静岡県西部の観光スポットとして、まず挙げられるのが掛川花鳥園でしょう。
飼育している鳥の種類が多く、鳥好きなら絶対に訪れたい施設です。
今回は、掛川花鳥園に行こうか迷っている方,何を見たらいいのか分からない方を対象に掛川花鳥園について紹介します。
掛川花鳥園とは?
掛川花鳥園は、2003年9月3日に産声をあげた施設です。
静岡県掛川市に位置し、「花と鳥とのふれあい」をテーマとした施設になります。
「普通の動物園じゃないの?」と思われるかもしれませんが、全く違います!!
動物園と比較して、異なる点を2つ紹介すると…
- 鳥に限定されている点
- 一部を除いて、ほとんどの鳥が放し飼いされている点
といった感じです。
群れで飛ぶ様子や、鳥の体の構造を細かく観察することができます。
そのため、飼い鳥が好きな方はもちろん、野鳥が好きな人にも非常にオススメできる場所です。
ぜひ足を運んでみてください!!
掛川花鳥園の見どころ
掛川花鳥園の見どころを紹介します。
誰もが楽しめる内容をピックアップしたので、ご覧いただけると幸いです。
とにかく鳥!!
花鳥園なので、鳥を紹介しないと始まりませんね。
というわけで、掛川花鳥園の顔とも呼べる鳥と、魅力あふれる鳥達をピックアップして紹介します!!
ヘビクイワシ
![ヘビクイワシ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07703-1024x683.jpg)
まずは、ヘビクイワシの紹介です。
名前をキックちゃんと言います。
バードショーの主役として長年勤めており、来園者を興奮させる人気者です!!
ヘビの模型を蹴り飛ばす姿は圧巻の一言。
容姿端麗な姿からは想像もできないアクティブな動きに、驚くこと間違いなしです。
ハシビロコウ
![ハシビロコウ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07597-1024x683.jpg)
次に紹介するのは、動かない鳥として世間に浸透しているハシビロコウです。
名前を「ふたば」と言います。
人によっては「ハシビロコウを最初に紹介すべきだろ!!」と主張する方もいるはず。
それだけ人気のある鳥です。
上述した通り動かない鳥として有名ですが、ふたばは一味違います。
小屋へ飛び乗ったり、スタッフにお辞儀したりとアクティブな一面を見せてくれます。
推しが多いのも頷けますね。
オニオオハシ
![オニオオハシ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07609-1024x683.jpg)
続いて、紹介するのはオニオオハシ!!
その美しい色合いから、アマゾンの宝石とい異名が付いています。
色合いが良いのはもちろんですが、最も目を引くのは大きな嘴ですよね。
その大きな嘴の役割は、ずばり体温調節。
暑い時は嘴に血液を集中させさせることで熱を放出し、寒い時は嘴への血流を止めて放熱を防ぐことが知られています。
そんなオニオオハシですが、掛川花鳥園で観察するなら朝一で行くのがオススメです。
おやつを持っていると、高確率で肩や腕に乗ってきます。
持っていなくても、稀に乗ることも…笑
乗ってきたら観察のチャンスです!!
口を開くと血管がよく見えるので、よーく観察してみましょう。
他にも魅力あふれる鳥でいっぱい
![白いインドクジャク](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07590-683x1024.jpg)
![クロツラヘラサギ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07591-683x1024.jpg)
![クラハシコウ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07607-683x1024.jpg)
他にも美しい鳥や姿が面白い鳥,群れで移動する鳥など様々な鳥がいます。
実際に足を運んで、自分の推しを見つけちゃいましょう!!
咲き乱れる花
![掛川花鳥園の花](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/83E73507-EAE7-42F9-9A38-7A449089D27D_1_201_a-1024x683.jpeg)
鳥の施設と思われがちですが、花鳥園なので「花」も魅力で溢れています。
その数、約100種,1800鉢!!
これだけの数が年中、咲き誇っているのが本当にすごいです。
映え映えの映えなので、鳥だけじゃないということも頭の片隅に入れておきましょう。
イベント
掛川花鳥園には、イベントもたくさんあります!!
鳥と花を見るだけでも十分楽しいですが、イベントを体験すれば満足度爆上がりです。
無料のものと有料のものがあるので、注意しましょう。
バードショー
![ヒメコンドル](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/DSC07644-1024x683.jpg)
掛川花鳥園の本領は、バードショーで発揮されるといっても過言ではありません。
ヘビクイワシが、ヘビのどこを蹴っているのか。
ラナーハヤブサが獲物を捕らえた後、なぜ翼で覆うのか。
ヒメコンドルが、なぜヨチヨチとした歩き方で大丈夫なのか。
など詳しい解説を実演込みでしてくれます。
これぞ花鳥園。
何度見ても面白い。
ちなみに屋外バードショーと屋内バードショーがあり、それぞれ鳥の種類も異なります。
- 料金:無料
- 時間:10時半(屋外),13時(屋内),15時(屋内)
- 場所:屋外バードショー会場,温室内わくわくイベント会場
ペンギンのフィーディング
![ケープペンギン](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/2020-12-12_13-28-16_000-1024x683.jpg)
掛川花鳥園で飼育されているペンギンは、ケープペンギンです。
そのペンギンに、魚を直接あげられるイベントがあります。
間近で食べるところを観察することができるので、口の中がどうなっているのかをよく見てみましょう!!
