【車中泊旅行記】アクアス・石見銀山・出雲大社

TRAVEL

024年10月20日〜22日,27日〜30日に、西日本を旅してきました!!

行き先は、以下の通りです。

  • 20日:彦根城
  • 21日:岡山県
  • 22日:広島県
  • 23-27日:仕事(ホテルに宿泊)
  • 27日午後:山口県
  • 28日:島根県
  • 29日:島根県,鳥取県
  • 30日:天橋立

名古屋から出発し、車中泊しながら各地を旅しました。

この記事では、10月28日に足を運んだ島根県で見聞きしたものをまとめています。

モデルコースの参考になれば、幸いです。

また、この記事は前回の続きとなっていますので、↓もぜひご覧ください。

道の駅 ゆうひパーク浜田

道の駅 ゆうひパーク浜田

道の駅 ゆうひパーク浜田で車中泊し、最初の目的地 アクアスを目指します。

早速出発と言いたいところですが、その前に景色を堪能するところから!

道の駅 ゆうひパーク浜田から見える景色
道の駅 ゆうひパーク浜田から見える景色

浜田マリン大橋と、日本海に浮かぶ矢箆島,馬島。

名前の通り夕日が売りの道の駅ですが、無くても十分楽しめます。

良い目覚めになりました。

景色を見終えた後は、アクアスへ!

島根県立しまね海洋館 アクアス

島根県立しまね海洋館 アクアス

島根県立しまね海洋館 アクアスは、島根県浜田市に位置する水族館です。

ハイライトをどうぞ!

シロイルカ

とある理由で、全国的に知名度を上げた水族館でもあります。

それは、シロイルカのバブルリングです。

シロイルカのバブルリング
シロイルカのバブルリング

はじめはシロイルカが勝手に始めた遊びでしたが、それをパフォーマンスとして定着!

幸せのバブルリング」として、知名度を大きく上げました。

売りにしているだけあって、演出も凝ってて面白いですよ。

幸せを届けてきたシロイルカですが、自分自身にも幸せが訪れたようです。

シロイルカの親子

2024年6月に、2頭のシロイルカが誕生しました。

シロイルカの出産成功例は、今回を含めて日本で18例

おめでたいですね!

神話の海 大水槽

神話の海 大水槽

島根県には、多くの神話が伝わっています。

その中で有名なものといえば、「因幡の白兎」でしょう。

内容をざっくり紹介すると・・・

  1. 隠岐国から因幡国へ渡りたいウサギがいた
  2. ワニを騙してウサギは背中を使って海上を渡った
  3. ワニに悟られて皮が剥がれた

こんな感じです。

ここでいう「ワニ」とは、サメのことを指します。

島根県では、古くからワニ漁が盛んに行われてきました。

ワニ食文化が今でも残されており、神代の時代から現代まで島根の人々に馴染み深い生きものとなっています。

神話や文化で溢れた「ワニ」をうじゃうじゃ展示しているのが、神話の海 大水槽。

神話の海 大水槽を掃除する人
神話の海 大水槽の清掃中

水槽掃除も命がけで、鎖で編んだ特殊な服を着ているとのこと。

すごすぎる…笑

ペンギン館

キングペンギン

アクアスには、4種類のペンギンが暮らしています。

亜南極に生息するキングペンギン,キタイワトビペンギン,ジェンツーペンギンと、温帯に生息するフンボルトペンギンの計4種です。

キタイワトビペンギン
キタイワトビペンギン
ジェンツーペンギン
ジェンツーペンギン
フンボルトペンギン
フンボルトペンギン

亜南極では、上陸している姿を主に見る形になります。

よちよち歩いたり、飛び込んだり、じっとしたり…。

癒しですね。

その一方、フンボルトペンギンは荒々しさが増します。

餌の時間では魚を取り合ったり、鳴き声を轟かせたり…。

見ていて飽きませんね。

そして、フンボルトペンギン展示の中でも、良いなと思ったのがコレ!

