閣寺ってどんなところ?

金閣寺は、600年以上前の室町時代(むろまちじだい)に、将軍(しょうぐん)の足利義満(あしかが よしみつ)という人が、自分の別荘(べっそう)として建てたのがはじまりです。
最初はお家だったんだ!
金閣寺はもともと「北山殿(きたやまどの)」という名前の、大きくてきれいな家でした。
義満はここでのんびりとすごしていたそうです。
義満が亡くなったあと、この場所はお寺になり、正式な名前は「鹿苑寺(ろくおんじ)」とつけられました。
でも、金色の建物がとても目立つので、みんなからは「金閣寺」と呼ばれるようになりました。
ピカピカの金閣ってなに?
金閣寺の中でもとくに有名なのが、「金閣(きんかく)」という3階建ての建物です。
2階と3階の外側は、金箔(きんぱく)という本物の金でおおわれていて、太陽の光をあびるとキラキラ光ります。
金閣寺の見どころ

金閣寺には、見て楽しい場所がたくさんあります!
見どころ | 説明 |
---|---|
金閣(きんかく) | 金色に光る建物。金箔でおおわれていてとてもきれい。 |
鏡湖池(きょうこち) | 池の水に金閣がうつって見える場所。 写真スポットにもぴったり。 |
夕佳亭(せっかてい) | 高いところにある茶室。 夕日に光る金閣がよく見えるよ。 |
不動堂(ふどうどう) | 金閣寺で一番古い建物。 大切な仏さまがまつられているよ。 |
金閣寺と銀閣寺のちがい

金閣寺には「銀閣寺(ぎんかくじ)」というお寺とよく比べられることがあります。
ふたつは名前が似ているけれど、見た目や意味がちがうんです。
ちがいのポイント | 金閣寺 | 銀閣寺 |
---|---|---|
色 | 金色でピカピカ | 木のままの落ち着いた色 |
作った人 | 足利義満 | その孫の足利義政 |
雰囲気 | 豪華でにぎやか | 静かでしっとり |
金閣寺は「ゴージャスでにぎやか」、銀閣寺は「落ち着いて静か」というイメージです。
金閣寺での楽しみ方

金閣寺はただ見るだけじゃなく、楽しみ方もいろいろあります。
季節ごとの景色を楽しもう!
金閣寺は季節によって見た目が変わります。
- 春:
- 桜と金閣のコラボがすてき!
- 夏:
- 緑いっぱいで元気な景色
- 秋:
- 赤やオレンジのもみじと金閣がよく合う
- 冬:
- 雪がふると白と金のコントラストが美しい!
お守りや絵馬もあるよ
金閣寺では、お守りや絵馬(えま)を買うこともできます。
願いごとを書いて、神さまや仏さまにお願いしてみよう!
お茶の文化にもふれられる
金閣寺には茶室(ちゃしつ)もあって、日本の伝統的なお茶の文化を感じることができます。
しずかな場所でのんびり過ごすのも楽しいですよ。
まとめ
金閣寺は、600年以上前に将軍・足利義満が建てた金色に光るきれいなお寺です。
もともとは別荘として作られましたが、今ではたくさんの人が訪れる有名な観光地になりました。
金閣、池、庭園、そして四季の風景と、どの時期に行っても楽しめる見どころがいっぱいです。
京都に行くときは、ぜひ金閣寺にも立ち寄って、その美しさをじっくり見てみてくださいね。
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