ちなみに有料です。
- 料金:300円
- 開催時間:10時,15時半
- 場所:ペンギンプール
他にも盛り沢山
他にもフクロウ類を腕に乗せたり、触れ合ったりするイベント「乗せてみよう!」や、ケープペンギンと記念撮影できるイベントもあります。
前者は300円,後者は700円と有料ですが、価値のあるイベントです。
興味があれば、ぜひ体験してみてください。
各エリアの見どころ紹介
掛川花鳥園にある、各エリアの紹介をします。
どのエリアも魅力たっぷりですよ!!
世界のフクロウ展示
![ワシミミズク](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/33AC6FF9-AA23-43D2-80CD-099317569F31_1_201_a-1024x683.jpeg)
園内に入り、最初に目に飛び込んでくるのがフクロウ類です。
何種類ものフクロウ類が、1種類ずつ部屋に入っています。
日中なので休息している個体がほとんどです…。
とはいえ、スタートからたくさんのフクロウ達に囲まれるのは幸せな気持ちでいっぱいになります!!
ペンギンプール&オシドリの池
![ケープペンギン](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/2020-12-12_13-28-16_000-1024x683.jpg)
ペンギンプール&オシドリの池では、ケープペンギンとたくさんのカモ類を観察することができます。
可愛いと美しさを兼ね備えたゾーンとでも言いましょうか。
オシドリ以外のカモ類には、ツクシガモやアカツクシガモもいます。
手が届くところで泳ぎ回っていますが、触らないようにしましょう。
温室内わくわくイベント会場
![ワシミミズク](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/48E3BB2C-5068-4A22-9348-AAD2DD5C1E66_1_201_a-1024x683.jpeg)
温室内わくわくイベント会場では、フクロウ類やピグミーファルコンなどを観察することができます。
またフクロウ!!と思われるかもしれませんね。
そうです、またフクロウです。
とはいえ、世界のフクロウ展示との差別化はしっかりとされています。
温室内わくわくイベント会場のフクロウ類は、ガラスで隔てられていません。
それに加え、フクロウ達との距離も近いです。
フクロウ好きや細部まで観察したい人に、こちらの方をオススメします。
インコのスイレンプール
![コガネメキシコインコ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/DSC07641-1024x683.jpg)
インコのスイレンプールは、掛川花鳥園の屋内で最も広い面積を誇っています。
下にはスイレンやオオオニバスのプール、上にはだだっ広い空間。
その空間を、鳥が飛び交う様子を観察することができます。
そんなインコのスイレンプールで、一際目立つのがコガネメキシコインコです。
鳴き声が大きく、群れになって空間内を行ったり来たりします。
屋内に、広大な面積があるからこその芸当です。
これだけで、掛川花鳥園の凄さが伝わってきます。
エボシドリとヘラサギの広場
![エボシドリ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/F238B76C-6FB6-4595-A4BA-57F7F2989B39-768x1024.jpeg)
掛川花鳥園には5種類のエボシドリが暮らしています。
そして、その本拠地となるのがエボシドリとヘラサギの広場です。
おやつを持っていると、すぐに腕に乗ってきてくれます。
![クロツラヘラサギ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07591-683x1024.jpg)
そして、もう一種類忘れちゃいけないのがクロツラヘラサギです。
世界的希少種のクロツラヘラサギですが、ここでは容易に観察することができます。
おやつを手に持っていると、嘴で手ごとカパカパ挟んできます。
挟まれるのがくせにってきますよ…!!
ハシビロコウの森
![ハシビロコウ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07597-1024x683.jpg)
ハシビロコウの森では、文字通りハシビロコウを観察することができます。
上述した通り、掛川花鳥園の目玉の一つと言っても過言ではありません。
ふたばの愛らしい姿を、思い残すことなく観察しましょう。
オオハシとトキの水辺
![オニオオハシ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07609-1024x683.jpg)
オオハシとトキの水辺では、オニオオハシと多くの水鳥を観察することができます。
オニオオハシは冒頭で紹介した通りです。
朝一に行って、おやつを食べてもらいましょう。
水鳥の方は、分類の幅が広いのが特徴です。
ヒロハシサギ,クロエリセイタカシギ,クラハシコウ,ショウジョウトキなどあらゆる種類の鳥が暮らしています。
ハクチョウの池
![モモイロペリカン](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/2017-09-04_11-21-50_116-1024x768.jpeg)
ハクチョウの池では、コブハクチョウやモモイロペリカンなどを観察することができます。
ハクチョウといいつつ、コクチョウもいますよ!!