空を飛ぶフンボルトペンギン
アクアスの空を飛ぶフンボルトペンギン

青空を飛翔するフンボルトペンギン

サンシャイン水族館でも似たような展示を見られますが、ここにしかない魅力があります。

それは、天上のアクリルの真下にソファーベッドがあることです。

寝そべって空のペンギンを見る…。

控えめに言っても最高です。

また、ユニークな展示もかなり楽しめます。

最も面白かったシリーズが↓。

ペンギンの表彰状

餌を食べた数を記録し、記録更新したら表彰状を作成しているようです。

ペンギンスタッフの熱を感じられますね。

ジェンツーペンギンだけでなく、フンボルトペンギンやイワトビペンギンバージョンもあるので、ぜひ現地でご覧になってください。

海獣

カルフォルニアアシカ
カルフォルニアアシカ
ゴマフアザラシ
ゴマフアザラシ

アクアスでは、カルフォルニアアシカとゴマフアザラシが飼育されています。

アシカ・アザラシパフォーマンスも開催されており、頻度は1日2回です。

アシカの器用な種目や、アザラシのまったりとした仕草を見ることができます。

アシカとアザラシの見分け方など、ためになることも教えてくれるので、ぜひ足を運んでみてください。

ちなみに、アシカのパフォーマンスはアクリル板越しに見ることになります。

写真を撮る方は、少し曇ったような画像になってしまうことに注意しましょう。

石見銀山

北東へ約45km進み、石見銀山へ!

石見銀山といえば、言わずとしれた世界遺産ですよね。

でも、どんな場所かと聞かれたら、なかなか答えられないのも事実です。

というわけで、勉強するために石見銀山世界遺産センターへ!

石見銀山世界遺産センター

石見銀山世界遺産センター

最初に、石見銀山について簡単に紹介します。

石見銀山は、島根県大田市に位置する歴史的な銀山です。

2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。

日本の中世から近世にかけての銀生産の中心地として、国内外に大きな影響を与えたことで知られています。

無料のエリア

無料の展示エリア

無料の展示エリアでは、石見銀山の概要,観光スポットの所在地などを見聞きすることができました。

概要だけでも面白いですが、せっかく石見銀山まで来たんですから、有料エリアも見たいところです。

有料のエリア

石見銀山世界遺産センター有料の展示エリア

というわけで、有料の展示エリアへ!

ここでは、主に以下のことを見て学ぶことができました。

  • 銀のレプリカ
  • 石見銀山の歴史
  • 石見銀山をめぐる争い
  • 銀の取り方
  • 石見銀山の構造

フランシスコ・ザビエルの書簡によると、

「スペイン人は、日本を銀の島と呼んでいます」

と記載されているみたいです。

今では想像できないぐらい、銀の採掘が行われていたんですね。

ちなみに、有料エリアにある展示は、撮影禁止のものが多いです。

そんな中、許されていたのがこちら。

鉄鍋
鉄鍋

銀の鉱石を精錬するのに使用された鉄鍋です。

貴鉛や鉄子など、銀の採掘や精錬に使用された道具は撮影可能なものがありました。

本当に多くの人が関わって、成り立っていたんだなと思うばかりです。

駐車場〜龍源寺間歩まで

龍源寺間歩までの道中

知識を頭に入れた後は、実際に採掘されていた場所を見に行くしかありません!

というわけで、龍源寺間歩を目指します。

「間歩」とは、鉱石を採掘するために掘られた坑道のことです。

石見銀山には大小様々な間歩が残っており、約1000箇所もあるとのこと!

