葛西臨海水族園は、東京都江戸川区に位置し、ガラスドームの美しい外観やクロマグロの大水槽、国内最大級のペンギン展示が人気の水族館です。
しかしネット上では「葛西臨海水族園はつまらない」という声も少なくありません。
なぜ、そんな評価があるのでしょうか?
この記事では、「つまらない」と言われる主な理由や、実際に訪れた人々の口コミ・評判・私の感想をもとに、葛西臨海水族園の本当の魅力や楽しみ方まで徹底解説します。
訪れるかどうか迷っている方や、事前に特徴を知っておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
リニューアル工事の最新情報や、満足度を高めるおすすめポイントもあわせてご紹介します。
葛西臨海水族園とはどんな施設?

東京都江戸川区にある葛西臨海水族園は、東京23区内で唯一の本格的な水族館として1989年に開園しました。
JR葛西臨海公園駅から徒歩圏内の立地にあり、都立葛西臨海公園内に併設されています。
ランドマークでもある地上30.7mのガラスドームの下には、約600種にも及ぶ世界中の海の生き物たちが展示されています。
項目 | 内容 |
---|---|
開園 | 1989年10月10日 |
所在地 | 東京都江戸川区臨海町6-2-3 |
アクセス | JR葛西臨海公園駅より徒歩約5分 |
入園料 | 一般700円、中学生250円、小学生以下無料 |
施設規模 | 延床面積約14,000㎡、展示水量約4,900t |
特に、2,200トンのドーナツ型大水槽で群泳するクロマグロ、国内最大級のペンギン展示場が代表的な見どころです。
「つまらない」と言われる理由とは?

ネット上では「葛西臨海水族園はつまらない」という声も少なくありません。
その理由にはいくつかの共通点があります。
主な理由とその背景
理由 | 内容 |
---|---|
ショーがない | イルカやアシカなどのパフォーマンス型ショーが存在しないため、エンタメ性に欠けるという声がある。 |
施設の老朽化 | 開園から30年以上経過し、展示手法や内装の古さが指摘されている。 |
マグロの大量死 | かつて人気だったクロマグロの大水槽で大量死が発生し、迫力が減ったという評価がある。 |
ペンギン展示の天候リスク | 屋外展示のため、天候に左右されやすく観覧環境が悪化することがある。 |
混雑や施設の狭さ | 休日などは混雑しやすく、「思ったより狭い」「滞在時間が短い」という口コミも。 |
ただし、これらは期待値や訪問のタイミングに左右される面も多く、一概に施設の質の問題とは言えません。
実際の口コミと評価

否定的な意見がある一方で、
「想像以上に楽しめた」
「コスパが良すぎる」
といった肯定的な声も多く見受けられます。
評価 | 内容 |
---|---|
否定的 | 「派手さがない」「マグロが少ない」「食事場所が少ない」 |
肯定的 | 「展示が充実」「静かで落ち着く」「子どもが喜んだ」「ペンギンが可愛い」 |
訪問前に展示内容や施設の特徴を理解しておけば、満足度は格段に高まるでしょう。
ちなみに、私は肯定派です。
クロマグロの群泳は迫力満点ですし、キングペンギンの子育ても見ていて癒やされます。
国内では貴重なフェアリーペンギンがいる点もポイントが高いですね!
葛西臨海水族園の見どころ

葛西臨海水族園の見どころを紹介します!
サンゴ礁の海
入館してすぐの場所にあるこの水槽では、カラフルなサンゴと、それを住みかにする熱帯魚たちが泳ぐ美しい景観が広がります。
水中の生態系を直感的に学べるエリアです。
大洋の航海者マグロ
水族園の名物とも言える直径30mの巨大ドーナツ型水槽。
クロマグロやハンマーヘッドシャーク、ウシバナトビエイ、マイワシなどが群れを成して泳ぎ、海中を旅するような臨場感が味わえます。
アクアシアター
大洋の航海者水槽の内部を一周できる観覧ゾーン。
ガラス越しに間近で回遊魚たちを観察できるため、マグロの筋肉の動きまで感じ取れるほどの迫力があります。
世界の海
太平洋、大西洋、インド洋、深海、極地など、世界各地の海の生き物が展示されています。
現地で採集された珍しい種も多く、生物多様性を学ぶには最適な展示です。
ペンギンの生態展示
フンボルト、ミナミイワトビ、フェアリー、オウサマの4種類を飼育。
水中と陸上両面から観察でき、ペンギンの泳ぎや歩き、繁殖期の行動などをじっくり楽しめます。
海藻の林
カリフォルニア沿岸をモデルにしたこの展示では、揺れる海藻の間を泳ぐ魚たちが見られます。
海藻が育む生態系の重要性を伝えるエリアです。
東京の海
小笠原諸島から東京湾内湾まで、東京都に囲まれた海の環境を再現。
人工干潟やキャットウォークからの観察も可能で、都市と自然の関係を学ぶことができます。
海鳥の生態
エトピリカやウミガラスなどの海鳥が水中を飛ぶように泳ぐ様子を展示。
羽毛の変化や繁殖行動など、海鳥の季節ごとの変化も観察できます。
水辺の自然(※2024年5月展示終了)
田んぼやため池、渓流など、東京の原風景とも言える水辺環境を屋外に再現していました。
現在は展示を終了し、リニューアルを計画中です。
訪問前に知っておきたい情報

葛西臨海水族園は、事前に知っておくことでより楽しめる施設です。
以下のポイントをチェックしておきましょう。
ポイント | 内容 |
---|---|
混雑 | 土日祝や長期休暇中は混雑傾向にあるため、平日や午前中の来園がおすすめ。 |
天候 | 一部展示(ペンギン・海鳥など)は屋外のため、天気予報の確認が重要。 |
食事 | 館内のレストランは1カ所のみ。 混雑時は葛西臨海公園内の飲食エリア利用も視野に。 |
再入場 | 再入場可能だが、出入口での手続きが必要。 |
今後の展望とリニューアル計画

葛西臨海水族園では現在、新しい施設へのリニューアル計画が進行中です。
展示内容やバリアフリー対応、デジタル技術の導入などが検討されており、2028年までに新しい水族園として生まれ変わる予定です。
これにより、現在「施設が古い」「演出が地味」といった印象を持っていた人にも、新たな魅力を提供できることが期待されています。
葛西臨海水族園はどんな人におすすめか?

葛西臨海水族園は、こんな人におすすめです。
向いている人
- 静かに海の生き物を観察したい人
- 小さなお子様連れの家族
- 海洋生物や自然環境に興味のある学生
- コスパ良くレジャーを楽しみたい人
- 葛西臨海公園を含めた一日観光を考えている人
向いていない可能性がある人
- 派手なショーや演出を期待している人
- 最新技術を使ったアトラクションを求めている人
- 短時間で刺激的な体験をしたい人
まとめ
葛西臨海水族園は、「つまらない」と感じるかどうかは来園者の期待や訪問目的によって大きく変わります。
確かに、ショーや最新設備といった派手さはないかもしれませんが、世界中の海の生き物を静かに観察できる貴重な施設であり、教育的価値や学びの要素も豊富です。
特に子ども連れや自然観察に興味のある方にはおすすめできる施設です。
リニューアル後にはさらに多くの人が楽しめるよう進化することが期待されており、今後の展開にも注目です。
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