コブハクチョウにおやつをあげるときは、注意が必要です。
コブハクチョウは強気におやつを狙ってくるので、手の上に乗せておやつをあげると手ごと噛まれます。
そのため、コブハクチョウに餌をあげる時は池にバラまいて食べてもらいましょう。
屋外バードショー会場
![ヘビクイワシ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC07703-1024x683.jpg)
屋外バードショー会場は、文字通り屋外でバードショーを行う場所です。
ヘビクイワシがヘビを蹴り、ラナーハヤブサの俊敏な狩りを見ることが出来ます。
ちなみにキックちゃんのゲージもここにあり、ゲージ内ではバッタを踏みつけて狩りをすることも。
バードショー中じゃなくても面白いキックちゃんはさすがです…笑
エミュー牧場
![エミュー](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/DSC07634-1024x683.jpg)
エミュー牧場では、多くのエミューが飼育されています。
エミューといえば、ダチョウに次いで世界に2番目に大きい鳥です。
そんなエミューが解き放たれている牧場に入り、彼らの前に立っておやつをあげることができちゃいます!!
鳥に慣れていない人からしたら、少し恐怖心があるかもしれません…。
でも、勇気を出して接してあげてください。
穏やかで人懐っこいですよ!!
森のバードハウス
![ラナーハヤブサ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/06/DSC07705-1024x683.jpg)
最後に紹介するのは、森のバードハウス。
森のバードハウスとは、ハヤブサ類やヒメコンドルなどが飼育されています。
バードショーでも活躍している、ラナーハヤブサもここにいます。
バードショーで活躍する前の、眠れる獅子達を観察するのも一興ですよ!!
レストラン
一日いれちゃう施設ですから、飲食スペースの有無は大事ですよね。
というわけで、掛川花鳥園のレストランを紹介します。
レストラン フローラ
満開の花の下で、食事をすることができるレストランです。
メニューも魅力的なものばかりで、掛川花鳥園を感じられる「ふたばの海老カツバーガー」や「ふたばの掛川オムハヤシ」などがあります。
静岡らしさを感じたいなら、「かしわ掛川茶うどん」と「富士宮やきそば」もオススメです。
750〜1000円とリーズナブルなのも魅力的ですね!!
フードカフェ ハナハナ
鳥をモチーフにしたスイーツを楽しめるのが、フードカフェ ハナハナです。
オオハシクレープやシロフクロウの真っ白アイス,ふくろうのロールケーキと鳥好きにはたまらないでしょう。
さわやか 掛川本店
![さわやかのハンバーグ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/01/2023-10-10_16-31-49_526-1024x768.jpeg)
大本命はこちら。
さわやか 掛川本店です。
そもそも、これを食べずに静岡から出ることはできません。
さわやかを簡単に紹介すると、静岡にしかないファミレスで、こだわり抜かれたハンバーグが特徴です。
過去に”9時間待ち”という伝説的な記録も残しています。
そんなお店のハンバーグが、美味しくないわけがありません!!
掛川花鳥園で鳥を見て、さわやかのハンバーグを食べる。
控えめに言っても最高です。
さわやか 掛川本店の基本情報
さわやか 掛川本店の基本情報を紹介します。
料金 | 1000-2000円くらい |
住所 | 〒436-0043 静岡県掛川市大池3001−1 |
電話 | 0537243636 |
営業時間 | 11時-23時(土日祝は10:45に開店) 順番待ち番号券は10時から |
休日 | 12/31,1/1 |
公式サイト | こちら |
駐車場 | 53台/無料 |
掛川花鳥園の基本情報
最後に、掛川花鳥園の基本情報を紹介します。
料金 | 大人:1800円 小学生:900人 幼児:無料 65歳以上:1500円 |
住所 | 静岡県掛川市南西郷1517 |
電話 | 0537-62-6363 |
営業時間 | 平日:9時〜16時半 休日:9時〜17時 ※GW,お盆,正月は休日扱い |
休館日 | 第二・第四木曜日 |
駐車場 | 無料(400台) |
公式HP | こちら |
最後に
掛川花鳥園は、鳥好きならぜひ一度は足を運んでほしい施設です。
インコやペンギン好きといった飼育下の鳥好きに限らず、野鳥好きにもオススメします。
野鳥を体の細部までじっくり観察できる状況って、ほとんどないですよね。
鳥の勉強をするという意味合いで、野鳥好きの人もぜひ!!
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