そのうちの一つ「龍源寺間歩」は、石見銀山で常時公開されている唯一の間歩です。

そんな龍源寺間歩を、鳥を見ながら目指します。

ちなみに、私が車を停めた石見銀山公園駐車場から、2.3kmの道のりです。

歩いていくのが難しい方は、レンタサイクルやぎんざんカートを利用しましょう。

歩みを進めていると、いくつか立入禁止の間歩が姿を見せます。

立入禁止の間歩

こんなに小さい穴から入ることもあったんですね。

アトリの群れを観察しつつ歩いていると、石見銀山龍源寺間歩管理所へ到着しました。

龍源寺間歩の入場券とパンフレット
龍源寺間歩の入場券とパンフレット

管理所にて、龍源寺間歩の入場券を購入!

いよいよ中へ!

石見銀山遺跡 龍源寺間歩

石見銀山遺跡 龍源寺間歩
龍源寺間歩の入口

坑道の高さは1.6~2.1m、幅は0.9~1.5mです。

低身長の良いところがでましたね…。
悲しい

龍源寺間歩は一方通行なので、迷うことはありません。

龍源寺間歩のマップ

しかし、この一方通行は観光用に造られたもので、画像のように本来は左右へ道が続いています。

もちろん立入禁止の札が置いてあるので、絶対に入らないようにしましょう。

左右に続く坑道
左右に続く道 立入禁止の札とライトがある

坑道といっても、全てが採掘場というわけでもなく、他の役割を持つ竪坑もあります。

代表的なのがこちら。

排水坑

一見ただの坑道ですが、これは排水坑です。

採掘は湧き水との戦いでもあります。

その時に、水を簡単に捨てられる場所があったら便利ですよね。

そこで活用されたのが、このような排水坑です。

間歩にたまった水を、約100m下の永久坑道へ排水していたそうです。

さらに奥へ進んでいくと、穴が塞がれているところへたどり着きました。

入口から約160m地点の場所で、ここから左に曲がって新坑道へ進みます。

ちなみに、写真の坑道の幅は約90cm。

これを通っていたんですね…。

新坑道
新坑道

新坑道の中はこんな感じです。

坑道っていう感じは、ほとんどありません。

それもそのはず。

これは観光用に掘られたものなので、手すりやライトもしっかり整備されて歩きやすくなっています。

出口まで何もないのかと思いきや・・・

椅子
椅子
間歩の解説展示
解説展示

休憩用の椅子や、間歩の解説展示などがありました。

出口付近で足止めをくらうとは思ってなかったですね。

全て読み終えて、ついにゴール!

龍源寺間歩の出口

ゴールの方が、間歩の雰囲気を感じられますね…笑

苔むした姿が良きです。

出口〜保存地区まで

佐毘賣山神社
佐毘賣山神社

大森銀山重要伝統的建造物群保存地区へ向かうべく、再び2.3kmほど徒歩の時間になります。

出口から歩みを進めると、見えてくるのが佐毘賣山さひめやま神社。

森林の中に佇む姿が、実に厳か…。

雰囲気がありますね。

ちなみに、御朱印は石見銀山公園で売っています。

さらに歩みを進めたところ、脇道を発見。

製錬所跡があるようです。

というわけで、見てきました。

清水谷製錬所跡
清水谷製錬所跡

正式名称は、清水谷製錬所跡です。

江戸幕府の支配が終わった後、地元住民によって小規模な鉱山経営が行われていましたが、本格的な再開発は明治19年に始まりました。

手を加えたのは、藤田組(現在のDOWAホールディングス)。

1895年に完成し、4月から操業を開始しました。

しかし、採算が合わず1896年10月に操業を停止。

短い期間しか活躍しなかったようです。

近くで見ると、こんな感じ。

清水谷製錬所跡

規模はかなり大きく、軽く感動しますよ!

フォトスポットとして、一見の価値はあると思います。

清水谷製錬所跡を立ち去り、駐車場を目指して歩みを進めます。

大森銀山重要伝統的建造物群保存地区

大森銀山重要伝統的建造物群保存地区

駐車場に戻り、大森銀山重要伝統的建造物群保存地区へやってきました!

石見銀山に関連した伝統的な建築物が数多く残る地区です。

この町並みは、銀の生産や関連する仕事に携わった人々の居住地として発展しました。

大森区域では、代官所跡や地役人,商家,郷宿といった歴史的建造物が混在して建っていたそうです。

しかし、1800年の大火によって街並みの大半が消失…。

現在の建物は、それ以降に建設されたものみたいです。

建て直されたとはいえ、昔ながらの雰囲気というのはしっかり味わうことができます。

余談ですが、トワイライトエクスプレス瑞風の専用バスが駐車場にいました。

トワイライトエクスプレス瑞風の専用バス

列車のデザインはかなり好きですが、バスの色味もなかなか良いですね。

思わず撮ってしまいました。

トワイライトエクスプレス瑞風といえば、豪華寝台列車

私もいつかは乗ってみたいです。

この列車は、車内の豪華な食事や生演奏なども魅力ですが、駅を降りて専用バスで観光地を巡るのも魅力となっています。

その専用バスの立ち寄り地として、2024年秋以降の運行から石見銀山も追加されたそうです。

これは知らなかった!

石見銀山で見られた鳥

この日の鳥見は、主にアクアス周辺と石見銀山です。

↑の記事で撮影した鳥の写真は、全て石見銀山。

鳥もセットで見られる方の参考になれば幸いです。

出雲大社

出雲大社

石見銀山を後にし、出雲大社へ!

皆さん、ちゃんと正しく読めていますか?

正式名称は「いづもおおやしろ」です。

「つ」に濁点なうえ、「おおやしろ」と読む。

初見では絶対に正解できませんね…。

さて、足を運んだ日は10月28日。

そう、10月です。

日本全国の神様が出雲大社に集まる神在月になります。
他の地域では、皆さんご存知の通り神無月。

まぁ、26日に神様は出雲をお立ちになるそうですが…。

とはいえ、特別感があったのは確かです。

訪れたのが夜というのもありますが、手水舎付近は厳かな雰囲気で包まれています。

出雲大社の手水舎
出雲大社の手水舎

清めた後は、いよいよ拝殿へ。

しっかりと参拝してきました。

出雲大社は、縁結びの神様である大国主大神オオクニヌシノカミを祀った神社です。

ご利益は縁結びの他に、五穀豊穣,商売繁盛,子授など。

どれとは言いませんが、本当にご利益がありました…。

参拝後、神楽殿へ!

出雲大社の神楽殿

出雲大社といえば、大注連縄しめなわもありますよね。

拝殿の注連縄は、長さ6.5m,重さ1t。

神楽殿の注連縄は、長さ13.6m,重さ5.2t。

近くで見ると・・・

神楽殿の大注連縄
神楽殿の大注連縄

迫力が全然違います。

さすが日本最大級…。

この注連縄に下からお金を投げ入れて、藁の間に挟まったら縁起が良いという噂があるそうです。

しかし、出雲大社のHPにて、神様に対して失礼な行為であると明記されています。

絶対にやめましょう。

神楽殿を後にし、境内を散策

すると、こんな看板が。

ホタルの看板

付近の川だけでなく、境内にもホタルが生息しているとは。

かなり綺麗な環境が保たれているんですね。

前日に足を運んだ豊田ホタルの里ミュージアムといい、何かとホタルに縁がある旅になっている気がします。

出雲大社を離れ、本日の宿へ!

道の駅 湯の川

道の駅 湯の川

今回、車中泊の場所に選ばれたのは、道の駅湯の川です。

道の駅の中に、なんと足湯が整備されています。

到着時間的に利用できないな、と思いきや翌日使うことに。

とりあえず、この日はこれにて終了です。

29日・30日

宍道湖のコハクチョウ
宍道湖のコハクチョウ

29日は、宍道湖と中海。

30日は、天橋立をチラ見。

2日分をまとめて後日、公開します。

Coming Soon

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